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セクエンツィア・エディション(10CD)

2014年10月3日 (金)

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セクエンツィア・エディション(10CD)

ドイツ・ハルモニア・ムンディのお買得ボックス・シリーズ「ドイツ・ハルモニア・ムンディ・エディション」に、中世音楽アンサンブルのセクエンツィアが登場。
 セクエンツィアはアメリカ人の古楽アーティストで音楽学者のベンジャミン・バグビーとバーバラ・ソーントンを中心に、1977年、スイスのバーゼルで結成、ほどなく拠点をドイツのケルンに移し、長年、同地を本拠地として活躍していましたが、バーバラ・ソーントンが数年間の闘病の末、1998年に脳腫瘍で亡くなってしばらくすると、パリに本拠を移しています。
 今回のボックスでは、ケルン時代、初期メンバーのセクエンツィアによるアルバムを集めたもので、中世音楽のシンプルな譜面を熱心に研究し、生命力あふれる音楽をつくりあげた彼らの情熱が伝わる当時の話題作が揃っています。今聴いても実に心地よく新鮮です。
 参考までに当時のジャケット画像を表示しておきます。(HMV)

【収録情報】

Disc1 『ダンテとトロバドール〜ダンテが敬愛した12−13世紀の抒情歌人の歌』

中世フランスの吟遊詩人トロバドール。「神曲」の作者ダンテが敬愛した遍歴の騎士たちの歌。中世の街や村が眼前に蘇ったような生き生きとした演奏と歌唱が楽しめ、原譜からの緻密な考証を感じさせない生命感をセクエンツィアが丹念に歌いあげています。

● アイメリク・デ・ペギヤン:愛にいささかの慰みを見出す
● アルナウト・ダニエル:心に忍び入る堅き望みは
● ベルトラン・デ・ボルン:ラサ、偽りと無縁の人は
● ペイレ・ダルヴェルニュ:日の短く夜の長くなるころ
● ギラウト・デ・ボルネイユ:抑えられぬ、歯の痛みに
● アルナウト・ダニエル:さらさらと軽い歌を詠もう
● フォルケト・デ・マルセイヤ:愛の苦しみはわが喜び
● フォルケルト・デ・マルセイヤのメロディに基づく器楽曲

Disc2 『中世のイギリスの歌』

12〜14世紀初頭にかけての、英語による歌曲を集めたアルバム。学問的厳密さと、生きた音楽の喜びとが一体となった見事な演奏です。

● 聖なる乙女マリアよ/キリストと聖なるマリアが/神より愛されし聖ニコラは
● 十字架に掛けられたまいし優しき小羊は
● 祝福あれ、天の女王よ
● かつてわれは悲しみを知らざりしが
● 舞曲
● イエス・キリストの優しきみ母は
● この世の幸福はわずかしか縁がない
● 器楽曲
● 鳥たちは森に
● 人は長生きしたいと思うだろうか
● 茂みの中の鳥
● 祝福あれ、天の女王よ
● かつてわれは悲しみを知らざりしが

Disc3 『フィリップ・シャンスリエ作品集』

教会音楽の上に脈々と連なる西洋音楽の流れの中、12世紀に重要な転換点を成したノートル・ダム楽派のキー・パーソンの一人、フィリップ・シャンスリエの作品集です。

シャンスリエ:
● 粘土とれんがより解き放たれ
● 太陽は星より生まれ
● 鋭き先端にて刺し通す釘が
● まことの光を享受せんとするならば
● ギデオンの麦打ち場は
● 乙女たちのレ
● 言いたまえ、キリストの真実よ
● 真実、公正、寛大さは
● 粘土とれれんがより解き放たれ

Disc4-5 『恋愛歌人、トルヴェールの伝統』

12〜13世紀にかけて北フランスでトルヴェールと呼ばれる貴族達によって数多くの宮廷風恋愛歌が生み出されたといわれています。記譜法も定まらぬ当時の音楽を生き生きと創造的に再現した貴重な録音です。

● ベチューヌ:あまりにも愛したために
● 作者不詳:エスタンピー
● 窓辺に座る美しいドエット〜糸紡ぎ歌
● わたしを眺めるのなら/一目見てごらん/ほら、まだ子供だ
● 定旋律「あたかもそのように」にもとづくクラウズラとモテトゥス:好意をもってわたしは来る〜クラウズラ第1番〜身を掻きむしる羊は〜クラウズラ第2番〜同第3番〜ホケトゥス〜クラウズラ第4番〜巻雲が雨を孕むがごとく〜女性を試そうとするものは/導かれゆく羊のごとく/巻雲が雨を孕むがごとく
● エスタンピー
● 美しいヨランは自分の部屋で〜糸紡ぎ歌
● 定旋律「栄えのみ子」にもとづくクラウズラとモテトゥス:海辺の三人姉妹〜クラウズラ第1番〜美しいアリス/ああ、あそこに彼女が〜クラウズラ第2番〜同第3番〜花よりも美しく/再び葉と花が/ある日楽しく回り道を
● ブリュレ:故郷への想い
● 作者不詳:器楽曲
● ド・ネル:誰も歌ったことはない
● 作者不詳:コパンとブルジョワ/今後一切歌などは/美しいイザベロ
● ラ・アル:やさしい恋人が
● 恋する人よ、わたしは裏切られた
● 器楽曲
● 良い取引と思ったのは
● 器楽曲
● 恋することの苦痛
● 神よ、どうすれば
● 生きているかぎり
● 器楽曲
● 愛を賛美する者もいる/恋人を神に託して/汝が上に
● 恋人を神に託して
● ああ! 愛の苦痛がわたしを殺す
● 器楽曲
● この家に神が
● わが恋人からの贈り物/神よ、どうすれば/すべてのもの
● 器楽曲
● ばらの花咲く五月/ある日の朝/さあ起きろ、ロバン
● 心から愛に仕え
● 牧場のバヤール
● レスキュレル:背信の行為を重ね
● あなたの甘いまなざし〜愛らしい女〜器楽曲〜何と根も葉もない悪口
● 愛はいとも大切なもの
● 大いなる愛の喜び
● クルーチェ:恋という甘い仕事から/愚かに愛し/ただひたすら
● 作者不詳:エスタンピー
● レスキュレル:恋人よ、それでよいのか
● 美しい人よ、忠実な恋人は
● やさしく甘いあなたに
● 遠く離れている悩み
● クルーチェ:習慣で歌を作る者もいるが/長らく歌うのを止めていたが/告げながら
● レスキュレル:器楽曲〜神よ、いつ逢えるでしょう〜器楽曲〜わたしの本当の喜び〜やさしい恋人よ、お願いだ〜器楽曲〜わたしはしばしば泣かされた〜器楽曲

Disc6 『ハインリヒ・フォン・マイセン〜Frauenlob's Leich』

1250〜60年頃に生まれたハインリヒ・フォン・マイセン(フラウエンロープ)はミンネジンガーの一人で、プラハの宮廷でも活躍し、ある程度の地位を得ていたといわれています。マイスタージンガーのさきがけもあり、ウィーン国立図書館などに残されている楽譜や書物から生き返らせた録音です。

● Ei, ich sach in dem trone
● Nu merket, wie sie truge
● Interludium
● Ein bernde meit underen riche vrouwe
● Nu lougen nicht durch icht der schicht
● Sit irz, die meit, die durch die wustenunge zoget?
● Den siben kirchen schreib Johan
● Ob ich die warheit lerne
● Ei, welch ein lebendez minne wort
● Ich bin ez die groze von der kur
● Ich bin erkennig, nennig, kure
● Der smid vonoberlande
● Ich binz ein zuckersuzer brunne des lebens
● Sterke unde zierde hat mich ummehelset
● Ein snider sneit mir min gewant
● Interludium
● Ich binz der sterne von Jakob
● Ich binz der ersten sache kint
● Ei, waz sich mischet und unmischet
● Wie die done lone schone schenken uz derarmonien
● Nun lat iuch lusten also hubsches meres
● Gein berge klimmen nach ir nar die geize

Disc7 『ヴィトリ:モテットとシャンソン〜アルス・ノヴァの時代』

アルス・ノヴァの名の生みの親ヴィトリの作品を中心に、14世紀初頭の新しい様式の音楽を収録。

● おお灰色の群衆よ/王は詩句の/王の中の王
● 慰める力があるのは私だけ
● 首をつなげ/よいものを創造する/わたしに自由を、主よ
● いとも堅固な信頼/とどまれ三位一体よ/アレルヤ、祝福あれ
● ネブカドネザールの像/ウゴ、ウゴ、羨望の君よ/羨望の師
● いとも堅固な信頼(インタブラチュア編)
● 恥を知らずにさまよい/ほめるべき美徳/恵み深い救い主の母
● ああ、愛よ
● 雄鶏が鳴き騒ぐ/新たに魂は/ネウマ
● あの良識ある「摂理」が
● 空しい栄光に栄え/力は栄え/ネウマ
● 新しいハマンは示した/ああ偽りの幸運/ああわが魂は悲しむ
● 慈悲深いペテロ/悲しみの涙を乾かし
● 思いに満たされ
● たじろがぬ種族/盗賊の集合/正当にこれらに耐え
● 聖なる信頼のらっぱ/木の頂で幸いに包まれて/わたしは処女である
● たじろがぬ種族(インタブラチュア編)
● もし この命あるかぎり
● 忠実に愛することこそ甘い喜び/苦悩からの平癒
● 何故驚くのか、乙女たちよ/乙女のいと美しい姿/喜べ、栄光の乙女

Disc8 『オズヴァルト・フォン・ヴォルケンシュタイン作品集』

14世紀から15世紀にかけての重要人物で波瀾万丈のダイナミックな生涯を送った南チロルの騎士・詩人・作曲家であるヴォルケンシュタインに焦点を当て、単声歌曲が独特な魅力を出した作品。

● かつては愛しい人が
● 風のざわめきが
● まことの恋人
● 十歳のころに
● 太陽のまばゆい光よりも
● 器楽曲
● おぞましいこの世の中
● ベルベル地方とアラビアを通り
● 愛らしく優しい挨拶が

Disc9-10 『聖母マリアの嘆き』

● 中世の受難劇『ボルデスホルムの聖母マリアの嘆き』

中世の受難劇を復活させた貴重な録音。中世のマニュスクリプトを直接使用することにより、セクエンツィアのそれまでの研究と経験によって再現。言葉の響きが美しい演奏です。

 セクエンツィア(中世アンサンブル)

 録音時期:1982〜1993年
 録音方式:ステレオ(デジタル)
※表示のポイント倍率は、
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。

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セクエンツィア・エディション(10CD)

CD 輸入盤

セクエンツィア・エディション(10CD)

ユーザー評価 : 5点 (1件のレビュー) ★★★★★

価格(税込) : ¥4,510
会員価格(税込) : ¥3,924

発売日:2014年11月04日

  • 販売終了

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