Original Motion Picture Soundtrack Cherry Blossoms And Demons

樹木希林が、女優人生の締めくりに選んだ作品。「あなた生きてるんだから、幸せになんきゃダメね」自分を見失った男が、遠い異国で出逢った、哀しくも美しい人生の物語とは...

人生は本当の自分に戻る旅

2018年7月11 日、樹木希林は、神奈川県茅ヶ崎市にある旅館“茅ヶ崎館”にいた。樹木がこの場所を訪れるのは、女優・杉村春子の付き人として参加した小津安二郎監督『秋刀魚の味』(62)の撮影時以来であり、 そして今回の訪問は、樹木の女優人生のラストを飾ることとなった『命みじかし、恋せよ乙女』の撮影のためだった。

本作は、自分を見失った男カール(ゴロ・オイラー)が、日本人女性ユウ(入月絢)との出会いをきっかけに、再び人生を取り戻していく物語。監督は、これまでに『MON-ZEN(もんぜん)』、『漁師と妻』、『HANAMI』、そして桃井かおり主演の『フクシマ・モナムール』など、日本を題材にした映画を製作し、親日家としても知られる女性監督ドーリス・デリエ。劇中に登場する、ドイツのノイシュヴァンシュタイン城や美しい風景、そして茅ヶ崎の海に、カーステン・ファンダルの叙情的なピアノ曲がより一層の彩りと深みを与え、観る者の心に寄り添う。

＜収録曲＞
01.娘の誕生日(Birthday and Demon)
02.亡き父の家へ(The Road to the Old House)
03.フジ(Fuji)
04.不安(The First Collapse)
05.ノイシュバンシュタイン城(Neuschwanstein)
06.ゴースト・パーティ(Ghost Party)
07.2人のゴーストとロベルト(Ghost)
08.レクイエム(Requiem)
09.死者のためのミサ(Requiem Dead)
10.カールのテーマ(Karl Theme)
11.新たな人生への一歩(Recovering Alone)
12.「あなたは今のままでいいの」(The Other Side Whispers)
13.長い一日(Long Day)
14.ユウの悲劇(The Tragedy of Yu)
15.庭のゴースト(The Ghosts in the Garden)
16.茅ヶ崎海岸(Beach)


(メーカー・インフォメーションより)