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Berlioz (1803-1869)

CD Symphonie Fantastique: Munch / Paris.O

Symphonie Fantastique: Munch / Paris.O

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  • ★★★☆☆ 

    テディおじさん  |  埼玉県  |  不明  |  23/June/2023

    演奏そのものは、この曲のリファレンスとも言える素晴らしいものですが、本重量盤LPの音質はとても酷いものです。理由は再生音質の忠実度の非常に高い重量盤LPで、元の素晴らしい音質のアナログマスターを、(アナログLPを作るのに有害でしかない)デジタル媒体作製用の24ビット/96kHzリマスターで空気感が損なわれ、かつデジタル歪み満載の情報に劣化させたマスターを使用して、それらのデジタル化で生じる空気感の欠落、デジタル歪みによる音の粗さ(アナログマスターでは感じない耳に不快と感じる成分の混入)が重量盤LPで見事に(残念にもと言うべきか)再生されており(良いアナログ再生機器を使えば使うほどデジタルマスターの音の悪さが如実に判り、耳の良い人には酷い再生音と感じられる)、このような意味の無い重量盤LPを製作、販売するWarner Classicsの、ただ重量LP化すれば高値で、ある程度売れて商売になるという 認識での重量盤LP作製には音楽媒体製作のプロとしての恥が無いのかと思う。調べて見るとWaner Classicsの新しい全ての重量盤LP作製でデジタルリマスターを使用するという愚の骨頂がされているようで、アナログ重量盤LPを手間をかけてオリジナルアナログマスターを使用して元の空気感、空間情報満載でデジタル歪みを一切含まないラッカー盤、スタンパーにより、アナログマスターを彷彿させるような音の良い、気持ちの良い(デジタル歪みで神経を逆撫でされない)本来あるべき重量盤LPを(実際にグラモフォン等見識のある他社は、そうししている)作るのが、せっかくの素晴らしい演奏、音質のアナログマスターを所有する会社の責務だと考えます。(デジタルリマスター使用なら半値で買えるCDで十分です)

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  • ★★★☆☆ 

    FABIO  |  東京都  |  不明  |  31/December/2013

    風呂敷さんの指摘の通りです。3楽章第68小節のClの8分休符の後で空白があります。これはARTシリーズの国内盤、SACDともに同じ状況です。LPの頃は確かにここでA面とB面の切り替えでした。ここはやはりきちんと編集をして欲しいかったですね。EMIさん中途半端な仕事をしないでと言いたいです。ボストン響との盤はちゃんとしてます。 演奏はパリ管の発足時の興奮が伝わってくるような熱い演奏ですが、録音は余りいいとは言えません。SACD化で多少聴きやすくはなっていますが、元のレベルを補うにも限界があるといったところでしょうか。

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  • ★★★☆☆ 

    風呂敷  |  宮城県  |  不明  |  21/May/2012

    新リマスター、SACD化により、音は著しく良くなりました。しかし、大きな問題がございます。第3楽章に数秒間のブランクがあります。昔はLPをここで裏返していました。若い方はご存じないかもしれませんが、幻想交響曲の第3楽章は2面に分けて収録されることがよくありました。CDが登場した時、ディスクを裏返したりせずに第九や幻想の第3楽章を通して聞けるということは大きな改善でした。今回のSACD化でこのブランクを設けたのはなぜでしょうか?ミュンシュがこのような間の取り方をしたとは到底思われません。国内版の既存のCDにもこんなブランクはありませんでした。LPのA面、B面用それぞれのマスターテープをリマスターして、ただつなげてカッティングしたのでは?リマスターをおこなった4人のエンジニアは、音は磨いたが音楽には無頓着だったのではないか?そう思われても仕方のない、非音楽的なブランクです。

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  • ★★★☆☆ 

    遊悠音詩人  |  埼玉県  |  不明  |  27/April/2011

    言わずと知れたエバーグリーンな名盤。但し、復刻の違いによって受ける印象が全く変わってきてしまう。通常盤は、ARTリマスターにしても24bitリマスターにしても、「熱演」という側面をクローズアップさせたかのような音作りをしている。重低音を強調させ、耳をつんざく金管に象徴されるように、いささかうるさい程の音になっている。また、全体的にがさついた質感であり、評価の分かれ目になっている。ゆえに「熱演だが、精妙さに欠け、デリカシーがない」などと不当な評価に甘んじることもあるし、「サウンド・クオリティとしてはボストン響の方が上」などと言われることすらある。ところが、今般オリジナル・マスターテープまで遡って丁寧に復刻されたESOTERIC盤を聴いて、驚いた。今まで、一部のパートを強調した挙げ句埋もれてしまった微細な音の一つ一つが、理想的なバランスに修復され甦っているのだ!第一楽章のドラマティックなうねりや強打なども、音がよく分離しているせいもあって、音の波に飲まれそうになるし、繊細な部分での細やかな楽器の動きもよく分かるので、意外にも手の込んだ音作りを垣間見ることが出来る。何より、従来盤ではやや金属的だった弦楽器が、ふっくら艶めいた音色に生まれ変わっていて嬉しい。第二楽章のハープの弾けるような質感やベースのリズム感など、音楽そのものが躍動している。第三楽章の木管のやりとりにおける独特の“間”にも空気感を感じるし、囁くような弦楽器もただならぬ気配を感じさせる音になっている。第四楽章など、従来盤では金管がきつく耳障りだったが、正しい復刻によって、その裏で忙しなく動き回る弦楽器の音や、ティンパニの一打一打に至るまで手に取るように分かる、驚異的に抜けの良いサウンドになった。第五楽章など、魑魅魍魎うごめくさまが、恐ろしい程の質感を伴って再現される。チューブラベルの音の奥行きや余韻も絶妙だし、後半現れるコルレーリョ奏法など、弓捌きまで目に映る程の音の良さだ。こうして聴いていると、今まで言われていた「精妙さに欠ける」云々の批判が、ミュンシュの指揮に起因するものでも、ましてやオケに起因するものでもなく、つまるところ、復刻方法に因るものであったのだと思えてくる。ゆえに、今後もESOTERIC盤に代表されるような良質な復刻盤が出て、過去の名演が洗い直されることを切に望みたい。

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  • ★★★☆☆ 

    くるとん  |  岩手県  |  不明  |  11/May/2010

    そんなに名演やろか〜?断頭台の行進でテンポを上げてゆくセンスはちょっと首をかしげるわぁ。ザク、ザク、とインテンポで刻んでこそ、死の現実味がそくそくと迫ってくるんやないやろうか…クレンペラー盤で育ったからなぁ。クレンペラーいいで。

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  • ★★★☆☆ 

    karajan fan  |  北海道  |  不明  |  05/February/2010

    テンションの高さで一気に煽っている様は、それはそれでエスプリが効いているのかもしれませんね。 パリ管の出来立てホヤホヤ演奏。音楽院のスライドと言ってもやはり「熟れていない」感は否めない。何だかあまりにも「フランスのオーケストラによる、フランス人の指揮者による、フランスの音楽」的な「評判」な演奏なだけにそれに見合った評価かどうかは?? 悪い演奏ではないし、聴いていて違和感があるわけではない演奏。ミュンシュも肝煎りで頑張っていることは伝わってきます。 結論:オケがあまり上手ではない。ミュンシュも力んでいて流麗さが余無い。

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  • ★★★☆☆ 

    森林浴  |  京都府  |  不明  |  25/November/2009

    LP盤から聴いているが、名人揃いの楽団が、親分に炊きつけられて燃焼させられている印象は今も変わらず。学生時代は、この演奏に乗りに乗ったものだが、今ではマルケヴィッチ=ラムルー管の骨太の構成美に軍配を揚げる。

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  • ★★★☆☆ 

    ほんず内閣総理大臣  |  北海道  |  不明  |  23/June/2008

    このディスクは、ミュンシュがパリ管を振った幻想だ、というこの三位一体に価値があります。そのうちのどれか一つにでも思い入れが小さいと、評価は大きく下がってしまいます。久し振りに聞き直してみて、「幻想のファーストチョイス」とは言えないなと感じました。精緻さ、逆に奔放さでも、さらに上の演奏が今はありますね。時代のモニュメントというだけにはとどまりませんが、名盤の最右翼ではないように思いますね。

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  • ★★★☆☆ 

    古今東西  |  横浜  |  不明  |  07/April/2008

    パリ音楽院管弦楽団がパリ管弦楽団となり国威高揚を目的とした最初の演奏会でお国の顔ともいうべき指揮者がお国ものを熱演する。これは後世から名盤、定盤と評価されることが決められていた作品です。そして多くの日欧の評論家は賛辞を送り数々の賞を与えました。私はこの作品のお陰で自身の耳と感性が一番信用できることを知りました。この音盤の演奏は指揮者と楽団に温度差がありお世辞にも最高とはいえません。しかし私にとって職業評論家の見方、推薦盤紹介文の読み方を学ぶことができた記念盤となりました。他の演奏と聴き比べるにはOKです。

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  • ★★★☆☆ 

    京都のフランス人  |  日本  |  不明  |  08/January/2008

    私も前のお二人に同感w 初めにクリュイタンス盤、その後にこれを聴いたのですが、ギクシャクした部分が散見され、初めの盤に戻った記憶があります。思うに高邁な理想を前に指揮者も楽員も気合が空回りしたところがあるのでは? 今では、さまざまなアプローチの名演奏があるので、その中の「歴史的名盤」と言うことでいかが?^^;

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  • ★★★☆☆ 

    伊東洋輔  |  神奈川  |  不明  |  08/January/2008

    ジンジャーエール氏・ゆーさん氏の意見に私も見解を同じくする。かつてM・ヴェーバーは学問について「進歩する事が運命付けられている」と喝破したが、私は「芸術」にも同様な事が当て嵌まるのでは、と考えている。今から40年も前の録音を「歴史的名盤」と神棚に祭り上げて崇拝し、返す刀で「それにひきかえ現在の指揮者の演奏は・・」とやるのは、少なくとも私の目には酷く非建設的・後ろ向きな姿勢だと思う。

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  • ★★★☆☆ 

    ゆーさん  |  埼玉某所  |  不明  |  30/December/2007

    ジンジャーエールさんに全く同感だ。パリ管のアンサンブル力は決して高くはないし、むしろ煩雑な程だ。ミュンシュの完全燃焼タイプの指揮は確かに凄いのかも知れないが、オケがついていっていない。ミュンシュは即興の名手であり、大の練習嫌いとしても知られている。仮に綿密なプローベをしたとしても、本番中悪魔のような笑みを浮かべつつ練習とは全く違う指示を出すことも多かったとか。それでオケのアンサンブルに破綻が生じようが、お構いなしだったようだ。こうしたミュンシュの芸風に、オケが対応しきれなかったのではないか。音質も、リマスタリングの所為か威圧的で金属的だ。内外で歴史的名盤と称賛する声を聞くが、もっと良い盤があると思う。もう一度まっさらな気持ちで古今の《幻想交響曲》の録音と対峙し、21世紀に相応しい名盤を推薦するべきである。

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  • ★★★☆☆ 

    ジンジャーエール  |  川崎市  |  不明  |  23/July/2007

    私もクラシック駆け出しの中高生のころ、この盤に出逢い、以来「最高の演奏」としてレコード棚の最上部にしまっていました。CD時代に入ってもこの盤が最上と信じつつ、他の演奏を聴き継いでいました。そしてこのたび、本当に久しぶりに聴いてみたのです。すると「白熱」だと記憶していたこの演奏が…粗くて雑にしか聴こえない自分にガクゼンとしました。この演奏は「モニュメント」としての価値で「神話」となり、まつりあげられてしまったのではないか。ミュンシュ自身も、これが彼の「幻想」の総決算だと思っていたのでしょうか。気がかりです。

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