SACD 輸入盤

『戦時のチェロ〜ドビュッシー、ブリッジ、フォーレ、ヴェーベルン、パリー、他』 スティーヴン・イッサーリス、コニー・シー

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
BISSA2312
組み枚数
:
1
レーベル
:
Bis
:
Sweden
フォーマット
:
SACD
その他
:
ハイブリッド,輸入盤

商品説明


イギリス陸軍兵士が戦場で弾いたトレンチ・チェロでも演奏。
イッサーリスが戦時のチェロ作品を味わい深い音色で奏でる。


SACDハイブリッド盤。毎回趣向を凝らしたテーマでアルバムを発表しているスティーヴン・イッサーリス。今回は「戦争の影で」の続編で「戦時のチェロ曲」をリリースします。「戦争の影で」は協奏作品集であったのに対し、今回は室内楽作品を集めました。
 当作品も作曲年代は異なりますが、いずれも世界大戦を背景にしている作品を収録。注目は、『白鳥』『イェルサレム』『Keep the Home Fires Burning』『神よ国王を護り賜え』の4篇を第一次世界大戦時にイギリス陸軍兵士が戦場で弾いたトレンチ・チェロを用いて録音をしていることです。この楽器はイギリス陸軍に従軍していたアマチュアのチェリストが作ったもので、弾薬箱を胴に使い、持ち運びの際には弓などを箱の中にしまえるようにしたものです(楽器の写真はブックレットに掲載されております)。イッサーリスは以前よりトレンチ・チェロに注目しており、この楽器がもつ心を打つ音色を大事にしながら思いを込めて演奏しました。イッサーリスが描く戦時に思いを馳せた興味深いアルバムです。(写真© Joanna Bergin)(輸入元情報)

【収録情報】
1. ドビュッシー[1862-1918]:チェロ・ソナタ L.144
2. ブリッジ[1879-1941]:チェロ・ソナタ H.125
3. フォーレ[1845-1924]:チェロ・ソナタ第1番ニ短調 Op.109
4. ヴェーベルン[1883-1945]:チェロとピアノのための3つの小品 Op.11
5. サン=サーンス[1835-1921]:白鳥
6. ヒューバート・パリー[1848-1918]:イェルサレム
7. アイヴァー・ノヴェロ[1893-1951]:『Keep the Home Fires Burning』
8. トラディショナル:神よ国王を護り賜え


 スティーヴン・イッサーリス(チェロ)
 使用楽器:
 ストラディヴァリウス、1726年 'Marquis de Corberon'(1-4)
 トレンチ・チェロ、W.E.Hill and Sons, c.1900(5-8)

 コニー・シー(ピアノ/Steinway D)

 録音時期:2016年11月
 録音場所:イギリス、サフォーク州、ポットン・ホール
 録音方式:ステレオ(DSD/セッション)
 SACD Hybrid
 CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD 5.0 SURROUND

収録曲   

  • 01. I. Prologue. Lent, Sostenuto E Molto Risoluto
  • 02. II. Serenade. Modrment Anim
  • 03. III. Finale. Anim, Lger Et Nerveux
  • 04. I. Allegro Ben Moderato
  • 05. II. Adagio Non Troppo - Molto Allegro Agitato - Tempo I
  • 06. I. Allegro
  • 07. II. Andante
  • 08. III. Final: Allegro Comodo
  • 09. Mige Achtel
  • 10. Sehr Bewegt
  • 11. uerst Ruhig
  • 12. The Swan
  • 13. Jerusalem
  • 14. Keep the Home-Fires Burning
  • 15. God Save the King

ユーザーレビュー

総合評価

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胸詰まるようなチェロの音だ ドビュッシー...

投稿日:2018/06/22 (金)

胸詰まるようなチェロの音だ ドビュッシーが1915年 ブリッジが1916〜17年 フォーレが1917年 ヴェーベルンが1914年 第一次世界大戦1914〜18年中に書かれた曲が並ぶ これをイッサーリスはストラディヴァリウスで弾いている どれも哀愁漂う佳作で コニー・シーの弾くスタンウェイDの鼻にかかったようなピアノ音と相まって情緒綿々と余韻を引く だがジャケット写真にもあるように 実はイッサーリスが弾きたかったのはこの兵隊服の男が弾く奇妙なチェロだ 弾薬箱で作られ移動時には分解して全てを箱に収めて持ち運べるチェロ 1900年W.H.Hillと息子たちが造ったとある こちらで弾かれるのはサン=サーンス パリー ノヴェロなどの小品ばかりだが これがしみじみ好いのだ タイトな響きを愛しむようにイッサーリスがヴィブラートを控えめにして奏でる 遠くへ届く響きを憚るかのように楽の音を噛みしめる なんと哀しくそして美しいことか 朋よ耳傾けよ あなたも如何    

風信子 さん | 茨城県 | 不明

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