MTVでこのアンプラグドの映像を少し見てすぐにこのCDが欲しいと思った。聴いてみると、やっぱりカッコ良かった！A.I.C.のことはあまり詳しく知らなくてベスト盤ぐらいしか聴いたこともないんだけど、このアンプラグドは本当に泣ける。個人的に雰囲気が少しNIRVANAと重なって見えて痛ましくもあったんだけど、良いバンドは良い音楽を作り人々の記憶に残っていくことがよくわかった。

KOЯNやﾏﾘﾘﾝ ﾏﾝｿﾝなんかと比べてもまったく見劣りしないくらい重くてﾍﾋﾞｰなアルバム。レインの念仏みたいなｳﾞｫｰｶﾙはかなりはまります。やっぱりレインの死は残念だなぁ…

俺の心の名盤。たまらん。このダークさはマジでクセになります。ドヨ〜ンとしたヘヴィサウンドに絡む呪文のような歌声。う〜ん、最高！

ライナーノーツを見ていると、よくこのアルバムは完成したもんだと…。レインのVOは何かに取り付かれたかの様な声だ。カンドレルはかなりの苦労を強いられたのではないだろうか？『GRIND』は良い曲だ。そして彼らには彼らなりのHMの世界がここにある。

７のメロディーには何度聴いてもやられる！ホントこのメロディーには麻薬と同じような効果があるよ！

彼らの最高傑作！すごいアルバム！・・としか言いようがないです。

聴けば聴くほど深みにハマりこむ…。｢Dirt｣が最高だと思っていたのですが｢Facelift｣もコレはコレで最高。アルバムの奥深さは聴き込んでわかってきました。

アリスは切り口によって別の顔を見せるという事がわかった。単なるヴァリエ−ションにとどまらず、これも立派にアリスしているではないか。

バンドの体力の疲弊色が強いアルバムだと思う。終焉に向かう者の道程というか在り様を垣間見た気がします。私は｢Facelift｣｢Dirt｣の方が好きかなぁ…。

素晴らしいバンド、アルバムだと思います。その素晴らしさを言葉に現わそうとしても、表現する言葉が存在しないのでもどかしい、（皆さんも同じ思いなのでは？）。 不可思議なバンドでもあります。