CD

Symphony No, 9, : Suitner / Staatskapelle Berlin

Schubert (1797-1828)

User Review :5.0
(3)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
COCO73003
Number of Discs
:
1
Format
:
CD

Product Description

シューベルト:交響曲第9番「グレイト」
スウィトナー/ベルリンSK

ベーレンライター新全集に基づいた演奏。スケルツォはもとより、第1、第4楽章の反復も忠実に行っていますが、それでいて長大さを感じさせることのない緊張感のある好演です。スウィトナーがオーストリア人であり、ウィーン気質を持った指揮者だということを物語る演奏で、重厚堅固なドイツ音楽というよりも、きめこまやかで美しい音楽を作り上げている名演といえましょう。(コロムビアミュージックエンタテインメント)

【収録情報】
シューベルト
・交響曲 第8番(第9番)ハ長調 D944 《グレート》
 オトマール・スイトナー指揮、シュターツカペレ・ベルリン

 録音:1984年9月20〜24日、旧東ベルリン、キリスト教会

Track List   

Customer Reviews

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当演奏の印象をひとことで言うと、凝った味...

投稿日:2019/05/19 (日)

当演奏の印象をひとことで言うと、凝った味付けをせず素材の風味を生かした料理といったところか。凝った味付けでないの意味はオケのモノクロ系の音色のことで、素材の風味とはシューベルトのオーケストレーションの妙味のことである。第一楽章は意識的にテンポが速めなのがやや気になる。しかし、繰り返しが多い中をダイナミックにエネルギッシュに演奏される盤が多いことに、いつも精神的威圧を感じる第2楽章では、オーケストレーションの美しさが見事にでて、ダイナミズムも抑制されており、繰り返し聴くに足る演奏となっている。フルトヴェングラーが代表するような曲のうねりを意識した演奏ではなく、一見個性がないようにみえて、各楽器のバランスを磨きぬくことによってずば抜けた曲のオーケストレーションに焦点を合わせた存在価値のある演奏といえるだろう。

M さん | 愛知県 | 不明

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実に自然に音楽が始まり速めのテンポで序奏...

投稿日:2013/02/13 (水)

実に自然に音楽が始まり速めのテンポで序奏部が進んでいく。N響アワーで慣れ親しんだスイトナーさんの朴訥とした指揮ぶりが脳裏に浮かぶ。序奏部終わりのギアチェンジも自然だ。コーダの壮大さはこの曲が大交響曲であることを証明している。続くアンダンテ・コン・モートは理想的な解釈ではないだろうか。全曲を通してSKBの落ち着いたサウンドがシューベルトに見事にマッチしている。また速めのテンポを基本としているので天国的な長さも苦にならない。私見では、ケンペ、レーグナーと並ぶベスト3です。

淳メーカー さん | 愛知県 | 不明

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私は分売での第9番グレイト・・・但しLP盤...

投稿日:2009/11/11 (水)

私は分売での第9番グレイト・・・但しLP盤・・・を愛聴しております。スケールは他盤で他の評者も書かれているように大きくはありませんがシューベルトにはこの鳴らし方で適切ではないでしょうか。1984年収録でタイム的には(私のカウントですが)@15’31A14’08B15’01C15’40と特に第3、第4楽章の反復が更にこの曲の天国的な長さを強調しているようであります。楽章によってはやや冗長に感じる時もありますがスイトナーらしくSKBの自在性を活かして、大見得を切るようなことはなくこの曲をじっくり聴いて行こうとする方には良い相棒となることでしょう。私は第2楽章のあんまり引っ張らないで情感をも出している演奏が好きであります。スイトナーは容貌からも指揮ぶりからも決して派手な演奏家ではありませんが人柄の良さが窺い知れ好きな指揮者の一人です。ある意味で最高ランクにおいておきたいですね。

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