Schumann, Robert (1810-1856)

CD Comp.symphonies: Sawallisch / Skd

Comp.symphonies: Sawallisch / Skd

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Showing 1 - 15 of 50 items

  • ★★★☆☆ 

    johannes  |  東京都  |  不明  |  09/February/2019

    EMI盤(昔の赤いトレイの奴)と、アビーロードリマスター盤を聴き較べてみました。音色の暖かみ、低音の充実感はEMI盤に分があり、一方、細やかな分離や音場の見通しの良さはアビーロード盤が優れていて総じてクールタッチな音に仕上がっているように思います。好みの問題でしょうが、私はEMI盤の方が好きですね。こちらの方が旧東独シャルプラッテンの音が活きているように聴こえました。出来ることなら、キングから出ていたハイパーリマスタリングシリーズのように、アナログ録音に精通したエンジニアが丁寧にリマスターして、余計な小細工しないでSACD化でもしてくれたらいいのですが……。

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  • ★★★★★ 

    かくとしらじ  |  愛知県  |  不明  |  29/June/2012

    SACD2chでの試聴。CD(おそらくLP)時代からの名盤です。世界的なシューマン研究者で、ヨーロッパで活躍されている前田昭雄さんもこの盤を推薦なさっています。シューマンの交響曲の名演奏は数あれど、この録音の良さは何と言っても、(混濁しがちな)各パートがとても分離良く聞こえることです。かといって、シューマンらしさは微塵も減らさない、すばらしい演奏です。そんな録音ですが、SACDになってさらに分離がよくなりました。シューマンの交響曲のファーストチョイスとして強く推薦したいと思います。

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  • ★★★★★ 

    M  |  愛知県  |  不明  |  16/August/2009

    曲、あるいは作曲家と各々個性を持ったオーケストラの響きの質感との相性ということは存在すると思われるが、ことにラインという曲においては すべてのオケ中、当SDKとライプツィヒ・ゲヴァントハウスが最高の相性だと感じられるものがある。とはいえコンビチュニー盤等は余りに無骨で田舎臭い。サヴァリッシュの演奏はオケの現代的機能性、音楽的洗練に 加えドイツ魂を両立させた名演。第一楽章では地鳴りのするようなオケに魂をゆさぶられる。第三楽章ではデリケートを極めたオケからライン河畔の情景が鮮やかに立ち上る。このようなオケの機能を前面に打ち出したところに成立する精神性という点で特別な性格があり、その意味で歴史的名演といえるのではないか。

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  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  23/June/2012

    これは、サヴァリッシュによる最高のスタジオ録音と言えるのではないだろうか。シューマンの交響曲全集の他の指揮者による様々な名演などと比較しても、上位にランキングされる素晴らしい名全集と高く評価したいと考える。大抵の全集の場合、4曲の交響曲の演奏の中には、どうしても出来不出来が出てきてしまうものであるが、本全集の場合は、各交響曲の演奏の出来にムラがなく、すべて高水準の名演に仕上がっているのが見事であると言える。もちろん、各交響曲の演奏それぞれについて見ると、それぞれにより優れた名演が存在しているのは否めない事実であると言えるが、最大公約数的に見れば、本全集ほどに高水準の名演で構成されているものは、他にも殆ど類例を見ないと言っても過言ではあるまい。このような名全集に仕上がった理由はいろいろとあると思われるが、第一に掲げるべきは、サヴァリッシュとシューマンの楽曲の抜群の相性の良さということになるのではないだろうか。シューマンの交響曲は、必ずしも華麗なオーケストレーションを全面に打ち出したものではない。むしろ、質実剛健とも言うべき、ある種の渋さを持った作品とも言えるところであるが、こうした楽曲の性格が、サヴァリッシュのこれまた派手さを一切排した渋みのある芸風と見事に符号するということではないだろうか。サヴァリッシュは、交響曲全集の他にも、ミサ曲などにおいても名演を成し遂げていることに鑑みれば、こうしたシューマンの楽曲の相性の良さは本物のような気がしてならないところだ。次いで、オーケストラがドレスデン国立管弦楽団であるということだろう。東西ドイツが統一された後、東独にあった各オーケストラの音色もよりインターナショナルなものに変貌しつつあるが、本盤の演奏当時の1972年頃は、東独のオーケストラには、独特の個性的で重心の低い独特の音色を有していたと言える。こうした、当時のドレスデン国立管弦楽団の独特の音色が、シューマンの楽曲に見事に適合していると言えるところであり、ただでさえ素晴らしいサヴァリッシュによる演奏を、更に魅力的なものに仕立て上げるのに大きく貢献していると言えるところだ。いずれにしても、本全集は、併録の序曲「スケルツォとフィナーレ」や「マンフレッド」序曲なども含め、サヴァリッシュ&ドレスデン国立管弦楽団による最高の名演奏、最高のパフォーマンスがなされていると言えるところであり、前述のように、これまで多くの指揮者によって成し遂げられてきたシューマンの交響曲全集の中でも、上位にランキングされる素晴らしい名全集として高く評価したいと考える。音質は、1972年のスタジオ録音であるが、EMIにしては従来CD盤でも十分に合格点を与えることが可能な良好な音質であったと言える。また、数年前にはリマスタリングが施されるとともに、HGCD化がなされるに及んで、より一層良好な音質に生まれ変わったと言える。したがって、私としては当該HQCD盤をこれまで愛聴してきたが、今般、ついに待望のSACD化が図られるに及んで大変驚いた。鮮明さ、音場の拡がり、そして音圧のいずれをとっても一級品の仕上がりであり、あらためてSACDの潜在能力の高さを思い知った次第だ。いずれにしても、サヴァリッシュ&ドレスデン国立管弦楽団による素晴らしい名演をSACDによる極上の高音質で味わうことができるのを大いに歓迎したいと考える。

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  • ★★★★★ 

    masato  |  新潟県  |  不明  |  23/March/2012

     前進性がたまらない魅力のバーンスタイン(新も旧も),温かいクーベリックやスイトナー,深くどこか物悲しいシノーポリ,流麗(すぎる…?)なカラヤン…魅力的な全集は数多。ところが,リズミカルだという点で,このサヴァリッシュ盤に勝るものはない。最高にリズミカル。第1番などウキウキしてきてしまうし,第4番の徐々にスピードアップしていく様に,ついつい顔がほころんでしまったりもする。漸強・漸弱が見事な第2番。バーンスタインやシノーポリ(特に旧盤)らが美しい“悲哀”を伝えてくれる緩徐楽章も,このサヴァリッシュ盤では“哀愁”となる。“悲哀”を克服し,達観視できるようになった大人の“哀愁”…ほんと,お見事だ。第3番も聴き進むうち,身体が動き始める。第1楽章の躍動感,最終楽章の爽快感…最高の「ライン」だ(ジュリーニもいい!)  唯一の欠点だった聴き辛い録音も,今回のSACD化で見事不満解消。大きなヒスノイズも殆ど気にならなくなり,見事なアクセントを付加している(毎度だが)ゾンダーマンのティンパニも生き返った。  私にとっては,間違いなくNo.1の全集。

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  • ★★★★★ 

    ヒューブーン  |  静岡県  |  不明  |  17/January/2010

    感想を言葉で述べるなら「手垢にまみれた王道的な解釈」という感じになってしまうかもしれない。が、これは否定的な意味ではなく、最高の賛辞に等しい。 例えるなら、バーンスタインのマーラーや、アシュケナージのラフマニノフに匹敵するような、正統シューマンの原点を行くような、そういった演奏である。正直言って僕にはシューマンの作品は退屈だったのだが、この演奏は「ながら聴き」が出来ないくらい惹きつけられた。とりわけ4番は ノリもよくて素晴らしい。

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  • ★★★★★ 

    ゆりぞう  |  兵庫県  |  不明  |  22/March/2012

    多くの人がシューマンの交響曲全集のベストチョイスにあげる名盤がついにSACD化された。私は英アナログ盤(SLS番号のボックス物)で聴いてきたが、この音源に関しても、ついにCDがアナログディスクにほぼ追いついたと、実に感慨深い。ただし、若干高音を絞って聴いたほうが本来のアナログディスクの味わいである。これまでのCDはまったく本来の音質ではなかったことがいよいよはっきりした。かつてのLP時代、輸入盤のほうがはるかに音質が良かったのに、多くの音楽愛好家が国内盤を買わされ続けた。どんなに高価な装置を誇っても、ソフトが低レベルではどうしようもないだろう。いまさら当時の評論家やレコード屋を恨んでも仕方ないが、それと同じことがアナログディスクとCDの時代になっても繰り返された。マスメディアと評論家ほど当てにならないものはないのである。「(オリジナルの)アナログディスクを聴いている」といったえもいわれぬ雰囲気にさえこだわらなければ、もうアナログディスクはこれで本当に不要であろう。古い音源がことごとくSACD化されることを切に願う次第である。

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  • ★★★★★ 

    しん  |  横浜  |  不明  |  23/March/2008

    この時代のSKDの交響曲全集、どれも一番のお気に入りです。ブロムシュテットのベートーヴェン、ザンデルリンクのブラームス、そしてこのサヴァリッシュのシューマン。オケの音がなんとも言えず心地よく、録音場所のルカ教会の残響もいい雰囲気です。そしてオケの音を引き締めるゾンダーマンのティンパニ。何度でも聴き通せます。

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  • ★★★★★ 

    タックン  |  東京  |  不明  |  24/December/2005

    ハッキリ言う!シューマンのSym全集はこれに尽きるのである。サヴァリッシュは何も特別なことはしていないが、今は失われたドレスデンの音が本当に素晴らしい!部屋いっぱいに拡がるロマンの香り。個々の曲ではフルヴェンやらクレンペラーやらの名演があるが、全集としてみると唯一無二のセットである。

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  • ★★★★★ 

    フランキスト  |  アメリカ  |  不明  |  04/August/2004

    英盤贔屓の英グラモフォン誌でベスト・チョイスに選ばれているセット。すっきり、若々しく、自然なシューマンで、ここにはシューマンの深刻さも異常さも、そして晦渋さもない、日常的なドイツ・ロマン派の音楽となっている。安心して聴ける。録音は風通しがよく、細部もクリアになっているが、音の質量感のようなものはあまりない。上品な仕上がりと言える。

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  • ★★★★☆ 

    音楽の彼方に  |  不明  |  不明  |  17/April/2017

    演奏は素晴らしい 但し、EMIサウンド(評価が高い方じゃなくて、高音がこもって中音協調の) ワーナーサウンドだと思って購入すると期待外れとなる(このワーナー・シリーズは復刻の意味が強いのか、リマスターをしていない) 演奏は相変わらず立派で、すべてにおいて鮮血が流れきっている。しかもアクの強い部分を勢いで吹っ飛ばす一気呵成な部分が多々あり、当時のシュターツカペレ・ドレスデンの硬質で縦のきつい演奏スタイルからは、やや戦闘的ではないかと思う、激しいパッションを見せる。 ライヴ録音のようなシューマンだ。 細かいことだが、シュターツカペレ・ドレスデン特有の本革仕様のティンパニが全体の融和と、音楽の高揚に成果を上げている

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  • ★★★★★ 

    ほんず内閣総理大臣  |  北海道  |  不明  |  14/May/2012

    演奏についてだけ。全体の進行はいかにもサヴァリッシュさんならではのもの。煽らず騒がず走らず、曲をしっかりと見据えて立派に構築いたします。ここでは、4曲それぞれの性格の描きわけはさほどでもないような気がいたします。全てを一気に聴きましたけど、悪い意味ではなく、全体に同じようなトーンでまとまっています。このアルバムで特筆すべきはやはりオケでしょうね。DSKの能力全開。シューマンを演奏する喜びと自信に満ちあふれ、秩序ある活気と節度ある自発が、ここでのシューマンを実に魅力的に開花させてくれます。サヴァリッシュさんとDSKとのこの上なく幸せなコラボ。中では私は1番と4番がすばらしいと思いました。でももちろん2番と3番もすばらしく、特に3番はホルンセクションの見事さを堪能できます。今や録音の悪さで有名になっちゃったEMIですが、これは何の不満もなし。まことに結構、傑作というべきアルバムです。

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  • ★★★★★ 

    アンチグルメ  |  愛媛県  |  不明  |  28/April/2012

    演奏については、みなさんが書かれているように名演と思う。ただ、このSACDを買おうとは思わない。理由はあまりにも高すぎるからだ。シューリヒトのブルックナーのように,輸入盤が国内盤の4分の1以下で発売されているようでは、到底太刀打ちできるはずがない。というわけで、輸入盤が発売されるのを待っている。そんなに先の話ではないように思う。

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  • ★★★★★ 

    meji  |  神奈川県  |  不明  |  21/March/2012

    SACD録音評。従来ARTと比較して、特に弦楽器の高音域はルカ教会の豊かな残響成分に埋もれがちであったのに対し、今回のSACDではほどよく分離している。本ディスクの影の主役であるゾンダーマンのティンパニは、従来CDがやや浮足立っていたのに対し、SACDではオケとほど良く溶け合っている。またいざというときの迫力もSACDの圧勝で、第2番スケルツォ終結部でのゾンダーマンのパフォーマンスには思わず身震いしてしまう。

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  • ★★★★★ 

    腰塚洪介  |  東京都  |  不明  |  15/March/2008

    いろいろな演奏を聴いてきましたが、結局、この演奏に勝る演奏なし。とりわけ、ゾンダーマン氏が叩くティンパニの明確で豊潤な響き、奇跡的だ。(プレミア+フランネル木撥+プラスティックヘッド)

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