１２のソナタ集　フォルタン、アンサンブル・マスク

波乱万丈な生涯で花開いた才能が結実した
ローゼンミュラーのソナタ集

ドイツ中期バロックの重要な作曲家ローゼンミュラーはドイツに生まれ、聖ニコライ教会のオルガニストとして活躍。聖トマス教会のカントルに内定していましたが、当時は禁忌とされた趣味の嫌疑で職を追われ逮捕、投獄されてしまいます。その後脱獄し、ヴェネツィアに逃亡してイタリアで活躍しましたが、晩年はドイツに戻りヴォルフェンビュッテルの宮廷楽長に就任、その地で波乱万丈な人生を終えています。
　この12のソナタ集は晩年の作品で、ドイツでの復職に尽力してくれたウルリッヒ公に捧げられています。この12のソナタ集は斬新な主題設定や情緒豊かな旋律などローゼンミュラーの才能が結集した作品です。（キングインターナショナル）

【収録情報】
ローゼンミュラー：2、3、4、あるいは5つの弦楽器とその他の楽器による12のソナタ集 (1682)
・ソナタ第10番（5声）ヘ長調
・ソナタ第9番（5声）ニ長調
・ソナタ第8番（4声）変ロ長調
・ソナタ第1番（2声）ト短調
・ソナタ第7番（4声）ニ短調
・ソナタ第6番（3声）ヘ長調
・ソナタ第4番（3声）ハ長調
・ソナタ第5番（3声）ト短調
・ソナタ第3番（2声）ニ短調
・ソナタ第11番（5声）イ長調
・ソナタ第2番（2声）ホ短調
・ソナタ第12番（5声）ニ短調

　アンサンブル・マスク
　オリヴィエ・フォルタン（チェンバロ）

　録音時期：2011年11月
　録音方式：ステレオ（デジタル）