Mahler (1860-1911)

CD Mahler : Symphony No.5

Mahler : Symphony No.5

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  • ★★★☆☆ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  23/September/2011

    EMIがフルトヴェングラーの一連の歴史的な名演やアルゲリッチの名演のSACD化を相次いで行っているのは、今年のクラシック音楽界における大きな快挙の一つであると言えるが、EMIはついにラトルの一連の録音のSACD化を開始することになったのは実に素晴らしいことであると言える。SACD化を行うにあたって選ばれた演奏については首をかしげざるを得ないものも含まれてはいるが、ネット配信によってパッケージメディアの権威が大きく揺らいでいる中でのEMIのこのような果敢なSACD化への取組は、SACDの生みの親でありながら近年では消極的な姿勢に終始しているソニー・クラシカルの体たらくを考えると、高く評価したいと考える。本盤におさめられたマーラーの交響曲第5番は、ラトルがベルリン・フィルの芸術監督就任を記念して行ったコンサートのライヴ録音である。私は、本演奏について、ラトルの他の演奏のレビューを投稿する際に芳しくない評価を記し続けてきたが、今般のSACD盤を聴いてもその印象はさほど変わらなかったと言わざるを得ない。そうなった理由はいくつかあるが、やはりラトルの気負いによるところが大きいのではないだろうか。ベルリン・フィルの芸術監督という、フルトヴェングラーやカラヤンと言った歴史的な大指揮者が累代に渡ってつとめてきた最高峰の地位についたラトルにしてみれば、肩に力が入るのは当然であるとは言えるが、それにしてはラトルの意欲だけが空回りしているような気がしてならないのだ。ベルリン・フィルの猛者たちも、新芸術監督である若きラトルの指揮に必死でついていこうとしているようにも思われるが、ラトルとの息が今一つ合っていないように思われる。そうした指揮者とオーケストラとの微妙なズレが、本演奏にいささか根源的な力強さを欠いていたり、はたまた内容の濃さを欠いていたりすることに繋がっているのだと考えられるところだ。もちろん、ベルリン・フィルの芸術監督に就任したばかりの若きラトルに過大なものを要求すること自体が酷であるとも言える。ラトルは現在、マーラーイヤーを記念してマーラーチクルスを開始しており、本年2月に発売された交響曲第2番など圧倒的な名演を成し遂げているところである。したがって、現在の円熟のラトルが、ベルリン・フィルを指揮して交響曲第5番を再録音すれば、おそらくは本演奏を凌駕する圧倒的な名演を期待できるのではないかと考えられるところであり、今後はそれを大いに期待したいと考える。それにしても、本SACD盤の音質はとてつもなく鮮明なものだ。本盤については、既にHQCD盤が発売されているが全く問題にならない。あらためて、SACD盤の潜在能力の高さを思い知った次第だ。いずれにしても、本盤の評価については、ラトルの演奏に対しては★2つであるが、SACDによる高音質化を考慮して★3つの評価とさせていただくこととしたい。

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  • ★★★☆☆ 

    mahler mania  |  大阪市  |  不明  |  07/May/2005

    ラトル+ベルリンフィルの2004来日公演を聴いてきましたが素晴らしい演奏でした。このCDは録音状態は別として、ラトルの5番の解釈がわかりやすいと思います。第1楽章のテンポの設定は「これまでのどの指揮者とも違い」、インパクトがあります。このようなテンポの揺れは非常に新鮮です。なお全体にゆったりとしたテンポで雄大なしあげになっています。

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  • ★★★☆☆ 

    崖  |  日本  |  不明  |  20/April/2004

    本当に音がへぼいです。チェロやコントラバスの中低音域が抜けていてふくよかさがまるで無く、しかも中高音域のブラスやシンバルは歪っぽいドンシャリの音です。でもラトルらしい音楽性は聴き取れるのでとりあえず5点。

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  • ★★★☆☆ 

    iroiromidori  |  仙台市  |  不明  |  10/February/2004

    ラトル+ベルリンフィル+マーラー第五番→? 本来、考えられるもっとも素晴らしいセッティングの筈なのだが、何かがおかしい。録音の問題か?それとも?

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  • ★★★☆☆ 

    ブルックナー評論家  |  不明  |  30/November/2002

    EMIはいつまで経っても録音が良くない。このラトルのマーラーの5番も、レンジが低く、音の拡がりや奥行きに乏しい。演奏の方は中々であるが、やっぱりこの録音ではちょっと辛い。 余談ながら、この前のブーレーズ/ロンドン響の来日公演でのマーラーの5番は本当に素晴らしかった。又来年が楽しみである。

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  • ★★★☆☆ 

    どてちん  |  福岡  |  不明  |  25/October/2002

    録音がラトルの意図を完全に録り きっていないような気がします。 聴こえてくる各楽器のバランスが、ラトルの意図なのか、それとも編集時の失敗なのかよく分かりません。 実際にホールで聴けば相当違っていたのではないでしょうか? 最近のBPOの腰の軽さは、カラヤン時代に比べると寂しい限りです..。

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  • ★★★☆☆ 

    T.K.  |  茨城県  |  不明  |  23/October/2002

    ラトルの解釈がどうこうという部分は抜きにして、これがBPO?というのが最初の印象。オケの鳴り方というか、レコーディング(いやミキシングか)が立体感に欠け、アンバランス。マーラーの5番の解釈としては新しい方向性と思うが、全体的にはあと一歩という感じ。

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  • ★★★☆☆ 

    Mulder  |  福島市  |  不明  |  17/October/2002

    97年のCBSOとのライブと聞き比べたが基本的な解釈は一緒。特に目新しいものではない。楽譜の問題は聞いていてはっきり分かるものでなく宣伝文句程度に思った方がよさそう。部分的には面白いところがいろいろあるのだが全体としてみるとラトルは何か一本足りないと思う。オケはハイティンク盤と比べてかなり落ちてる。ドールのソロはさすが。

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