Shostakovich, Dmitri (1906-1975)

SHM-CD Sym, 4, 11, : Nelsons / Bso

Sym, 4, 11, : Nelsons / Bso

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  • ★★★★☆ 

    フォアグラ  |  愛知県  |  不明  |  20/September/2018

    4番はこれまで出た同曲でオーケストラの上手さ、録音の良さが際立っている。ファゴット、トロンボーンのソロも実に上手い。ボストンは現在の米国オケでもトップではないだろうか。ネルソンスは、この上質のオケを駆使し、アヴァンギャルドな4番の面白さを明らかにする。これほどコラージュ的な手法が息つく暇なく展開される演奏は初めてかもしれない。一方で、この曲がもつどす黒い側面はあまり表出されず、聴き手を震撼させるには至らない。11番はハイティンク/コンセルトヘボウの超名演があり、それにどこまで肉薄できるか期待したが、やや力及ばずの印象。例えば第2楽章を早めのテンポで緊迫感の演出を図るが、じっくり描き出したハイティンクの完勝になっているし、虐殺シーンでグランカッサが強烈に鳴り響きすぎ、狂暴なティンパニがスポイルされたのも恐怖感を高めるのにマイナスだった。ただ、終楽章は見事で、まさに「警鐘」にふさわしい。ネルソンスの才気と未熟の両面を感じる2曲。

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  • ★★★★☆ 

    sbob  |  神奈川県  |  不明  |  20/July/2018

    簡単に ライブなのに、臨場感があまり感じない。むしろ音がいいということだけ追求した感じ。バーミンガム時代のように最後くらい聴衆がいたような感じにしてほしかった。(グラミーとった5番のようにうおーっていう声がほしかった)なので-1 何度か聞くうちに、指揮者の要求がなんとなくわかった気がする。小太鼓がやたら協調しすぎというくらい音が立っている。いわゆるどんがらガッチャン系でしめる5番、7番は特にそういう感じだ。 あとは・・終楽章の鐘の印象。クライツベルク氏(晩年の録音)はすべての音を大きく包み込んで終わる感じで、スマートな演奏。カエターニ氏(全集)は、この11番を演奏した時がかなり調子がよかったらしく、鐘も太い音で全体的にのびやかに音が伸びとてもしっくり来た。そして、今回のネルソンス氏の場合、いたって普通。危ない運転はしないぜ俺は的な演奏。さすがと一言。それだけ。賛否両論あるのかなと思う。(これでこの値段はさすがにねーと思う方もいらっしゃるかな) この先いろいろ聞き比べて、可能であるならば生の音と聞きに行こうかなと思う。次回はボストン交響楽団で6、7番がリリースされるらしいので、期待が膨らむばかり。早くリリースされることを願う。 以上

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  • ★★★★☆ 

    カニさん  |  兵庫県  |  不明  |  10/May/2018

    演奏楽団と指揮者も馴染みの無いものだが、ショスタコーヴィチの交響曲第4番と交響曲第11番「1905年」のカップリングが注目される。交響曲第4番は、初演できず、「ユダヤ民謡」の変奏曲や前衛的な構造など、非常時に注目すべき注目曲。交響曲第11番「1905年」は、逆に、通常、交響曲第12番「1917年」と対になる交響詩的「革命」描写的で、多重する意味でも「革命」を警告する曲です。表面上は、「労働者の歌」の変奏曲なのに、逆の立場でもいい。つまり、意味深長で難しい曲。なのに、聞く分には、交響曲第5番「革命」と同じ聞きやすい曲でもある。どんな演奏か非常に楽しみです。

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