この時期のマイブラも大好きです♪特に｢On Another Rainy Saturday｣｢Sunny Sundae Smile｣｢Paint A Rainbow｣｢Strawberry Wine｣｢Can I Touch You｣が個人的に最高です！なんか聴いてて寂しいような懐かしいような気持ちになる‥

ﾊﾟｽﾃﾙｽﾞのｽﾃｨｰｳﾞﾝはﾏｲﾌﾞﾗのﾒﾝﾊﾞｰ全員が40代になったら新作が出るだろうと言っていましたが、本当に出るんだろうか……。

この作品を他の何かと比べるのは無意味だ。なぜならここで鳴っているのは「何者でも無い」音だから。

ラブレスばかり評価されてるけと個人的にはこちらの衝撃度はかなりのものでしたね…J&MCモドキでしかなかった彼等がやっとその呪縛か解き放たれた記念すべき一枚！神経を逆撫でるメロディに悶絶…です…

完璧主義者が産んだ 完璧なアルバム

このｱﾙﾊﾞﾑこそ脳に刺激を与えるｱﾙﾊﾞﾑだと思う。聴き始めるとｽｲｯﾁが入ったがごとく脳に直接働き掛けてくる。この何とも言えない浮遊感。麻酔で痺れてきて少しずつ頭がぼんやりする感じか。これこそ一枚を通して聴くことに意味があるｱﾙﾊﾞﾑだ。

全体としたﾉｲｼﾞｰなｷﾞﾀｰが霧のように曲全体を覆っているような曲もあれば、ﾃﾞｨｽﾄｰｼｮﾝかけまくった轟音ｷﾞﾀｰで攻めてくるような曲もある。しかし、どちらにもそれに相対的な優しいﾎﾞｰｶﾙが重なってくる。そのおかげでとても気持ちいい。

ここで鳴っているモノが何なのか理解する術もなく、次第に方向感覚が麻痺し、自分がどこにいるのか分からなくなる。絶対であるはずの自己の存在すら揺らぐ。あるいはこれがﾛｯｸへの最終回答なのか。言葉で形容するには、あまりに遠い。

どれだけの人間がこの音を聴いて何かを埋め込まれたのだろう。はたまた吸い込まれていったのだろう。自分もそのうちの一人。絶え間ない音の空間の中で優しさも空しさも寂しさも悲しさも包み込んでいく。やがてそれらは浄化されては、また繰り返していく。

アナログ起こしです。買ってみましたが、昔出たコレクターズCD音源をそのままリサイクルしているようです。