『ラヴィ・シャンカル〜ザ・マスター』（３ＣＤ）

ラヴィ・シャンカル〜ザ・マスター
長岡鉄男の外盤Ａ級セレクションでも紹介されたＤＧの名盤３枚がまとめて復活！
さらに日本録音も追加で収録！

ラヴィ・シャンカル[1920- ]といえばインド音楽の巨匠として有名ですが、クラシカルな協奏曲の作曲もおこなったり、ランパルやメニューインとも共演、さらにはフィリップ・グラスにも大きな影響を与えるなど、クラシックとの接点もかなりあります。
　今回、ドイツ・グラモフォンからリリースされる３枚組ボックス・セットは、彼が1978年と1980年にドイツ・グラモフォンにセッション録音したインド音楽を中心に収めたもの。
　延々と続く瞑想的にゆらぐ美しいシタールの音楽は、録音が素晴らしいこともあって倍音成分なども実に心地よいものですが、「マハトマ・ガンジー賛」や「バーバ・アラウッディーン賛」では、急速で壮大な盛り上がりも見せるなど、シタールの表現力の幅広さも堪能させます。
　３枚のＣＤには、有名なアルバム３枚分の音源に加え、日本での尺八や筝を交えたセッション・アルバム「アジアの出逢い」が収録されているのも注目されるところで（ＣＤ３のトラック１〜５）、変化のある音楽が楽しめるのもポイントとなっています。（ＨＭＶ）

【収録情報】
CD1：The Spirit of India
1.アーラープ [13:41]
2.ジョール [12:40]
3.ガット1 [17:10]
4.ガット2 [6:36]
5.アーラープ〜ガット1〜ガット2 [24:22]
　ラヴィ・シャンカル(シタール)
　アラ・ラカ(タブラ)
　ジーバン夫人(タンプーラ)
　ウィージャ夫人(タンプーラ)
　録音：1978年10月パリ

CD2：Homage to Mahatma Gandhi
1.マハトマ・ガンジー賛 [24:00]
　ラヴィ・シャンカル(シタール)
　ウスタッド・アラ・ラカ(タブラ)
　プロデュオット・セーン(タンプーラ)
　スニール・クマール・バネルジー(トレブル・タンプーラ)
　録音：1980年10月ミュンヘン

2.ラーガ・ガラ [17:42]
　ラヴィ・シャンカル(シタール)
　ウスタッド・アラ・ラカ(タブラ)
　ジーバン夫人(タンプーラ)
　ウィージャ夫人(タンプーラ)
　録音：1978年10月パリ

3.タラ・フォラダスト [6:51]
　ウスタッド・アラ・ラカ(タブラ)
　ウィージャ夫人(タンプーラ)
　録音：1978年10月パリ

CD3:Towards the Rising Sun
1.パダサパ [8:40]
2.ハルワ [4:59]
3.「六段」の主題にもとづく即興 [10:46]
4.ナマハ・シヴァーヤ
5.トリビュート・トゥ・ニッポン
　ラヴィ・シャンカル(シタール、タンブーラ)
　ウスタッド・アラ・ラカ(タブラ)
　宮下伸(筝)
　山本邦山(尺八)
　録音：1978年5月東京

6.バーバ・アラウッディーン賛 [7:59]
　ラヴィ・シャンカル(シタール)
　ウスタッド・アラ・ラカ(タブラ)
　プロデュオット・セーン(タンプーラ)
　スニール・クマール・バネルジー(トレブル・タンプーラ)
　録音：1980年10月ミュンヘン