Cosi Fan Tutte : Bechtolf, Welser-Most / Zurich Opera, Hartelius, Bonitatibus, etc (2009 Stereo)(2DVD)
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akiapple | 大分県 | 不明 | 06/May/2015
近年では珍しくないが、この公演ではセリフ、歌ともに省略のない完全全曲盤で(さすがにグリエルモの「彼に目を向けたまえ」はないが)200分近くかかる。ただし冗長にもなっており、よほどのオペラ好き、モーツァルト好きでなければ少し退屈するかもしれない。歌手もモーツァルト歌いとして定評があるものばかりで、演出も古典とモダンの中間的なもので好感がもてた。個人的には最後フィオルディリージが毒をあおって死ぬという演出は疑問に思った。6 people agree with this review
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村井 翔 | 愛知県 | 不明 | 01/June/2010
ヴェルザー=メストとチューリヒ歌劇場による最後の映像ソフト(の一つ)と思われるが、チューリヒ歌劇場を世界屈指のオペラハウスに押し上げた栄光の時代を締めくくるにふさわしい、素晴らしい出来。特に繊細さと活力を兼ね備えた指揮は絶賛に値する。いまこれほどのモーツァルトを聴かせてくれる指揮者が世界に何人いるだろうか。演出は18世紀風の衣装によるもので、このコンピによるダ・ポンテ・オペラ前二作と違って何の読み替えもなく、それだけに演出家の素の実力が問われる舞台だが、小道具の使い方がうまく、随所にワサビを効かせた音楽と台本に対する鋭い読みが見られる。ベヒトルフを頭でっかちの「読み替え演出家」と思い込んでいた不明を恥じねばなるまい。歌手陣も突出したスーパースターはいないが、6人とも芸達者を揃えて見事なアンサンブルを聴かせる。特に女声陣は、もはやプリマドンナの貫祿を見せるハルテリウス、スザンナに続いて魅力的なスーブレット役のヤンコーヴァに加え、ボニタティブスもまた歌、演技ともに巧く、姉妹のキャラクターの対比がしっかりついている。8 people agree with this review
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