陽だまりの天使たち ソウルメイト 2 集英社文庫

馳星周

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087457964
ISBN 10 : 4087457966
フォーマット
出版社
発行年月
2018年10月
日本
追加情報
:
376p;16

内容詳細

人間が犬を選び、犬が人間を選ぶ。その先に生まれる信頼関係が“ソウルメイト”の証。長年寄り添った愛犬の最後の時。家族の決断とは―。(「フラットコーテッド・レトリーバー」)、自殺を踏みとどまらせてくれた一匹の犬の存在。(「フレンチ・ブルドッグ」)心に空洞を抱えて生きる人々と、そこに寄り添う犬たち。犬と生きる喜びも、犬を失う悲しみも刻まれた、一つ一つの物語が胸を打つ全七編。

【著者紹介】
馳星周 : 1965年北海道生まれ。横浜市立大学卒業。96年デビュー作『不夜城』で第18回吉川英治文学新人賞、98年『鎮魂歌』で第51回日本推理作家協会賞、99年『漂流街』で第1回大藪春彦賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • じいじ さん

    訳有りワンちゃんを主人公に描いた七つの短篇集。一篇一篇、感動の余韻をかみしめながら読み終えました。馳氏の犬と人間の信頼の絆を綴った物語の三作目、期待通りの感動作です。事業に破れ妻と離婚して、死の淵を彷徨う男と一頭の捨て犬との運命の出会いが、二つの命を救う話、自我を殺して人間のために尽くすことを教え込まれる盲導犬…犬たちから、たくさんのことを教えてもらいました。随所で涙腺が緩むのを止められなかった。もっともっと読みたい、馳星周の魂の伴侶〈ソウルメイト〉―ワンちゃんの物語を…。

  • はつばあば さん

    猫は癒し系だけど犬は友です。その、人に寄り添ってくれる犬たちの本、ソウルメイト。この本、絶対電車などで読まないで下さい、炬燵の中で読んでもウルウルモノなんですから。一巻目のソウルメイトもそうですが馳さんがこのような本を2冊も書かれるなんて!と思いましたが彼も北海道産。北海道の作家さんて幅の広い活躍をされていますねぇ。先祖の過酷な生活を血や肉として作品ができるのでしょうか。「少年と犬」も読みたいし「雨降る森の犬」も読んでみたい

  • えみ さん

    あなたを愛する、あなたに愛される。そんなささやかなことが、彼らにとってどんなモノにも代えがたい最上の幸福。過去も未来もない、あるのは今ここ現在。犬たちが「生命」に寄り添いその意味を教えてくれる…心が温まる7篇収録の短編集。内に抱えている空虚を、天から享け賜わりし魂の伴侶“犬”という天使が癒してくれる。ささくれ立った心、苛立ちに哀しみ、そして絶望。笑い、涙し、共に生きる。どんなに短い時間の家族だったとしても、一度心を通わせたらずっと幸せ。犬を愛する著者が一字一句刻む「飼い主の責任」が伝わる感涙必須の一冊。

  • KEI さん

    読友さんのレビューに惹かれて。著者の犬愛に溢れる、犬への賛歌だ。巻頭の「いつもそばにいるよ」から涙腺が緩みっぱなしになってしまった。1作目の白血病の千尋とトイ・プードルのダンテ、この手の話は苦手だ!冒頭から泣かすなよ!と思う。【犬は、人間の様にあれこれと思い悩んだりはしないのだ。その時その時を懸命に生き、過去の出来事やまだ起きていない未来に惑わされたりはしない。】素敵な犬からのメッセージだった。馳さんのブログもお薦めです。

  • ローレンツ🐾 さん

    冒頭の『いつもそばにいるよ』から、もうすでに涙腺が崩壊した(´༎ຶོρ༎ຶོ`) わかってはいたけど、やっぱり通勤電車内では読むべきではなかったなぁ〜… 今作は前作以上に胸が熱くなった。犬は本当に慈愛に満ちている動物。本書を読み終えた後、心が浄化された。 本当に素晴らしい本です。

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人物・団体紹介

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馳星周

1965年、北海道生まれ。横浜市立大学卒業。97年『不夜城』で吉川英治文学新人賞、日本冒険小説協会大賞、98年『鎮魂歌 不夜城2』で日本推理作家協会賞、99年『漂流街』で大薮春彦賞、2020年『少年と犬』で直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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