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Beethoven (1770-1827)

SHM-CD Piano Concerto, 5, : Yundi Li(P)Harding / Bpo +schumann: Fantasie

Piano Concerto, 5, : Yundi Li(P)Harding / Bpo +schumann: Fantasie

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  • ★★★★☆ 

    CHOPINIST  |  大阪府  |  不明  |  14/April/2014

    前作の「3大ソナタ」でドイツ・グラモフォンへの復帰を果たし、ベートーヴェン初録音を行ったユンディ。これまたメジャー路線で、いきなり『皇帝』の録音に出ました。やや速めのテンポで颯爽と駆け抜けるピアノは、技術面での優秀さだけではなく堂々とした風格を漂わせています。ダニエル・ハーディング率いるベルリン・フィルはパワフルなアンサンブルでピアノを支えています。この曲はオケが貧弱だと台無しですから、伴奏にベルリン・フィルを選んだのは正解と言えるでしょう。ドイツ・グラモフォンもさすがにベルリン・フィルハーモニー(ホール)での録音に失敗はありません。余談ですが昨年リリースのムターによるドヴォルザーク〔DG〕も伴奏はベルリン・フィル(指揮はマンフレート・ホーネック)、またユンディがEMI移籍前の最後のDG録音であったプロコフィエフとラヴェルのピアノ協奏曲も、伴奏はベルリン・フィル(指揮は小澤征爾)でした。 一方、シューマンは『皇帝』と同じように堂々とした風格がありすぎて、ちょっと『幻想曲』ではない気がします。この曲の成立過程を考えると、ベートーヴェン的に演奏するのは決して間違った解釈ではないのですが、楽章ごとの描き分けがもっとあっても良いとは思います。 最後に・・・最近のDGのピアノ録音は、かなりオンマイク気味で音を拾っているので、ペダルの踏み加減までしっかり聴こえます(ピアノを弾いたことがある人なら分かるはず)。そうやって聴いてみると、たしかにペダルの使い方がいまひとつ納得いきません。わざと音を濁らしているのなら、センスがないと言うべきなのでしょうか・・・?

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  • ★★★☆☆ 

    好事家  |  千葉県  |  不明  |  01/April/2014

    まず音質について。セッション録音とされていますが、少し雑然とした音場が広がりライヴのような雰囲気があります。次にオケについて。ベルリン・フィルの密度の濃いがっしりしたサウンドは何とも魅力的で、さすがに世界最高峰だけのことはあると思いました。最後にユンディ・リの感想を持ってきたのは、あまり感心しなかったためです。美しい音と安定感のあるテクニックは評価できますが、ペダルのタッチがイマイチなため詰めが甘いという印象を受けます。これは『皇帝』でもシューマンでも同様で、同じ中国出身のラン・ランやユジャ・ワンとは少し差がついてきたように感じました。

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