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CD Wilhelm Furtwangler / Berlin Philharmonic Live in Paris 1954 (2CD)

Wilhelm Furtwangler / Berlin Philharmonic Live in Paris 1954 (2CD)

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Showing 1 - 7 of 7 items

  • ★★★★☆ 

    ドンナー  |  神奈川県  |  不明  |  02/July/2017

    ターラから発売されていたフルトヴェングラー晩年のパリ公演ライブ録音が、アルトゥスから再発売された。LP盤を聴いての感想になるが、細部が明瞭であるものの、音の硬さ、残響の少なさは旧CDと同じ。これはホールのせいもあるのだろう。LPのおかげで幾分それも和らいでいるようにも思うが、基本的に受ける印象は変わらない。1954年の「運命」を聴くならば、ベルリンのライヴの方が充実しているように思う(こちらもアルトゥスからLPが発売された)。解説はターラ・レーベルの創設者ルネ・トレミヌによるもので、初出CDにあったものと同じ。執筆の1998年当時、「エラボレーション」という海賊盤CDが日本の大手CDショップで普通に売られていたが、これに対する批判など、今となっては懐かしい。

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  • ★★★★★ 

    くまたろ  |  東京都  |  不明  |  01/February/2017

    すばらしいとしかいいようがない。 数か月後に他界する人の演奏とは思えない。気迫に満ちた推進力とそこはかとない抒情性、オーケストラと一体化して、いまここで音楽が初めて生れている、大げさにいえば、奇跡の瞬の記録だ。 オイリアン手の哀愁、《未完成》の底知れぬ奥深さ、《運命》の完成度など、おそろしいまでの演奏だ。 いまだに熱狂的なフルトヴェングラーのファンが多数存在する理由がよくわかる。

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  • ★★★★★ 

    AT  |  弘前  |  不明  |  24/September/2006

    54年5月のパリ・ルガ−ノ・トリノ・ベルリンでの演奏はどれも感動的な演奏だ。それ以前の彼の演奏とは何かが違う。思うに彼は不幸な時代を生き抜いてきた人生の終わりが近いこと、同時に自分の時代の終焉を予感しながら演奏旅行に臨んでいたのではなかろうか。切迫した悲壮感とともに一方で虚無感をも感じさせ、聴いていると胸がいっぱいになる。彼の死後も立派な指揮者は多くいるが、やはり彼は特別な芸術家だ。

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  • ★★★★☆ 

    Pianist  |  Tokyo  |  不明  |  17/August/2006

    見事な演奏が揃っているが「運命」はこの後ベルリンに戻ってからの演奏の方が素晴らしい。この時期のフルトヴェングラーには極度の疲れを感じさせる痛々しいものもあり、このパリ公演もその一つ。未完成では死の淵を覗いた様な深遠さが覗われるとはいえ「通常の鑑賞」には48年盤・52年のBPOライブ盤でフルトヴェングラーの刻印の明らかな、より徹底した演奏を聴く事が出来る。ここで聴ける演奏には骨董的な魅力があり、珍重する人にはかけがえのないものであろうが、その感動が誰にでも支持されるとは限らない。何もこの演奏に限った事ではないが。

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  • ★★★★★ 

    桐の箱  |  八幡市  |  不明  |  02/May/2006

    この録音にたどり着く人は、いろいろな演奏に満足できず、あらゆるものに手を出して、それでも己にとっての最高を求める人が聴くような録音で、「通常の鑑賞」とかを求める人は別を聴けば良いし、この厳しいシューベルトを聴く必要もないだろう。しかし、この録音を聴く人が何を求めているのか、どういった人が欲しているのか、ニーズが理解できないとは、嘆かわしい限りだ。「狂信的」と呼ばれることを私は気にしない。生温い音楽しか求めない人達からすると、私なんかは確かに普通とはズレているように見えるだろう。

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  • ★★★★★ 

    ひのき饅頭  |  愛媛県  |  不明  |  03/December/2005

    「今日フルトヴェングラーと比較できる対象すらいない」という言節を見かけると、比較的有名な録音だけを聴いている場合「大袈裟だな」とか「思い込みが激しいのでは?」とか捉える人も多いと思う。しかし、このシューベルトを聴けば「全くその通りで、比較の対象すら無い」と納得し、ひたすら打ちのめされるだろう。驚異的に高い集中力と弱音の響きが生み出す圧倒的な音の伽藍の途方も無い深さが、骨を振動させ、身体と意識を揺さぶる。晩年の音の良い、いくつかのLIVEのみが、この途轍もないものの本来の片鱗を伝えてくれる。

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  • ★★★★★ 

    ポザウネ  |  宮城  |  不明  |  13/August/2005

    鮮明な音でフルトヴェングラーを聴いてみたいと、ずっと思っていました。この録音はフランスでのライブで、かなり生々しい音でとらえられています。弦を弓でこする音、管楽器の息継ぎの音、指揮者の呼吸まで聴こえる、仰天の音源です。音色もかなり入っているのじゃないかと。特に未完成は凄いの一言。

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