HMVインタビュー:RUNNERS-Hi

2011年8月23日 (火)

interview

RUNNERS-Hi

RUNNERS-Hi、待望2ndフルアルバム『psychological description』がついに8月24日にリリースになります。KO-TA(Gt&Cho)とYou die(Dr)が加入し、今のメンバーになってから初となる今作が、間違いない名盤!今回もRUNNERS-Hiの皆様にHMV本社にお越しいただきインタビューさせていただきました。それでは、RUNNERS-Hiをお楽しみください。

---2回目のご登場ですが、初めましてのメンバーさんもいらっしゃるので、自己紹介からお願いします。

TEPPEI:ボーカルとベースのTEPPEIです。

NAOKI:ギターのNAOKIです。

KO-TA:ギターとコーラスのKO-TAです。

You die:ドラムのYou dieです。

---もうすっかり馴染んでいらっしゃいますが、KO-TAさんとYou dieさんが入ったいきさつは?

KO-TA: EIJI君が抜ける時、僕は次のバンドが決まってなかったんで、TOTALFATのKubotyに「お前、ランハイに入れよ」って言われたんです。RUNNERS-Hiは、僕が昔やっていたバンドで対バンはしてたんですけど、あまり絡んだことがなかったので、その時に改めて紹介されてスタジオに入って、話も合うし息も合ったので、2009年10月に加入しました。

TEPPEI:人間的にも最高だし、もちろんプレイヤーとしても尊敬しているんで、すぐに馴染みましたね。

KO-TA:僕、一番年下なんですけど、年の差も感じないくらいですね。

TEPPEI:最近は俺が怒られてます(笑)。俺、ご飯をすぐに大盛りで頼むんですよ。自分のキャパシティーは分かっているつもりなんですけど、体がついていかなくて、毎回残して、毎回KO-TAに食べてもらうんです。だから最近は、大盛りって言うと「TEPPEI君はどうせ食べられないでしょ!」って(笑)。

(一同笑)

---いい関係ですね(笑)。You dieさんは?

You die:自分は、前にLubber in Faithというバンドをやっていたんですけど、昨年の7月に解散しまして、その話が決った時に、元々KO-TAが知り合いだったのとLubber in Faithのレーベルも姉妹レーベルだったので、RUNNERS-Hiのドラムやらないかっていち早く誘われたんです。もうメロコアはやらないって最初は断わりました。でもスタジオ入り始めて、一緒にやってみたら、音楽的にも人間的にも本当に素晴らしかったんです。解散後に自分としてやりたい活動があり、その方針が定まるまで返事を待たせたんですが、その約2ヶ月間も嫌な顔ひとつせず。こんなに必要とされているところでドラムを叩けたら幸せだなと思っていた中、自身の活動に折り合いがついて、昨年の9月に正式加入させていただいて現在に至ります。

TEPPEI:本当にドラマーがいなくて、どうしようってなってたんですよ。そんな時にKO-TAがLubber in Faith解散するみたいだよって教えてくれて。あー、あの、ドラムがうまいところね!って。昨年一緒にライブをやったことがあったんですけど、すごい印象に残ってるのが、ライブ終わって楽屋に戻ってきて、普通なら、あー疲れたってなるところ、You dieは、いきなりスティック持って汗だくで練習しだしたんですよ。こいつすげぇなって思ったんです。最初はもう1個バンドもやっていて正式加入は待ってくれって言われたんですけど、周りの人が動いてくれて、各方面から「You dieランハイ入っちゃえよ」って固めていってくれて(笑)。

You die:関係者に会う度に「RUNNERS-Hiに入るべきだ」って必ず言われて(笑)。最初は正直入る気はなかったんですが、人間とその情熱に動かされました。今では本当に入って良かったです。

TEPPEI:素晴らしいドラマーです。

You die:印象的だったのが、自分が正式加入する前、まだサポートメンバーの状況なのに、打ち上げでTEPPEI君が、「このメンバーで一人でも欠けたら、俺はもう、解散する」って言ってくれて驚きました。

TEPPEI:そのつもりで、今、やっています。

---なんか感動しました。今の話聞いていて、すごい絆を感じました。だから、こんなに良い作品が出来ちゃったんですね。ニューアルバム「psychological description」が完成しましたが、出来上がってみての率直な感想は?

TEPPEI:どの作品もその時の自分のベストで、今回も今のベストです。10年近く、RUNNERS-Hiやってきましたけど、こうして尊敬できるアーティスト、プレイヤーが揃って、僕が作った曲に色を付け無限に広げてくれる。それが自分の理想に近いというか、理想さえ飛び越えてくれました。自分の作品の中で一番聴いてるんですよ。毎回大事な作品ですけど、今回は本当に大好きです。

NAOKI:全員の個性が出つつもバラバラじゃなくいい感じ。お互いのことを良く知っているから自分達は特によく分かるけど、個々のパートやアレンジの個性を感じたり想像しながら聴いていただけると楽しいと思います。俺もとても自分でも好きですごく聴いてます。

KO-TA:するっと聴ける作品だなと思います。曲調もいろいろバリエーションがあって、13曲入ってるんですけど聴いていると、あれ、もう終わっちゃう、みたいな。ストレスなく聴けるし、聴くたびに個々のメンバーがやっている細かいところ、ポイント、メロディ、アレンジとかを聴きだすと面白い。ワクワクする作品が出来上がりました。

You die:それぞれの音楽人生の中で今まで歩んできたいきさつや経験値、その中で感じてきたこと、全部をつぎ込めた1枚になったと感じます。個人的には正式メンバーになって1年も経ってないですけど、それをはるかに超える思い出がある1枚になりました。

RUNNERS-Hi

---新しいメンバーが入って、今までと制作面での違いはありましたか?

TEPPEI:もう全然違います。前回「Endorphin」の時は、ドラムのフレーズも結構ギリギリで考えていて当日になってどうしようとか、ギターは、ほとんどNAOKIが弾いたりとかしてたんです。それが今回は、ドラムYou dieはすごく前から綿密に緻密に組み立てて当日に望む。もちろんスムーズにいくんで、その分、歌とかギターの時間が増える。ギターだと、ギター2人がそれぞれ意見出し合ってやりあう姿を俺は初めて見て、やっぱこれがレコーディングなんだなと、メンバーに感動しました。

You die:俺も初めて曲作り合宿に参加させてもらった時に、ギター2人がこれはこうじゃない?これはああじゃない?ってやりあっていて、スタジオ以外でも、2人でギターの話してるんですよ、すごいな〜仲良いな〜って(笑)。それが自分にとって衝撃的でしたね。

KO-TA:タイプが全然違うんですよ。人間性も違うし、弾くギターのフレーズも違う。それがすごく面白い。今回のレコーディングでお互いの良いところを出し合えたかなって思います。そこが聴き所でもあるんじゃないかと思います。

---そうなると曲作りもスムーズにいったんですね?

TEPPEI:曲作りは大変だったんですけど、楽しく出来ました。曲作りが好きになったんですよ。前までは、やばい作らなきゃ、でも、俺、そんな曲作る才能ないしみたいな感じだったんです。「Endorphin」の時も、自分があんまりしっくりきていなくても、メンバーがいいって言ったら、いいみたいなところもあったんです。今回は自分の中でめちゃくちゃボツにしたんですよ、それこそ30曲くらい。それで、自分の良いと思うものを持っていくと、今までにないスピードで曲が出来ていくんですよ。これはこんな感じがいいなって言うと、ああ、こういう感じねって。You die、そこにおかず入れてって言うとさっとやって、はい、うまい!みたいな。そんな感じでやってましたね。

You die:でも自分が参加する前の合宿はこの3人で行ったみたいで、そこで録った音源聴いたらドラムが入っていて「…このドラムうまっ!」ってなって。まーTEPPEI君が叩いてたんですが(笑)それも衝撃的でしたね。尊敬します。

TEPPEI:趣味です(笑)。

---TEPPEIさんはなんでも出来ちゃいますもんね。

TEPPEI:でも評定平均2ぐらいですけどね(笑)。

---これは謙遜してますね。前はNAOKIさんも曲作ってましたよね。今回は?

NAOKI:今回は1曲だけ作ってまして、3曲目「Confession」です。基本的にメンバーが作った曲をいじるほうが好きなんですよ。聴かせてもらった骨組みを膨らませる。TEPPEIが作ってきた曲を、ここが良いからここを際立たせたいなとかしてるほうが楽しんです。

TEPPEI:うちのメンバー、そういうのが全員うまくて、良い主張の仕方をするんです。よく主張しすぎて曲がぶっ壊れるってことありますけど、そういうのがないんですよね。そして、すぐ分かってくれるんですよ。曲の波があって、言わなくても、ああ、こういう感じでしょって。

KO-TA:うん。感じる。

---KO-TAさんとYou dieさんも曲を作るより膨らますほうですか?

KO-TA:RUNNERS-Hiでは曲は作ってないですね。

You die:そーですね。俺も前は作ってたんですけど、TEPPEI君の持ってくる曲と比較してしまい、RUNNERS-Hiっぽくないかなって。

TEPPEI:なに?捨て?(笑)

You die:でも、今度は作って持っていって捨てられようかな。

(一同笑)

---今回はほとんどTEPPEIさんが曲を作ってるんですね。こんなに良い曲ばかり、よく揃いましたね。

TEPPEI:前回から2年ちょっと空いたので、いろんなバンドの曲を聴いたり、歳もとって感じることもあるし、色々変わってくるじゃないですか。ちょっと自分の知識が増えたりすると、すぐに使いたくなるんですよ。それをやっていったら、おのずと。たとえば、今までは四角しか知らなかったのが、三角とか丸を知って入れるとポンポンポンポンと出来る。新しく知ったものを出して、組み立てるのが楽しい。そうやって作った良い曲をメンバーに聴かせたら本当に良いって言ってくれて、あとはどんどん仕上げてくれる。みなさんのおかげです。

---KO-TAさんとYou dieさんは、RUNNERS-Hiに入って何が変わりました?

KO-TA:レーベルがついてCDを出すっていうことが、まず初めてでした。バンドに対して自分がしっかりやらなきゃいけないとういう、意識が根底から変わりました。まぁ、何が変わったのかは分からないですけど、何かが変わったのを感じてます。

You die:もともとドラムのおかず大好きっ子だったんですが、あまりおかず叩いて自己主張するのはどうなんだろうって思って一時控えてた時があったんです。でもRUNNERS-Hiでは、あれやって!これやって!って、バランスを崩さないように求めてくるので、難しいことにも挑戦できたり、なにより楽しくドラムを叩かせてもらえてます。ドラムが前よりもっと好きになりました。

---今回は日本語詞の曲も2曲ありますが、アルバムでは初ですよね?それは心境の変化なんでしょうか?それとも、自然な流れで?

TEPPEI:日本語の曲は昔からやりたくて、アプローチとしてシングルとかに入れていたんですけど、そろそろアルバムに入れてもいいかなと。メンバーも日本語詞好きだし、色んなものを聴いてきましたけど、日本人だし日本語の曲はもちろん大好き。このバンドは日本語だから、このバンドは英語だからって勝手にカテゴリーを作っちゃうのもナンセンスだと思ってる。それがかっこ良かったらいいじゃないですか。なんだったら、日本語詞の曲も今後もっと増やしていきたいなぁとも思ってます。もちろん、曲と歌詞がうまくかみ合えばですけどね。

---曲の解説も含めて収録曲の中から何曲か紹介していただきたいので、特に好きな曲や印象に残る曲など紹介していただけますか。

You die:自分が初めてドラムを完全に任された曲が「ESCAPE」なので思い入れがあります。曲もキャッチーですごい好きです。あと「PHOENIX」で4小節ドラムソロがあるんですけど、「ここ適当に4小節やっちゃって」と言われて、「いやいやいやいや…」と思いつつ、とりあえずやってみたのがいきなり採用になりました(笑)。あとは、ギター2人が持ってくるフレーズもすごい自分の中で面白くて、NAOKIが持ってきた、「baby’s first cry」のAメロに入る直前・サビに入る直前のキメで、最初持ってきたとき、変拍子みたいなすごいの持ってきたんですけど、型にはめるとちゃんとはまってて…この人すごいなって。

NAOKI:でも直された。その変拍子・・・(笑)

You die:そうだっけかな〜(笑)。

NAOKI:俺は全曲思い入れはもちろんあるんですけど、形が出来るまでに悩んだ時間が長かったのは、日本詩の「ノンフィクション」、あと「Vampire’s sad dance」。一歩間違えるともしかしたらダサくなっちゃう、そのラインがすごい難しくて、だんだんやってると分からなくなるんですよ。客観的に聴けなくなるんです。レコーディング前のプリプロっていうレコーディングの予行練習の段階で、やっと少し客観的に聴けるようになって、あぁ、カッコイイじゃんって思って(笑)。今となっては「ノンフィクション」は上位に入るくらい大好き。日本詩でやるってTEPPEIが言ったときに、どうなんだろうと思ったんですけど、プリプロで初めて歌詞をのせた歌を実際に聴いて、あれ、てっちゃん?かっこいいけど!ってなりました(笑)。歌詞がすごい好きです。そのメロディーにそれをはめてきたかみたいな、意外性もすごいあって大好きです。あと、自分の作った曲(「Confession」)も、すんなり出来たわけではなくて、実はサビとかも何回もボツにされてるんです。サビがガツンとこないなって言われて、「俺的にはこの曲は別にサビでガツンとこなくていいんだよね」とか負け惜しみみたいなことを言ってた(笑)。

TEPPEI:いや、ダメ!もう一回ってね。それで3回目4回目くらいに、めちゃめちゃカッコイイのを持ってきてくれて。全然今までと違ったんですよ。ポーンって突き抜けるし、いろんなイメージがパパッって出てくる。これっすよ!行きましょう!つってね。

NAOKI:もう、肩の荷がサーって落ちました(笑)。

KO-TA:今回苦労したのが、4曲目の「Vampire’s sad dance」。最初TEPPEI君が曲とベーシックなものを持ってきたときに、アレンジが全然決らなかったんですよ。何も思い浮かばなくて、どうしようと思いました。それで歌詞をもらったときに、キタ!ってなったんです。そこからイントロとかガラッと変わりました。

You die:KO-TAがイントロの譜割り変えた途端に、雰囲気変わったよね。

KO-TA:頑張って出来て、すごい今はいいなと思う曲です。個人的に頑張ったのは8曲目「赤燈」の一番最後のギターソロ。あれはアドリブで何も決めずに弾いたんです。歌は気持ちで歌うじゃないですか。それをギターでやりたくて何回も何回も弾いて、その時の感情がそのまま音に乗せられたかなと思っていて、自慢のギターソロになりました。

TEPPEI:レコーディングでちょうどそのギターソロ弾いているときに、僕、中で聴いていたんですよ。座って見てたんですけど、見てたら、もう思わず飛び上がって、「お前、マジうめーな」つって、思わず、素で出たっていう。

KO-TA:メンバーに褒めてもらえるようなギターを弾けました(笑)。

TEPPEI:俺はその時その時なので難しいですね。考えていることも場所もそれぞれであって本当に全部大事です。だから逆にNAOKIが作った「Confession」。この曲の歌詞は俺が書いてるんですけど、人が持ってきた曲って客観しながらそれを主観に変えていくみたいな感じなので今でも客観視が出来る。客観しながらそれを主観にしている自分を傍観しているような感じで歌えるから好きです。自分が作ったメロディーを10,000分かってたとするとしたら、人が持ってきた曲はどんなに分かったとしても9,999しか分からない。残りの1はそいつの大事なものだったりする。もしかしたらこの曲ってこういう捉え方があるのかもしれないな、とかそれを探っていくのも楽しい。聴いていても楽しいなって思います。まぁ、全部好きです(笑)。

RUNNERS-Hi

---では最近、おすすめの作品やバンドを紹介してください。

KO-TA:僕は、グッドモーニングアメリカです。大好きなんですよ。CDもずっと聴いていて、この前一緒にライブをやる機会があったんですけど、俺、ファンのごとく、「マジ、好きっす」って言いました(笑)。この前のツアーファイナルも遊びに行ったんですけど、本当に良いんです。

TEPPEI:グッドモーニングアメリカ、めちゃめちゃ良いよね。俺は、最近古いJ-POPを聴くんですよ。たとえば、松田聖子の「赤いスイートピー」とか。今聴いてもすごい良い曲。良い曲はずっと良い曲ですよね。そういう曲を作りたいです。

You die:おすすめっていうか、身内の話になっちゃうんですけど、うちの伯父がCDを出しまして、実家に帰ったときにそのCDがあったので聴いたら半端じゃないなと思って。

---え?

You die:松崎しげるなんです、うちの母親の兄が。なので、自分は松崎しげるの甥です。

---そうなんですか!

You die:その伯父の「Shigeru Matsuzaki 40th Anniversary All Time Best Old & New 〜im A Singer〜」がすごく良いんです。音楽始めるまでは、伯父さんだけどテレビに出ている黒い人って印象だったんですけど(笑)、音楽始めてからはめちゃくちゃ偉大な人だなと誇りに思ってます。実は伯父は俺がこうやって音楽活動してること知らないんですよ。このCDが出来たら伯父のところに届けたいと思ってます。

NAOKI:この界隈のバンドだと、俺が大好きなのはFAT PROP。ピアノ入っていてちょっとエモい。エモいのが好きなんで(笑)。あと、3月に自分達のレーベルメイト達とツアーを回ったんですけど、ONE BUCK TUNERがすごいカッコよかった。一気にファンになって曲も覚えちゃった(笑)

---長谷川さん(スタッフ)は?

長谷川:全然バンドじゃないんですけど、高橋優。すごく好きでよく聴いてます。あと会社では、うちのバンドのCDをかけながら筋トレしてます(笑)。

---(笑)筋トレに一番合うのは何でした?

長谷川:stack44が合いましたね(笑)。バランスボールとかで腕立てをやっているとき、バーベル上げるとかは、stack44の「NAVIGATION LIGHT」が良いです。うちの井上がプロのキックボクサーなんですよ。その練習に参加するっていう。

(一同笑)

---音楽以外の趣味って何ですか?

KO-TA:僕は読書と料理が好きです。小説をよく読みます。

---最近読んで面白かった小説って何ですか?

KO-TA:僕は東野圭吾が大好きです。2年ぐらい前からはまりだして、ちょいちょい読んでるんですけど、僕は推理小説よりは人間ドラマ的な作品のほうが好きですね。作品を挙げると「時生」。読んだら幸せになれます。よくTEPPEI君と貸し借りするんですよね。

TEPPEI:俺も、読書は好きですね。

---ちなみにおすすめは?

TEPPEI:かぶっちゃうんですけどね。東野圭吾は、最初KO-TAに借りたんですけど、1発目に「時生」を読んだんですよ。本の中に入っていけるくらいの集中力で読んじゃうんですよ。キリがないなって思うじゃないですか。キリある。楽しくて、もう寝ないといけないけど、でも読んじゃう、でも寝ないと・・・っていう間にすぐに読み終わっちゃうんですよ。

NAOKI:それ、キリがつけられてないってことじゃん。

TEPPEI:あ、そうか!あとは、酒です。毎日飲んでます。

---家でも飲むんですか?

TEPPEI:もう、全然飲みます。最近毎日走ってるんですよ。夜走って、汗めちゃめちゃかいて、シャワーを浴びて、そこでビール。即死のような即寝が出来ます。あーあ、酒が趣味って言いたくなかったな〜(笑)。

KO-TA:TEPPEI君、色々やってるじゃん。多趣味だよ。

TEPPEI:ね! KO-TAとよく服を一緒に買いにいったりしますね。

NAOKI:僕は小説まったく読まないんですけど、漫画が好きです。

---ワンピースとかですか?

NAOKI:ワンピースももちろん好きですけど、少女漫画も読むんですよ。「君に届け」とか。意外とキュンキュンします。

(一同笑)

NAOKI:自分もまだこんなにキュンキュン出来るんだと思いました(笑)。

TEPPEI:俺も読みたいな〜、それ。

NAOKI:冬のソナタみたいなもんだよ。純粋すぎてね。

TEPPEI:俺、冬のソナタ全部観たんですよ。ブームですごかったじゃないですか。もしかしたら面白いんじゃないかって、試しに観てみたら止まらなくなっちゃって。分かりやすいところで、あの音楽がくるんですよ、チェジウ、マジ可愛いって(笑)。

(一同笑)

---NAOKIさんの一番好きな漫画は何ですか?

NAOKI:井上雄彦がすごい好きです。最近まとめて「リアル」読んだんですけど、やっぱりキタなと。最初はあんまりはまらなくて、「バガボンド」のほうが面白いと思っていたんですけど、最近はバラバラだったストーリーがひとつになって、やっぱこの人のは面白いなって思いました。話がエモいですね。俺、エモいのが好きだから。

(一同笑)

You die:自分はサッカーとラーメンと旅行です。サッカーは昔からずっとやっていて、中学でやめて、中学終わりからドラム始めたんですが、高校でも予め早弁をして昼休みになった瞬間に外へサッカーやりに行って、放課後は下校中にもやったりしてました。今はフットサルですね。スポーツ自体が好きなんで、ドラムのスタミナ作りのために走ったり、泳いだりしてますけど、やっぱりフットサルが一番好きです。ラーメンはブログを読んでください。ラーメンのことばっかり書いててクレームもらってます(笑)。旅行も学生時代から好きですね。

---今、一番行きたいところは?

You die:いっぱいありますね。アラスカでオーロラ見たいです。あとは、スペインのマジョリカ島に行きたいです。あとは実は1回行ったことあるんですけど、エジプトにまた行きたいです。

---たくさん行きたいところがありますね!全部行くの大変ですね。

You die:そうなんですよ。だから頑張って売れないといけないんです。

一同:頑張ろう!

---頑張りましょう!大丈夫です、本当に良い作品だから。ツアーはいつからですか?

KO-TA:初日は9月7日千葉LOOKから始まりまして、11月23日SHIBUYA O-Crestまで、29本回ります。

---ツアーも楽しみにしてます。ありがとうございました!!!

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profile
RUNNERS-Hi

L→R
Gt&Cho:NAOKI
Vo&Ba:TEPPEI
Dr:You die
Gt&Cho:KO-TA

  • RUNNERS-Hi作品

    • RUNNERS-Hi/
      psychological description
    • 2011年8月24日発売

    • RUNNERS-Hiの2枚目となるフルアルバム。KO-TA(Gt&Cho)とYou die(Dr)が加入し、今のメンバーになってから初となる作品『psychological description』。これが、間違いない名盤!メロディーセンスが抜群なのは今に始まったことじゃないですが、より切なくより愛しいメロディラインとハイレベルなサウンドが際立つ名曲ぞろい。聴き所が多すぎてその全てを感じようとすると、全身を音に包まれる感覚にみまわれます。収録曲は全13曲。今までにもシングルには日本語詞の曲がありましたが、今回はアルバムでも日本語詞あり。どの曲もそれぞれの色を持っているので、一部とか、1曲だけを聴いてもその良さは伝わると思いますが、1枚通して聴いた時の最強さは半端ないです。しかも聴けば聴くほど、その良さが増す、聴き応えのある作品。メロディックパンクの枠を超えて、多くのロックファンにお勧めしたい最上級の1枚です。