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ヴィラ=ロボス:交響曲シリーズ開始!

2012年10月11日 (木)

ヴィラ=ロボス
交響曲第6番、第7番
カラブチェフスキー指揮
サンパウロ交響楽団


クラシック音楽とブラジル音楽を融合し、独自の味わいを持つ作品を書いた20世紀ブラジルの作曲家エイトル・ヴィラ=ロボス[1887-1959]は、交響曲も12曲書き上げており、規模の面からも20世紀の記憶されるべき交響曲作家とされています。
 しかし録音点数はまだあまり多くなく、セント・クレア指揮による交響曲全集のほかは、ベン・ドール、ペレス、ディエメッケ、デュアルテ、そして作曲者指揮による一部の作品の録音があったくらいなので、今回、ナクソスが開始する全集プロジェクトは、ヴィラ=ロボス・ファンや交響曲ファンには大いに歓迎されるところです。

【第6番と第7番】
シリーズ第1弾となる今回のアルバムには、交響曲第6番と第7番を収録。
 1944年に書かれた第6番は『ブラジルの山並みについて』という標題を持ち、初期とは明らかに異なるヴィラ=ロボス節ともいうべきブラジル音楽の要素が投影されています。エキゾチックで雄大な音楽で幕を開けるこの作品は、平明さの中にも手の込んだ音楽が盛り込まれ、入り組んだ山並みを思い起こさせるような雰囲気があります。第2楽章の美しさも印象深く、賑やかな第3楽章を経て、ダイナミックな終楽章へと続く展開は実に刺激的です。
 翌1945年に書かれた第7番は、近代的な響きに彩られた作品で、ハープや打楽器を駆使した大管弦楽の表現力が聴きものとなっています。

【カラブチェフスキー】
指揮のイサーク・カラブチェフスキーは、1934年サンパウロ生まれのブラジルの指揮者。両親はロシア革命から逃れてブラジルまで移民してきたロシア人。ブーレーズやフォルトナーといった人物にドイツで音楽と指揮の教えを受けたカラブチェフスキーは、その後、ヨーロッパとブラジルの両方で活躍するほか、日本にも客演。
 オペラから現代作品まで幅広いレパートリーを持つカラブチェフスキーは、アイヴズからモーツァルトにいたる幅広い曲目のCDをリリースしていましたが、多くが廃盤となっており、さらに名盤と称えられていた『ブラジル風バッハ』も入手できない状態にあるため、今回の交響曲のリリースは注目されるところです。(HMV)

【収録情報】
ヴィラ=ロボス:
・交響曲第6番『ブラジルの山並みについて』 (1944)
・交響曲第7番 (1945)

 サンパウロ交響楽団
 イサーク・カラブチェフスキー(指揮)

 録音時期:2011年2月21日-3月5日
 録音場所:サンパウロ、サラ・サンパウロ
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
※表示のポイント倍率は、
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。

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