DVD 輸入盤

『シモン・ボッカネグラ』全曲 ガッリョーネ演出、カッレガーリ&パルマ・レッジョ劇場、ヌッチ、スカンディウッツィ、他(2010 ステレオ)(日本語字幕付)

ヴェルディ(1813-1901)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
724008
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
画面サイズ
:
ワイドスクリーン
:
カラー
フォーマット
:
DVD
その他
:
輸入盤

商品説明


ヴェルディ:『シモン・ボッカネグラ』
ヌッチ、メーリ、スカンディウッツィ
カッレガーリ&パルマ・レッジョ劇場


ヴェルディの全オペラの中でもジワッと迫る感動では筆頭の『シモン・ボッカネグラ』、パルマでの公演の映像が登場。しかもかなり充実したキャストです。
 なんといってもレオ・ヌッチのシモンが最高。『シモン・ボッカネグラ』には多くの映像があるものの、実は新しい映像でヌッチのような大物ヴェルディ・バリトンが歌っているものはほとんどありません。あらゆる点でズシリとした手応えを感じる見事なシモンで、オペラ全体に大きな深みを与えています。対するフィエスコには、もう20年以上この役の第一人者であるロベルト・スカンディウッツィ。抑えた表現の中に様々な思いが滲む、極めて渋いフィエスコです。アメーリアは、グルジアの名ソプラノ、タマール・イヴェーリ。日本でも、ポーランド国立歌劇場、スカラ座、新国立劇場と3度『オテロ』のデズデーモナを歌っていずれも称賛されましたので、すっかりおなじみでしょう。このアメーリアも、彼女の豊潤なのに清楚さがある声にピッタリです。ガブリエーレは、若手でも特に人気の高いテノール、フランチェスコ・メーリ。彼の直向きな歌はガブリエーレにピッタリで、ことに第2幕でのアリアは、こんないい曲だったっけ? と思わずにはいられないほど。そして優れた歌手たちをダニエレ・カッレガーリが見事にまとめています。
 ジョルジョ・ガッリョーネによる『シモン・ボッカネグラ』の演出は、2007年にボローニャ市立劇場のために制作されたもので、その後レッジェ・エミーリア、パレルモ、パルマ、ニースと多くの劇場で取り上げられた近年の定番というべきもの。モザイク画風の床を中心に、古くからの港町ジェノヴァの雰囲気を巧みに醸しています。(キングインターナショナル)

【収録情報】
ヴェルディ:歌劇『シモン・ボッカネグラ』全曲

 レオ・ヌッチ(Br シモン・ボッカネグラ)
 ロベルト・スカンディウッツィ(Bs フィエスコ)
 タマール・イヴェーリ(S アメーリア)
 フランチェスコ・メーリ(T ガブリエーレ)
 シモーネ・ピアッツォラ(Br パオロ)
 パオロ・ペッキオーリ(Bs ピエトロ)
 ルカ・カサリン(T 弩兵隊長)
 オレーナ・ハラチコ(S アメーリアの侍女)
 パルマ・レッジョ劇場管弦楽団&合唱団
 ダニエレ・カッレガーリ(指揮)

 演出:ジョルジョ・ガッリョーネ
 装置、衣装:グイード・フィオラート
 照明:ブルーノ・チュッリ

 収録時期:2010年3月23,25,28日
 収録場所:パルマ(ライヴ)

・ボーナス:『シモン・ボッカネグラ』について

 収録時間:本編137分、ボーナス10分
 画面:カラー、16:9
 音声:DTS 5.1 / PCM Stereo
 字幕:伊英独仏西中韓日
 NTSC
 Region All

ユーザーレビュー

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歌手や演出に関しては、正にキングインター...

投稿日:2021/07/27 (火)

歌手や演出に関しては、正にキングインターナショナルの説明にある通りで付け加える事は何もないので、作品について。最近ようやくこの作品こそヴェルディのベストという声も聞かれるようになってきたが、それでもまだまだその真価が正当に認知されているとは言い難い状況だと思う。ほとんどのオペラ作品には多かれ少なかれ、グランドオペラに顕著なように、娯楽作品としての聴衆へのサービス(意地悪く言えば受け狙いの)が含まれているものだ。ヴェルディ作品群の中の最高峰、仮面舞踏会や運命の力はもちろん、あのドン・カルロにすらそれを指摘する事ができる。しかし、シモンにはそれが一切ない。「この世の喜びの一切はまやかしにすぎない。人の心とは尽きることのない涙の泉である」という最終幕のフィエスコのセリフに収斂されるストーリーはどこまでも真情に溢れている。そしてそのドラマを完璧に支える音楽は「椿姫」のように覚えやすい単純なものではないから、聴くほどに新しい発見がある。ヌッチはその斬新さをベルクの音楽になぞらえているほどだ。私も、もしヴェルディがこれ一作しか書かなかったとしてもオペラ史に不朽の名を残していただろうと思う。最近もザルツブルクやチューリヒから新しいDVDがリリースされたようで、それによってこの作品の魅力がさらに世に広まるのは喜ばしい事だ。ただ、私はこのパルマのヌッチの盤に加えて、ドミンゴ、ミルンズの三人の千両役者の 映像でもう十二分に満足しているので、これ以上新しいものを見たいとは思わないのだが。

グー さん | 兵庫県 | 不明

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ヴェルディ(1813-1901)

1813年10月10日、ジュゼッペ・フォルトゥニオ・フランチェスコ・ヴェルディは、カルロ・ヴェルディの10番目の子供として、ブッセート近郊レ・ロンコーレに誕生。この頃は政情が不安で、翌年1月には同地にロシア軍が侵攻しています。生家は旅館兼居酒屋を営み、宿泊客の旅芸人の音楽に幼少から惹かれていたとのこと。1821年、父親からスピネットを買ってもらい、やがてピエトロ・バイストロッキにオルガンの奏法も習

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