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Zauberflote : Wilhelm Furtwangler / Vienna Philharmonic, Lipp, Seefried, Dermota, Kunz, Greindl, etc (1951 Monaural)(3CD)

Mozart (1756-1791)

User Review :3.0
(1)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
KKC4230
Number of Discs
:
3
:
International
Format
:
CD
Other
:
Import

Product Description


こんなに良い音で入っていたとは!
フルトヴェングラー最高の『魔笛』(1951年ザルツブルクでのライヴ)
世界初出LPのマスターテープから、ついにCDとしてよみがえる!


フルトヴェングラーは、1948年から亡くなる54年まで、肺炎で倒れた52年をのぞき毎年、ザルツブルクでオペラを振っていました。『フィデリオ』3回(年)、『魔笛』3回、『ドン・ジョヴァンニ』3回。『フィガロ』『魔弾』『オテロ』は1回。『魔笛』は『フィデリオ』『ドン・ジョヴァンニ』と並ぶ愛好オペラでした。49年、50年、51年の3種(50年盤は一部のみ)遺された『魔笛』録音。このなかで最も音質が良く、歌手もそろっている51年盤の登場です。49年盤とくらべると劇的な要素よりも格調高く精神的な深さを感じさせる巨匠の指揮。名盤の復活です。
 1980年、世界初出LPとなった伊チェトラ盤(LO-9)。ミラノ、ディスコス制作のこの音源をキングレコード(セブンシーズ・レーベル)は同年に国内発売しました。4年後チェトラは「フルトヴェングラー・エディション」シリーズを立ち上げ、疑似ステレオ化して再発売(FE-19)、キングでは真正モノラル録音のまま、K19C-9397/9で再発売しております。しかし、CD化は他社に(伊フォイヤー、伊アルカディアなど。2000年にはEMIでも)先行されたまま、マスターテープはキングレコードの倉庫に眠っておりました。今回、このアナログテープ(2トラック、38cm/秒)から、キング関口台スタジオで40年ぶりにデジタル・リマスタリング&初CD化になります!
 音質は鮮明かつ明瞭! デジタル臭(金属的な響き)のしない、ふくよかで伸び伸びした自然な質感! 50年代「夜の女王」役を独占していたウィーンの名花ヴィルマ・リップや、芸達者なウィーンの名歌手エーリヒ・クンツらの歌声ものびやかに響き、思わず録音年をわすれるほど。ウィーン・フィルの美音もまじえて、極上のモーツァルト世界へ誘ってくれます。
 ブックレットは日本語解説(浅里公三氏のライナーノーツ)付。

*台詞の場面も含めて全曲の歌詞対訳は、販売元HP(WEBサイト)に掲載します。プリントアウトも可能です。ブックレットに記載してあるパスワードを入力してください。(販売元情報)

【収録情報】
● モーツァルト:歌劇『魔笛』 K.620 全曲


 ヴィルマ・リップ(ソプラノ:夜の女王)
 イルムガルト・ゼーフリート(ソプラノ:パミーナ)
 アントン・デルモータ(テノール:タミーノ)
 エーリヒ・クンツ(バリトン:パパゲーノ)
 エディト・オラヴェツ(ソプラノ:パパゲーナ)
 ヨゼフ・グラインドル(バス:ザラストロ)
 ペーター・クライン(バリトン:モノスタトス)
 パウル・シェフラー(バス:弁者)、他
 ウィーン国立歌劇場合唱団
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)

 録音時期:1951年8月6日
 録音場所:ザルツブルク、フェルゼンライトシューレ
 録音方式:モノラル(ライヴ)

 音源提供:DISCOS, Milano
 国内発売初LP:セブンシーズGT-7093/5(1980.2.21)(オリジナルLPはチェトラLO-9)

 日本語帯・解説付

Track List   

Disc   1

  • 01. 歌劇≪魔笛≫ K.620 (全曲) 第1幕 (MONO)

Disc   2

  • 01. 歌劇≪魔笛≫ K.620 (全曲) 第2幕-1 (MONO)

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いわゆる“三大巨匠”によるモーツァルト・...

投稿日:2020/10/17 (土)

いわゆる“三大巨匠”によるモーツァルト・オペラでは、唯一この《魔笛》だけが三者三様に残されていますが、フルトヴェングラーによる当51年盤が圧倒的で、モーツァルティアンの評判は今ひとつながら、《魔笛》演奏史上に残る記念碑的な演奏。複数あるワルターの《魔笛》も重要ですが、メトロポリタン歌劇場ゆえの英語歌唱であることが瑕疵。フルトヴェングラーの《魔笛》は、初年度の49年盤(仏TAHRA盤が最良)と50年盤(第2幕抜粋)もありますが(すべてザルツブルク音楽祭ライヴ)、個人的には最後の51年盤が演奏・配役ともども、また劇場的感興を含め大いに好みです。今回のKING盤は、解説にあるようにDISCOS制作による伊CETRA盤の音源のデジタル・リマスタリング盤。「こんなに良い音で入っていたとは!…音質は鮮明かつ明瞭!」との謳い文句につられ購入してみましたが、すでにCETRA盤LPを御所持の向きは、CDでも簡便に聴きたい方を除いて買わなくともよいと思います。さらに、かつてANFコーポレーションが輸入し、WAVEが日本語解説を附して販売した、1987年制作になる伊FOYER盤CDをお持ちであれば、その方が音質はずっと生々しく優れています。ただし、このFOYER盤の唯一の欠点は、第2幕最後の拍手をバッサリとカットしてしまっていることで、これは最後の最後だけに感興が削がれます。今回のKING盤は、音量不安定な箇所が散見されたり、拍手や台詞の編集が目立ったりし、第1幕最後の拍手に編集の痕跡が聞かれるのも残念ですが、第2幕最後の拍手は短いながら収められています。音質も多少疑似ステレオ感がなきにしもあらずのFOYER盤(ARKADIA盤のあざとさではありませんが)よりも素直であるとはいえ、FOYER盤が入手困難な場合は代替品になるかと。もっとも元々この51年《魔笛》は音が良い方なので、EMI国内盤でも割合しっかりした音質だと思います。

銀蛇亭 さん | 福島県 | 不明

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