【表紙＆巻頭】　矢野顕子×上原ひろみ
表紙＆巻頭はライヴ・アルバム『ラーメンな女たち -LIVE IN TOKYO-』をリリースする矢野顕子×上原ひろみ。 巻頭インタビューはニューヨークから帰国中の上原ひろみに、矢野との出会いや共演について語ってもらいました。 ピアノを愛し、ピアノに愛される彼女たちが生み出す音楽の魔法に迫るロング・インタビュー。 ステージやジャケット・アートで見せる表情とは一味違う、上原ひろみの撮りおろし写真も必見です。

【裏表紙】　サンダーキャット
アメリカ西海岸を拠点にジャンルが交差する現代ブラック・ミュージック・シーンで活躍するキーパーソン、サンダーキャットがニュー・アルバム『ドランク』を発表します。ケンドリック・ラマー、ファレル、フライング・ロータス、マイケル・マクドナルド、ケニー・ロギンス、ウィズ・カリファ、カマシ・ワシントンといった、ジャンルも世代も超えた豪華すぎるゲストが参加、ブラック・ミュージック・シーンの今を最良のかたちで封じ込めたこのアルバムを徹底解説。

　ブルックリンに生まれ、1968年に渡ったロンドンでデヴィッド・ボウイ、T・レックス（マーク・ボラン）をはじめ、多くの作品を手がけたプロデューサーが過去を振り返る。原著の発売は2007年のため最晩年のボウイの話はないが、初めて語られる貴重なエピソードが満載。ロック・ファン必携必読の一冊だ。序文を書いたのは、2006年作でトニーと組んだモリッシー。（CDジャーナル Book Review）

　突然の訃報から1年。大回顧展の日本上陸を中心とした、さまざまな盛り上がりのなか発売されたデヴィッド・ボウイの生涯を追った一冊。コンパクトに事実関係をまとめつつ、興味深い小ネタを拾い、みずからの解釈を絶妙な距離感で交えている。世の中の動きを読み、反応しながらも、ベースとなっている音楽性や音楽に対する姿勢は驚くほど変わっていないことがわかる。（CDジャーナル Book Review）

　本誌連載『アメリカ学園天国』でもおなじみの長谷川町蔵による初の小説。東京のゲットー町田を舞台に、中学時代、ヒエラルキー最上位に君臨していた美少女たちの“その後の世界”を描く。ポップ・カルチャーな固有名詞が出まくる、町田愛にあふれた著者らしい青春群像劇と思っていたら、後半の展開に驚いた（でも、あらすじにちゃんと書いてあった！）。装丁最高。（CDジャーナル Book Review）

　あまりにもつらい少女時代を読書と妄想でくぐり抜け、1980年代に歌手／俳優活動で多くの人を魅了した戸川純が自作の歌詞を解説する。その時々の世の中や人間関係、思考など、歌詞の背景にあるものをあけすけに語る、その率直な語り口こそ“大人”が顔をしかめそうな言葉も抑えることなく使った彼女の歌詞の最大の魅力でもあった。あとがきの対抗頁にある献辞に涙。（CDジャーナル Book Review）

好評の第3号“2017年版”！ スマホや携帯オーディオプレーヤーなどポータブル機器の普及とハイレゾ技術の飛躍的な向上で、いい音を、いつでも、どこでも持ち出せるようになりました。本書は、そんなポータブル・ハイレゾ時代にふさわしいコンパクトでハイクオリティなコンポを紹介するとともに、その楽しみ方を提案します。

2016年はビートルズ来日50周年という記念すべき年となり、春にはさまざまなイベントが全国各地で催されたほか、秋にはビートルズのライヴ・ドキュメンタリー映画「EIGHT DAYS A WEEK」も公開、さらにリンゴ・スターの再来日公演など、まさにビートルズ・イヤーとなりました。映画でも描かれていた初期ライヴの魅力とレコード・デビューまでの歴史を詳細に追った今号では、デビュー前年の1961年も併せて紹介。

21世紀になって16年、この間にリリースされた新作、アーカイヴ音源をまとめたブートレグ・シリーズおよびリイシューされたアルバムほか、多彩な作品を軸に、ボブ・ディランの21世紀の歩みを一年ずつ綴る。

アナログ、真空管、ヴィンテージオーディオ、自作などを中心に、時代の流れや最新オーディオのトレンドにとらわれず、自分なりの価値観とこだわりでオーディオを楽しむ人のためのガイドブック。