70年代シュルツェは外れ無し！！なかでもこれは最高傑作だと思う。

72−79年のシュルツェ作品はいずれもキーボード・ロック史上に燦然と輝く名作揃いなので、いちいち買い揃えるのが面倒。（紙ジャケット化して）ボックスで売り出してくれ。

Discばら売りミックス違いは詐欺だが、こんな素晴らしい作品を駄作扱いするとは耳が幼稚だとしか思えない。分かりやすい音楽しか聴けない子供なんでしょうね。 CDに決定盤は存在しませんが、SPV版ならお求めやすくてオススメです。レコードと比べると重めの音ですが、変わらず体感、そして感動出来る素晴らしさです。

今更だがこのｱﾙﾊﾞﾑを初めて聞いて衝撃を覚えない人はいないはず、その位歴史的価値のある作品。

�@と�Aとでは印象がかなり異なるものの、全体的に荘麗で鋭い感覚表現と美意識とが結晶している人気の高い傑作。ただ、これをもってしても彼の最高作ではないし、ヒットラー政権崩壊/ベルリン分割/工業立国化といった復興社会の混乱荒廃、そこに生きる人間精神の普遍的な在りようを音に見出さなければたしかに無価値な作品群だろうと思う。フレーゼのソロよりもTDの『リコシェ』までの作品群のほうが水準高いし。

ワーグナー、R・シュトラウスよりも遅く知った作品だけれども、十分楽しめる。もちろん日本人が席買い占め状態だというバイロイトには行きたいが。

このアルバムが発売された当時私は未だ高校生で毎日良く聴きました。 あの頃シゲティのバッハ無伴奏ヴァイオリン組曲やビル エバンスのワルツ? と同じレベルで愛聴していました。コレって凄い？けど注意、クラウスシュルツは聴くに堪えられないガラクタも多く、他にも沢山所有してますが、彼が楽譜に弱いせいか似たり寄ったりのモノばかりで後は20年程聴いて無いモノばかりです！ ☆しかしこのアルバムは、電子音楽の名盤です！ 後、渋いところでエドガー フローゼのアクア。

ｼｭﾙﾂ作品中、ｲﾝﾊﾟｸﾄの凄さやﾄﾞﾗﾏﾁｯｸさは出色ﾓﾉ。 浮遊感を楽しむもﾖｼ、思考にふけるもﾖｼ。ｼｭﾙﾂ未体験の人は本作から入ることをｵｽｽﾒ！

誰もが認めるｼｭﾙﾂ最高傑作。 そしてｼｰｹﾝｻｰ時代のｼﾝｾｻｲｻﾞｰﾐｭｰｼﾞｯｸの最高峰でもある。美しく凝縮されたﾒﾛﾃﾞｨの奔流が、ｼｭﾙﾂの生涯のﾃｰﾏであるﾜｰｸﾞﾅｰへの思慕を余すところ無く描いています。

リヒャルト・ヴァグナーに捧げられたシュルツェ75年の名作。最高作に推すひともしばしばいる。これで70年代作品で残るは『ブラックダンス』と『ボディラヴ2』のみ？となった。