Wilhelm Furtwangler / Berlin Philharmonic Live in Paris 1954 (2CD)
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ドンナー | 神奈川県 | 不明 | 02/July/2017
ターラから発売されていたフルトヴェングラー晩年のパリ公演ライブ録音が、アルトゥスから再発売された。LP盤を聴いての感想になるが、細部が明瞭であるものの、音の硬さ、残響の少なさは旧CDと同じ。これはホールのせいもあるのだろう。LPのおかげで幾分それも和らいでいるようにも思うが、基本的に受ける印象は変わらない。1954年の「運命」を聴くならば、ベルリンのライヴの方が充実しているように思う(こちらもアルトゥスからLPが発売された)。解説はターラ・レーベルの創設者ルネ・トレミヌによるもので、初出CDにあったものと同じ。執筆の1998年当時、「エラボレーション」という海賊盤CDが日本の大手CDショップで普通に売られていたが、これに対する批判など、今となっては懐かしい。0 people agree with this review
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Pianist | Tokyo | 不明 | 17/August/2006
見事な演奏が揃っているが「運命」はこの後ベルリンに戻ってからの演奏の方が素晴らしい。この時期のフルトヴェングラーには極度の疲れを感じさせる痛々しいものもあり、このパリ公演もその一つ。未完成では死の淵を覗いた様な深遠さが覗われるとはいえ「通常の鑑賞」には48年盤・52年のBPOライブ盤でフルトヴェングラーの刻印の明らかな、より徹底した演奏を聴く事が出来る。ここで聴ける演奏には骨董的な魅力があり、珍重する人にはかけがえのないものであろうが、その感動が誰にでも支持されるとは限らない。何もこの演奏に限った事ではないが。1 people agree with this review
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