CD

ベートーヴェン:交響曲第9番『合唱』、第7番、チャイコフスキー:交響曲第5番、第6番『悲愴』、他 キリル・ペトレンコ&ベルリン・フィル(5CD+2BD)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
KKC9600
組み枚数
:
7
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD
その他
:
Blu-ray Disc付き

商品説明


ベルリン・フィル&キリル・ペトレンコ、ファースト・エディション
両者の今後の方向性を示唆したボックスがリリース!


ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団と新首席指揮者キリル・ペトレンコによる初めてのボックス・セットが発売されます。ベートーヴェンやチャイコフスキーのコンサート・レパートリーの礎石となる交響曲や、フランツ・シュミットやルディ・シュテファン[1887-1915]といった現代において正当な評価を受けていない20世紀の作曲家の作品など、ペトレンコにとって重要なレパートリーが収録されており、ベルリン・フィルとペトレンコ両者の今後の方向性が示唆された内容となっています。
 ディスク1に収録されているのは、ベートーヴェン:交響曲第7番。これは、2018/19年シーズン開幕演奏会で、翌シーズンからの就任に先駆けてキリル・ペトレンコがタクトを取りました。冒頭は整然とした演奏にオケの美しさや鮮やかなテクニックが随所に感じられますが、第3楽章の後半から一気に終楽章へと頂点を持っていき、爽快なテンポで駆け抜け、圧巻のフィナーレへと到達します。今後への期待と高揚感が聴衆を熱気の渦へと包み込みます。
 ディスク2には、キリル・ペトレンコが正式に首席指揮者に就任した2019/20年シーズンの開幕公演からベートーヴェン:交響曲第9番を収録。ペトレンコはシーズン開幕前の記者発表で「第9」を取りあげたことについてこう述べています。「就任演奏会でベートーヴェンの「第9」を選んだことには、非常にシンプルで、しかし真摯な理由があります。というのは、もし人類を代表する音楽、人間の酸いも甘いもを包括し、表現した音楽というものがあるならば、それは「第9」だと思われるからです。それが、私とベルリン・フィルの新しい時代のスタートになるべきだと考えました。」
 本来であれば、19/20シーズンでは、ベートーヴェン生誕250周年を祝したプログラムとして歓喜(Freude)を表現した「第9」、自由(Freiheit)を表現した『フィデリオ』、平和(Frieden)を表現した『ミサ・ソレムニス』の3つの作品が演奏される予定でした。
 ディスク3は、2019年3月、ペトレンコ就任前の最後の演奏会から、チャイコフスキーの交響曲第5番。濃厚なロマン性をもつ「第5」。チャイコフスキー独特の抒情的な旋律の歌い方、ベルリン・フィルの重厚感、ペトレンコのシリアスでドラマティックな解釈は、期待に違わぬ 圧倒的な演奏となりました。
 ディスク4には、先に単独でリリースされていたチャイコフスキー『悲愴』。これは、2015年夏に彼が首席指揮者に選出された後、最初に客演した機会(2017年3月)に収録されたもので、ペトレンコの真価が発揮された演奏となっています。
 そしてディスク5には、ペトレンコならではのレパートリーといえる作曲家フランツ・シュミット、ルディ・シュテファンの作品が収録されています。愛娘の死を悼んで書かれたフランツ・シュミットの交響曲第4番。そして第1次大戦で悲劇的な死を遂げたルディ・シュテファンの1楽章の管弦楽のための音楽です。これまでのベルリン・フィルではあまり取り上げられてこなかったドイツ・オーストリア系の重要な作曲家たちを取り上げることにより、新たなレパートリーを開拓していくことになります。
 ベルリン・フィルの135年以上の輝かしい伝統は、フルトヴェングラー、カラヤン、アバドといった多くの巨匠たちによって作り上げられています。サー・サイモン・ラトルの後を引き継いで、キリル・ペトレンコがこの歴史に加わることとなり、両者のこれから続く音楽的コラボレーションの第1歩を本拠地フィルハーモニーで収録されたこのセットで楽しむことができます。(輸入元情報)


【収録情報】
Disc1
● ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調 Op.92

 録音時期:2018年8月24日

Disc2
● ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調 Op.125『合唱』

 録音時期:2019年8月23日

Disc3
● チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調 Op.64

 録音時期:2019年3月9日

Disc4
● チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調 Op.74『悲愴』

 録音時期:2017年3月23日

Disc5
● フランツ・シュミット:交響曲第4番ハ長調

 録音時期:収録:2018年4月13日

● シュテファン:1楽章の管弦楽のための音楽
 録音時期:収録:2012年12月21日

【Disc2のソリスト、コーラス】
 マルリス・ペーターゼン(ソプラノ)
 エリーザベト・クルマン(アルト)
 ベンヤミン・ブルンス(テノール)
 ユン・クヮンチュル(バス)
 ベルリン放送合唱団
 ギース・レーンナールス(合唱指揮)

 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 キリル・ペトレンコ(指揮)

 録音場所:ベルリン、フィルハーモニー
 録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)


Blu-ray1(ブルーレイディスク・オーディオ)
● このブルーレイ・ディスクには、上記全曲の音声トラックが収録されています。

 収録時間:245分
 音声:2.0PCM Stereo 24 bit/96kHz、5.1DTS-HD MA 24 bit/96kHz


Blu-ray2(ブルーレイディスク・ビデオ)
● このブルーレイ・ディスクには、上記全曲のコンサート映像が収録されています。
 ボーナス映像:キリル・ペトレンコによる談話

 収録時間:285分
 画面:カラー、、16:9、Full HD 1080/60i
 音声:2.0PCM Stereo、5.1DTS-HD Master Audio
 字幕:独、英、日本語
 Region All

● ダウンロード・コード
このブルーレイ・ディスクには、全曲のハイレゾ音源(24bit/192kHz)をダウンロードするためのURLとそのパスワードが封入されています。(輸入元情報)

● デジタル・コンサートホール
ベルリン・フィルの映像配信サービス「デジタル・コンサートホール」を7日間無料視聴できるチケット・コードが封入されています。(輸入元情報)

 アートワーク:ローズマリー・トロッケル(表紙「キャンディード」)
 輸入盤・日本語帯・解説付

【キリル・ペトレンコ】
2019年8月よりベルリン・フィルの首席指揮者を務めるキリル・ペトレンコは、1972年、シベリアのオムスク生まれ。18歳の時に、家族と共にオーストリアのフォアアールベルク州に移住し、ウィーン音楽大学で指揮を学んだ。卒業後、1997年にウィーン・フォルクスオーパーのアシスタント兼カペルマイスターとしてキャリアを開始。1999年から2002年に掛けては、独マイニンゲン劇場の音楽総監督を務めた。2001年、同劇場におけるクリスティーネ・ミーリッツ演出、アルフレート・ハルドリチカ装置のワーグナー『ニーベルングの指環』の成功により、国際的な注目を集める。さらに2002年から2007年には、ベルリン・コーミッシェ・オーパーの音楽総監督を務めた。この期間、ウィーン国立歌劇場、バイエルン国立歌劇場、ドレスデン・ゼンパーオーパー、コヴェント・ガーデン王立歌劇場、メトロポリタン歌劇場、パリ・オペラ座、フィレンツェ五月音楽祭、ザルツブルク音楽祭等に客演。2013年から3年間は、バイロイト音楽祭で『ニーベルングの指環』の新プロダクションを指揮した。2013年秋からは、バイエルン国立歌劇場の音楽総監督の任にあり、2019/2020年シーズン一杯まで同ポストを務める。コンサート指揮者としては、ウィーン・フィル、ベルリン・シュターツカペレ、ドレスデン・シュターツカペレ、バイエルン放送響、ロイヤル・コンセルトヘボウ管、クリーヴランド管、シカゴ響、ロンドン・フィル、イスラエル・フィルに客演。ベルリン・フィルには、2006年にバルトークとラフマニノフのプログラムでデビューし、2015年にオーケストラの投票により、次期首席指揮者に選ばれた。(輸入元情報)


収録曲   

ディスク   1

  • 01. 交響曲第7番 (以上収録予定/曲順未定)
  • 02. CD2
  • 03. 交響曲第9番「合唱」
  • 04. CD3
  • 05. 交響曲第5番
  • 06. CD4
  • 07. 交響曲第6番「悲愴」
  • 08. CD5
  • 09. 交響曲第4番
  • 10. 1楽章の管弦楽のための音楽

ディスク   2

  • 01. 交響曲第9番「合唱」 (以上収録予定/曲順未定)

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総合評価

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こちらのセット、SACDで発売していただけな...

投稿日:2021/05/30 (日)

こちらのセット、SACDで発売していただけないでしょうか?

meijinobu さん | 神奈川県 | 不明

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 2019年、ベルリン・フィルのシェフに就任...

投稿日:2021/01/27 (水)

 2019年、ベルリン・フィルのシェフに就任したペトレンコのいわば「お披露目セット」。聴いてみてまだまだこれから伸びしろのありそうなコンビであることを示唆している気がする。   フルトヴェングラーによって伝説の衣をまとい、カラヤンの下でブランドを確立。アバドと新しい響きと演奏を模索し、ラトルと組んで演奏や表現の可能性をアップデートしていったベルリン・フィルがなぜペトレンコを選んだのか。そこは団員それぞれ思いや思惑もあろう。このセットを体験して私個人の勝手な予想(または妄想?)として抱いたのは、「ベルリン・フィルはペトレンコと心中に近いような冒険をしたいのではないか?」、である。かなり乱暴な物言いとは思うが、音楽界のエリート集団である彼らがペトレンコの一途な指揮になぜあそこまで食らいついていくのかを考えると上述のような意見になってしまう。アバドやラトルが悪いわけではない。各代のシェフと有意義に、一緒に音楽を愉しんできたが、自分たちの能力のギリギリを超えてその先にあるものを見出すためには、かしこまった秀才でなくネームバリュー重視でないたたき上げで天才肌の職人と新たな作品を創っていく冒険の旅に出る必要があると感じたためではなかろうか。その職人、つまりペトレンコの情熱でわが身を焼き尽くしその先を見据えていくのがベルリン・フィルの選定理由であり、望みであったのではないだろうか。このコンビがこの先どうなるかは未知だが、そのベルリン・フィルの心意気とそれに応じてあの猛者集団のシェフを引き受けたペトレンコを見守ってみたいと思う。それがこのセットを鑑賞して受けた第一印象である。どれも力がこもっており「表現し尽くしたい」という両者の気迫が充満している。この異色とも思えるコンビによる冒険の「序章」に興味を持った方は、ぜひ手に取ってみてはいかがだろうか。

うーつん さん | 東京都 | 不明

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ペトレンコは2013年のバイロイトで指環を聴...

投稿日:2021/01/07 (木)

ペトレンコは2013年のバイロイトで指環を聴いて以来注目してきた。バイエルン国立歌劇場でも活躍してきたが、バイロイトのワーグナーは、かつてのベームを彷彿とさせるテンポで演奏を引き締め、最後の黄昏のカーテンコールでは圧倒的な喝采であった。ベルリンフィルとの出会いはある意味で必然である。デジタルコンサートホールで視聴しているが、ベルリンフィルと新たな歴史を刻むであろうことは疑いない。

stollen さん | 神奈川県 | 不明

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