CD 輸入盤

『ポーランドの弦楽四重奏曲集〜ノスコフスキ、モニューシュコ、クルピンスキ』 ルトスワフスキ四重奏団

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
8573978
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
International
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

ポーランドの弦楽四重奏曲集

このアルバムは、ポーランドの民族主義を追求した作曲家たちの半世紀にわたる業績をたどるものです。
 カロル・カジミェシュ・クルピンスキ[1785-1857]はショパンよりも一世代前の作曲家。ポーランド音楽の国民的なスタイルの基礎を築いた人で、彼の弦楽四重奏のための幻想曲は整った形式を持つ作品です。
 スタニスワフ・モニューシュコ[1819-1872]は『ハルカ』や『幽霊屋敷』などのオペラを作曲し、「ポーランド・オペラの父」と称えられています。彼の四重奏曲は賛美歌などシンプルな旋律を採り入れた、活気に満ちた力強い作風が魅力です。
 ジグムント・ノスコフスキ[1846-1909]はポーランド有数の作曲家・教師として活躍し彼に続く世代の音楽家たちを数多く育てあげました。アルバムに収録されているのはヴィオッティの旋律をテーマにした変奏曲とフーガで、先鋭的ではないものの、機知に富んだ作風が窺えます。
 演奏はポーランドを代表するアンサンブル、ルトスワフスキ四重奏団。共感溢れる演奏を聴かせます。(輸入元情報)

【収録情報】
1. ノスコフスキ:ヴィオッティの主題による変奏曲とフーガ(1873)
2. モニューシュコ:弦楽四重奏曲第1番ニ短調(1837-40)
3. モニューシュコ:弦楽四重奏曲第2番ヘ長調(1837-40)
4. クルピンスキ:弦楽四重奏曲のための幻想曲 ハ長調(1823)

 ルトスワフスキ四重奏団

 Roksana Kwasnikowska(第1ヴァイオリン:1)
 Bartosz Woroch(第1ヴァイオリン:2-4)
 Marcin Markowicz(第2ヴァイオリン)
 Artur Rozmyslowicz(ヴィオラ)
 Maciej Mlodawski(チェロ)

 録音時期:2018年5月7-9日(2-4)、2021年8月17日(1)
 録音場所:ポーランド、Main Hall of National Forum of Music, Wroclaw
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

収録曲   

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ポーランドの弦楽四重奏曲集となっているが...

投稿日:2023/12/04 (月)

ポーランドの弦楽四重奏曲集となっているが、メインはモニューシュコの2曲の弦楽四重奏曲と思う。最近はポーランドのレーベルのCDが輸入されるようになり、今まで知られることがなかった作曲家の作品を目にすることが多くなっている。ノスコフスキやモニューシュコもそうした作曲家だと思う。ノスコフスキの変奏曲とフーガはテーマに続き8つの変奏の後、フーガが演奏される凝った構成となっている。テーマや最初の変奏は静かだが徐々に劇的な楽曲へと変わっていく、フーガはベートーヴェンに触発されて書かれたと思われる。モニューシュコの四重奏曲は明解なメロディーに溢れた作品だと思う。世代的にはシューマンやメンデルスゾーンに近いが、作風はその少し前のシューベルトに近い感じがする。シューベルトの有名でない四重奏曲が聴ければ、この作品も楽しめると思う。クルピンスキは後期ロマン派に位置するが、20世紀的な要素よりは19世紀的な要素が強い感じがする。ルストワフスキ四重奏団のメンバーはそれ程若くはなく、どちらかと言うと中堅クラスだと思う。演奏は静かな部分は少し静か過ぎるような感じはするが、大きな問題にはならないと思う。クルピンスキで一気にエネルギーを放出している。録音はダイナミックさを自然に捉えた感じだと思う。

またたび度々 さん | 宮城県 | 不明

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