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Review List of so減七 

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     2012/02/04

    プログラミングの着想が気に入った。ティベルギアンのピアニズムにはイブラキモヴァとのデュオでのセンスに魅了された。あの感覚の冴えには驚倒した。ブラームスのバラードでは彼の感覚の冴えが、私の思うような重厚なブラームスにはなっていなかった。しかし逆に「こんなブラームスもありか…」と思わされたのは、やはり彼のセンスの秀逸さ。ショパンは文句なし。身のこなしの軽やかな、女々しくない男の佇まいのショパン。

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  • 7 people agree with this review
     2012/02/04

    これは素晴らしい。全曲が数少ない「詩的…」の標準原器がやっと出来た、という感じ。煽り立てて盛り上げる様に書かれている(実際にその様に弾くピアニストは多い)とも見える楽譜を読み込んで、冷静に格調高いリストを描き出している。このリストの姿こそ望ましい。ソナタでのギイの姿勢も変わらず、我を忘れるような激情に流される事なく、しかし音楽的な迫力には不足する事はない。蹴散らかされないからこそ、リストの正真の姿が浮き上がってくる。

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  • 3 people agree with this review
     2012/02/04

    往年の名手アドルフ・ブッシュの奇蹟のような室内楽の名演が、こんな形で若い人々に聴き継がれていく事に感銘を受ける。ロゼーやカペーやレナーになると流石に21世紀のスタイルにマッチするかどうか…。が、ノイエ・ザッハリッヒカイトの流れをくぐったアドルフの近代的スタイルは充分に耐え得る。「精神性」といった事がまだ信じられていた佳き時代の格調の高い名演奏を今の世代の人々にも是非。

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  • 1 people agree with this review
     2012/02/04

    この高音質でフリッツが聴けるとは…。リバールが素晴らしいし、音楽の弾み、リズムの切れの好さ、つんのめらないスピード感、そして何より健康的で溌剌としてる音楽のありよう。まさにフリッツの音楽の好さの全てが此処にある。シューベルトのメヌエットでのプリプリッとした弾みと、トリオでのギア・チェンジの巧い事。沸き立つようなリズムの最終楽章も大満足。彼の遺したこれまでの演奏では断然トップの内容。是非お聴きいただきたいものです。

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  • 1 people agree with this review
     2012/02/04

    レーガーのヒラーVariを、まさかフリッツで聴けるとは…。それだけでも有難い(譬えカットがあっても)。1951年の2月末と言えば彼の死の半年前だが、それまでの彼の演奏スタイルからすると前兆のようなものが感じられる演奏。シューマンに内面の破綻が感じられる。それとも発足間もないオケに業を煮やしたのか?彼らしい率直で溌剌とした健康さが感じられない。が、それも含めて記録としてフリッツが聴けるのはファンとして太快哉。ターラはこれを良く復刻してくれた。

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     2012/02/04

    ここのところ相次ぐフリッツの復刻は嬉しい限り。「協奏交響曲」と「リンツ」はEMIの「20世紀のグレート・コンダクター」シリーズの方が
    音がいい。故に「V字」と「アイネ・クライネ…」が聴きもの。颯爽・溌剌としていてリズムは好く弾み、しなやかなフレージングの美しさが際立つ。緩徐楽章での旋律の丁寧で伸びやかな歌い回しは誰にでも出来る事ではあるまい。音楽の弾みはカルロスに似るが、彼ほど神経質でないのが好い。
    何より音楽が実に健康的で率直なのがフリッツの特徴。ただ、全体にピッチが半音高いので★3つ。ピッチ・コントローラー付きのプレーヤーをお持ちの方と半音ぐらい気にならない方には★5つの太推薦。

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     2012/01/28

    長らくSPで聴いてきたバックハウスのエチュードがこの見事な音で復活したのは嬉しい限り。ストレートで真っ向勝負の演奏は、コルトーとは異なり即物的とも感じられていたようだが、今の耳には彼らしい詩情も感じられる。技巧もオイゲン・ダルベール(「誰・それ?」って人にはこのCDは無縁!)ひいてはリスト→ツェルニー→ベートーヴェンに繋がる正統派で、今の若手にも引けを取らない。眼から鱗が剥がれる様な見事なヴィルトゥオジティ!音だけならYouTubeで楽しめるが、インレイの若かりし頃のバックハウスの写真や当時の演奏会のプログラムから探る彼の当時のレパートリーは楽しい。何しろ「幻想即興曲」なんてSP盤が今でも手元に…。彼が独墺系音楽の重鎮として尊敬を一身に浴びるようになったのは後年の事。若い頃はケッコウいろいろ弾いていましたネ。で、このエチュード集、彼の新たな側面を知るべく、若い方々にも是非聴いて貰いたいものです。

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     2012/01/28

    随分評価が高いようだ。才気に溢れた確かなアレンジメントは楽しめる。が、このテのものを何度も繰り返して聴く人って、勉強中の作曲課の人とかだろうか?一度聴けばもうそれで充分と感じた。

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  • 2 people agree with this review
     2012/01/28

    ドビュッシ−が編曲したシューマンの作品56でペダルフリューゲルの存在を知りこの楽器の独特の響きはYouTubeで楽しんでいた。そのシューマンのこの楽器用の全(?)楽曲はやがてArs’から発売された。そしてO・ラトリーによるその他の作曲家の楽曲がこれ。ディーラー・レビューにもあったがこの楽器には2種類あるようで、Ars’盤とは違ったタイプの楽器。
    シューマンの作品58は被っているがその他は貴重&稀少。オルガンで弾かれるリストの「B・A・C・H…」の重厚さとは異なり、その機動性には目から鱗が剥がれる大発見!勿論アルカンもブラームスも…。
    そして何よりボエリが聴けるのが嬉しい。ピアノという楽器の、メーカーによって違う響きなどに興味のある方には絶対オススメ。

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  • 1 people agree with this review
     2012/01/26

    何とも懐かしい音源。「フーガの技法」に開眼した盤。
    貪る様に解説書を読んで判ろうとした「ン」十年前彷彿。
    まだLP時代だった。私所有のものは6CD(?)の中の
    一枚。これが原点。此処から「フーガの技法」遍歴が開始。
    「ン」十枚のCDが手元に(トホホ…)。

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     2012/01/26

    オルガンでの「フーガの技法」はこの盤がお気に入り。
    壮大でないのが何より。ヴァルヒャは「偉」過ぎる。
    タヘツィなども素朴なポジティフ・オルガンのような
    ストップで演奏して、好み。

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     2012/01/26

    クラヴィコードで「フーガの技法」…、悪くないじゃないですか。
    私は大井氏のチャレンジは判ります。ただこの録音に臨んだ「力み」は
    感じられて「フーガの技法」を音楽として聴くには、それが邪魔。
    レオンハルトにもそれを感じる。楽譜を見て音が聞こえるような
    才能が無いゆえ、波動に変換される音盤を聴くしかないのだが、
    人(演奏家)の配慮や思い、説明や「どうだ!」などは御免蒙りたい。
    ニコライエワの、この音楽に対するひたすらな愛情・献身は私の
    胸を打つ。が、「フーガの技法」が「フーガの技法」そのままで
    響いているとは思えないのが…。
    クラヴィコードの音を確認するには好個のアイテムです。

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     2012/01/26

    アントン・バタゴフの盤に触れたレビューだったので…。
    バダゴフ盤にレビューを書いたが盤そのものの存在が消滅(泣)。
    「フーガの技法」の究極的な在り様がバタゴフだと思っている。
    「人知」などという胡散臭い配慮が無く絶対音楽を示し得ている。
    40年以上に亘って蒐集してきた「フーガの技法」。ニコライエワが
    バタゴフまでの愛聴版だったが、電子ピアノのロング・トーンに
    着目して音符(楽譜)のままに(「紡ぐ」という意思すら感じ
    させないほど)淡々と弾き進める無色の「フーガの技法」は
    かなり年季の入った愛好家に馴染むだろう。
    リフシッツは聴き手に優しい。その優しさが私には…。
    エマールは、ブレンデルのシューベルトのように講釈を拝聴する如き
    印象。「お説ご尤も」と感心はするが感動は…。
    まだアリス・アデールの柔軟性の方が心地よい。
    おっとっと、グリゴリー・ソコロフの心籠った演奏を
    忘れるところだった。それにイゾルデ・アールグリムの
    ペダル・チェンバロ盤なんてのも…。

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     2011/11/06

    なんてったって「殺られる」の殺し屋が強烈だったフィリップ・クレイ。彼がシャンソン歌手だと知ったのはサントラ盤のLPで…。あれからほぼ半世紀経って、ネット社会になったお蔭で彼の種々(くさぐさ)を知り得る事になるなんて…。
    映画「ツバル」やら「フレンチ・カンカン」などで彼の姿を確認出来る進化の恩恵を満喫。そして彼の歌唱、若しかしたらモンタンなどよりシャンソン的なのではと感じるほど洗練されている。モンタンが一般に愛される媚(色気)は皆無。ダミアやフレーレが好きな人にはオススメ!

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     2011/11/05

    何しろ苦労してバラでコレクトした60年代が恨めしい。こんなに手軽に纏められては(しかも安価に!)小生のかつての苦労は何だった?否、その苦労の過程こそがコレクターの逸楽。73年の大阪、74年の東京(数公演)と衰えたとは言えナマのカラスに接した小生には、それは一生の財産。
    50年代のメキシコでのLiveなんて驚倒もの。デブ時代のカラスの凄まじい歌唱が記録されている。

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