CD

『天正遣欧使節の音楽』 アントネッロ

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
KCD2059
組み枚数
:
1
レーベル
:
Omf
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

アントネッロ/天正遣欧使節団の音楽

アントネッロの名作をリミックスにて復刻。
悲劇の少年たちの音楽絵巻が今、極上の音質で蘇る!


2007年に発売され大反響を呼んだアルバム『天正遣欧使節の音楽』が、10年の時を経て「2017リマスター」バージョンとして蘇りました。
 一旦、オリジナルの作業ファイルまで遡り、最新のミックスエンジンとプラグインを用いて再度ミキシング。スタジオには演奏者も立ち会い、音楽的な表現にまで踏み込んだ調整を行いました。新たな工程を経て生まれ変わった極上の音質をお愉しみいただけます。
 『天正遣欧使節の音楽』は、1582年、九州のキリシタン大名によってローマ教皇のもとに派遣された4人の少年(天正遣欧使節)の生涯を、当時の音楽の再現とアレンジによって表現した壮大な物語絵巻。天正使節の生い立ちを描くプロログからはじまり、ヨーロッパでの謁見(スペイン国王フェリペ二世、ローマ教皇グレゴリオ13世)、関白秀吉の御前演奏の再現と続き、フィナーレではキリシタン禁止令後も地下に潜伏して布教を続けた中浦ジュリアンの悲劇的な最期(10ヶ月の投獄の後、穴吊りの刑に処せられ死亡)までを描いています。
 アントネッロのリーダー・濱田芳通が、足かけ10年以上、現在まで残っている記録・資料を可能な限り調査。この時代の作品を通り一遍に再現するのではなく、独自のアレンジを施すことにより、この時代に天正使節によってもたらされた西洋音楽が、21世紀のわれわれ現代人にまで影響を及ぼしているさまに迫ります。「レコード芸術」誌特選盤(2007)。(販売元情報)

【収録情報】
『天正遣欧使節の音楽』

【プロログ】

・パッサメッツォ上の五木の子守唄〜ももやももや
・漆黒の南蛮履(作者不詳)
・とりこてあ(アロンソ)
・夜は暗うて(フランシスコ・ゲレーロ?)
・こんけららばれ

【出航】
・牛飼いとお針箱

【国王フェリペ2世謁見】
・ディフェレンシアス『いと甘き覚え』(エルナンド・デ・カベソン/ピエール・サンドラン)
・あめまりあ(フランシスコ・ゲレーロ)
・川内の子守唄
・ファンタシア(アントニオ・カレイラ)

【舞踏会】
・花の舞(ファブリツィオ・カローゾ)
・スパニョレッタ(ファブリツィオ・カローゾ)

【伊東マンショの郷愁】
・日向木挽唄

【ローマにて】
・ファンファーラ『馬上にて』
・らおだて
・そなたはさながら清らなり(ジョヴァンニ・バッサーノ/ジョヴァンニ・ピエルルイジ・ダ・パレストリーナ)
・でんでれん(作者不詳)
・レスポンソリウム『天主のサントスは来たりて』(サカラメンタ提要より)

【関白秀吉謁見】
・テント『こんけららばれ』(アントニオ・カレイラ)
・グロサード『こんけららばれ』(ルイス・デ・ナルバエス)

【中浦ジュリアンの回想】
・中浦手毬唄
・レセルカーダ『いと甘き覚え』(ディエゴ・オルティス/ピエール・サンドラン)
・誰人が幸いなるか存じてをる(オラツィオ・ヴェッキ)
・ろどりごまるちねす殿(作者不詳)

【中浦ジュリアンの殉教】
・らだにあす
・こんけららばれ
・パライゾに(サカラメンタ提要より)

 アントネッロ:
  濱田芳通(音楽監督/コルネタ/フラウタ/シャラメラ)
  石川かおり(ビオラ・ダルコ)
  西山まりえ(アルパ/クラボ/レアレジョ/カスタネータス/歌)
  春日保人(歌/フィファラ/篠笛/一節切)
  花井尚美、藤沢エリカ、岡庭弥生(歌)
  わだみつひろ(タンボール/太鼓)
  矢野 薫(クラボ/プサルテリア/歌)

 賛助、及び特別出演:
 三浦一雄、皆川達夫、大平紀之(歌)
 ヴォーカル・アンサンブル『ロス・ケントス』
  ケント・ラフ、鈴木克精、細川大介
 ドルーピー・トランペット隊
  隊長:中村孝志(トロンベタ/トゥバ)

 録音時期:2007年5月27,28日
 録音場所:東京、関口台スタジオ
 録音方式:ステレオ(24bit/96kHzデジタル/セッション)
 リマスタリング(2017年)

収録曲   

ユーザーレビュー

総合評価

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私はとても感銘を受けました(といっても、...

投稿日:2007/07/17 (火)

私はとても感銘を受けました(といっても、何度も聴いてやっと)が、これを誰にでも、何の説明もなく推薦をするかというと、それはしないと思います。 クアトロ・ラガツイさんの演奏会で聴きたいというお気持ちも分かります。 私は、この音楽から、逆に演劇や映画をつくったら面白いかなあと思いました。

garjyu さん | 東京 | 不明

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企画や発想についてはとてもすばらしいし、...

投稿日:2007/07/09 (月)

企画や発想についてはとてもすばらしいし、賞賛に値するものがあると思う。 しかしながら、彼等の既出のCD’薔薇の中の薔薇’でも感じられたのだが、器楽の演奏レベルの高さに対し、歌(特に女声)にギャップがあり過ぎる。普通のクラッシックの発声法を採用していないことは充分考慮するとしても、歌が入った瞬間に曲のイメージが壊れてしまうことがあるといささか残念に思う。

マイナーレーベル さん | 東京都 | 不明

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このような企画については長崎の住民として...

投稿日:2007/07/05 (木)

このような企画については長崎の住民として嬉しいし、評価したい。 音楽CDではなく、演奏会の生演奏として聴きたい。 高く敬意を表しつつも、あえて一言いうと、音楽による物語の性格からか、ややごった煮の印象。

クアトロ・ラガツイ さん | 長崎市 | 不明

4

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