この世を生き切る醍醐味 朝日新書

樹木希林

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784022950376
ISBN 10 : 4022950374
フォーマット
出版社
発行年月
2019年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
261p;18

内容詳細

「人生、上出来でございました」世を去る半年前、7時間に及ぶ最後のロングインタビューを全収録。この浮世をぞんざいに生き切る覚悟。あらゆる出会いや運命に感謝する心のもちよう。病や死すらおもしろがる透徹した視点。樹木希林さんの言葉一つひとつがお手本だ。そして娘・内田也哉子さんが初めて語る最期の日々、内田家の流儀、未来に受け継ぐ「母の教え」とは―。

目次 : きょう一番話したかった話をするわね。/ 私は「闘病」というのをした記憶がないのね。/ 仕事は出演依頼が来た順番とギャラで選んでいるんだから。/ メインになってない分だけ打たれ強いわね。/ じゃあ、食いっぱぐれないように家賃収入で食えるようにしとこう。/ ああ私って、口が悪くてケンカっ早いんだなと気づいたの。/ 別に脱がなくてもよかったのにさ、「私、脱ぐよ」って言ったの。/ 格好はバアさんなんだけど、気持ちは絶対に欲が深い。/ 美しくない人がどうして美しく写るんですか。/ 「遊びをせんとや生まれけむ」〔ほか〕

【著者紹介】
樹木希林 : 役者。1943年東京都生まれ。2018年9月15日に75歳で逝去。61年に文学座附属演劇研究所に入所、芸名「悠木千帆」とし、64年森繁久弥主演のテレビドラマ「七人の孫」、以後「時間ですよ」「寺内貫太郎一家」「夢千代日記」に出演。富士フイルム、味の素「ほんだし」などのテレビコマーシャルにも出演。77年に「樹木希林」と改名。2000年以後、映画出演が増える。「歩いても歩いても」「わが母の記」(日本アカデミー賞最優秀主演女優賞)など多数。08年紫綬褒章、14年旭日小綬章を受章。03年網膜剥離で左目の視力を失い、05年、乳がんにより右乳房の全摘手術、13年、全身がんであることを公表。長女に文筆家の内田也哉子、娘婿に俳優の本木雅弘、夫はロックンローラーの内田裕也(2019年3月17日に逝去)

石飛徳樹 : 朝日新聞編集委員。1960年、大阪市生まれ。神戸大学法学部卒。84年、朝日新聞社に入社。校閲部、前橋支局などを経て、文化くらし報道部で映画を担当している。著書・編著書のほか、「キネマ旬報」や「映画芸術」などの映画誌にも執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 真香@ゆるゆるペース さん

    希林さんが亡くなる半年前のインタビュー。あれからもう1年が経つんだな…と、しみじみしながら読んだ。仕事との向き合い方、結婚生活や子育てについて、病気と死生観の話など、その生き様はご主人の裕也さん以上にロックだと感じた。娘の也哉子さんのインタビューもまた素晴らしくて、真っ当な人ながらもユーモアがあって聡明なところがしっかり希林さんから受け継がれていて、とても素敵な女性。私も人生の終わりを迎える時に「今日までの人生、上出来でございました」と言えるように生きていきたいなと思う。

  • けんとまん1007 さん

    女優「樹木希林」を演じきった背景が見えてくる。いろいろな出来事を、いい意味で面白がる思考・姿勢がそこにある。どこか、少し違う位置から自分を含め、見るということ。少し、先の時間を考えることなんだろう。「さいざんすね・・・」からの思考が、それを表しているのかもしれない。

  • おさむ さん

    亡くなる直前の自伝的インタビュー。基本言いたい放題だが、樹木希林さんのおかしさ、変人ぶりがよく出ている。でも、一方でとても真っ当で潔い生き方だったとも感じる。高潔とはちょっと違って、毒を持った強かさのような感じ。死後、関連著書がたくさん出版されて多くが売れているのは、そんな真っ当さに惹かれる読者が多いからなんでしょう。娘さんの也哉子さんのインタビューも読み応えがありました。幼い頃は変人の母親に振り回され、恨んだ事もあったとか。でもその語り口を読む限り、とても真っ直ぐに育てられた人なんだなと思います。

  • まい さん

    やはり、樹木希林さんは、只者ではないことが分かる本です。不思議な人、こんな女優さん中々居ないでしょうね。昔のドラマや映画の話しなどから、人生観、死生観など、ホント生きるさまがよく書かれています。合わせて、娘也哉子さんのインタビューにも心打たれました。もう一度、樹木希林さんの映画を見たくなりました。

  • なつ さん

    『リサイクルプロダクションっていうのをやってみようかなと思った事があるのよ。キャスティングプロデューサーみたいなものかな。人を生かすっていう仕事やってみたかったわね』と実は裏方側に興味があった希林さん。そんなお仕事を飄々と愉しまれている希林さんも見てみたかったな…癌になって変わった希林さんの人生観『身体は借りもの』『「人間いつかは死ぬ」じゃなくて「いつでも死ぬ」』を私の中に大切に頂戴すると共に『今日までの人生、上出来でございました。これにて、おいとまいたします』と言えるようにこの世をちゃんと生き切りたい。

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人物・団体紹介

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樹木希林

1943年、東京都生まれ。本名、内田啓子。61年、文学座に入り「悠木千帆」名義で女優活動をスタート。70年代にテレビドラマ『時間ですよ』『寺内貫太郎一家』『ムー』『ムー一族』などに出演し人気を博す。2000年代以降は映画に活躍の場を広げ、『東京タワーオカンとボクと、時々、オトン』(07年)、『わが母

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