神奈備

馳星周

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087716627
ISBN 10 : 4087716627
フォーマット
出版社
発行年月
2016年06月
日本
追加情報
:
269p;20

内容詳細

救われるのは、信じる者か、信じぬ者か。霊山・御嶽の麓の町で、悲惨極まりない人生を送ってきた少年、潤。山に棲まう神に会い、生きることの意味を問いたい…。積年の切ない望みを胸に、潤は誰もいない山へひとり姿をくらませてしまう。そんな潤を、強力の孝が思わぬ理由で捜索することになる。神を求め、信じる潤。長く山で暮らしながら、神を信じぬ孝。恐るべき大自然の猛威に翻弄されながら、二人が熱く命の炎を燃やす―。

【著者紹介】
馳星周 : 1965年2月18日、北海道生まれ。96年、書き下ろし長編『不夜城』でデビュー。97年、同作で第18回吉川英治文学新人賞、98年『鎮魂歌―不夜城2』で第51回日本推理作家協会賞、99年『漂流街』で第1回大藪春彦賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 初美マリン さん

    木曽の御嶽は、信仰の山だった。神に自分の存在意味を問うために無謀な登山をする少年。すべてを許せば楽になると微笑んでいた。神は信じるものに存在する。次々と試練が続き、ハラハラ、幸せになってほしかった

  • starbro さん

    馳星周は、ほとんどの作品を読んでいる作家です。最近、著者ならではのシリアスなノワールが少ないのはどうしてでしょうか?本作も新境地の山岳小説です。私は登山も山岳信仰もやりませんが、著者の筆力で一気読みでした。但し、潤は生かしてくれても良かったんではないでしょうか?大相撲で御嶽海(みたけうみ)という力士がいますが、極めて神性の高い四股名だということが解りました。

  • まちゃ さん

    母親の愛情を受けずに育ち、神を求めるしかなかった少年・潤と御嶽で強力をしながらも神を信じぬ孝。大自然に翻弄されながら自分の生きる意味を求めて葛藤する潤と孝の心理描写はさすがでした。人間を寄せ付けない御嶽の大自然の猛威と人間を惹き付けてやまない御嶽の神々しい姿の対比に惹き付けられました。エンターテインメント性は低いですが生きることについて考えさせられる小説でした。

  • pukupuku さん

    久々の馳さん。救いのない話だった。ただただ救いのない話が延々と続き,希望を見いだしたくて先を急いで一気に読んだ。それなのに・・・やっぱり救いがなかった。なんだか私が思い描いていた馳さんの文章とは体裁が変わってしまったような気がして,重い話なのに,一つ一つの文章や一人一人の人物像がすごく軽く感じて,どよ〜んとした読後感。

  • ナミのママ さん

    馳さん、作風が変わってきたのか、懐が深いのか、これはまた思いがけない作品でした。舞台は御嶽山、神にあうため山に登った少年と、彼を探す強力(道案内人)、一晩の出来事。かつてのスピードあふれる展開の早さある小説とは正反対、山と自然の風景、二人の過去と繰り返される心理描写が延々と続きます。神はいるのか、も含め、霊的な部分が多い内容でした。好き嫌い分かれそうな内容だと思いますが、私は一晩で一気読みでした。・・そして馳さん、次はどんな作品を書いてくるのかも気になります。

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人物・団体紹介

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馳星周

1965年、北海道生まれ。横浜市立大学卒業。97年『不夜城』で吉川英治文学新人賞、日本冒険小説協会大賞、98年『鎮魂歌 不夜城2』で日本推理作家協会賞、99年『漂流街』で大薮春彦賞、2020年『少年と犬』で直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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