モーツァルト(1756-1791)

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CD 輸入盤

モーツァルト:『ハフナー』、シューベルト:『未完成』、ベートーヴェン:交響曲第2番 シューリヒト&ウィーン・フィル

モーツァルト(1756-1791)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
GS2034
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
International
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

シューリヒト・ファン騒然!
幻のテスト・プレスより復刻した『ハフナー』を含む
シューリヒト&VPOの神髄!

【制作者より】
 “幻のテスト・プレス”とは?
 1956年、英デッカによってステレオ録音されたシューリヒト/VPOのモーツァルトの『ハフナー』とシューベルトの『未完成』は、1957年にモノーラル盤が発売されました。その後、この2曲のステレオLPは1960年代になってアメリカと日本でようやく発売されましたが、本家の英デッカのステレオ盤は番号まで告知されながらも未発売に終わりました。かろうじて『未完成』は1972年になって初めてデッカ・プレスのステレオLP(本CDではこれを使用)が登場しましたが、『ハフナー』の方はとうとう一度も発売されませんでした。
 ところがGrand Slamは遂に、1956年に製作され、日の目を見ることがなかった『ハフナー』の“幻のテスト・プレス”を入手しました。しかも、それは幸運なことに未開封の新品(!)という、復刻の素材としては最高のものです。番号はアメリカ盤ですが、LP盤そのものは英デッカのプレスで、その信じがたいほどの鮮明さは、さすがにデッカというほかはありません。前回のクナッパーツブッシュの『ワルキューレ』第1幕グランドスラム創業以来最高のクオリティだとすると、今回のハフナーは“最大の驚き”と言っていいでしょう。
 ベートーヴェンも同じくアメリカ・ロンドン盤を使用しましたが、これもLP盤は英デッカ・プレスです。こちらは放送局に眠っていたLPのようで、当時の盤としては驚くほどノイズが少ないのも幸いでした。
 解説書では、未発売に至る経緯を詳しく解説しています。(平林 直哉)

【収録内容】
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791)
・交響曲第35番ニ長調、K.385『ハフナー』
@TAllegro con spirito
AUAndante
BVMenuetto
CWFinale. Presto

フランツ・シューベルト(1797-1828)
・交響曲第8(7)番ロ短調、D.759『未完成』
DTAllegro moderato
EUAndante con moto

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827)
・交響曲第2番ニ長調、作品36
FTAdagio molto-Allegro con brio
GULarghetto
HVScherzo. Allegro
IWAllegro molto

 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 カール・シューリヒト(指揮)

 録音時期:@−E1956年6月3〜6日、F−I1952年5月27〜30日
 録音場所:ウィーン、ムジークフェラインザール
 使用音源:@−C London(U.S.A)CS 6113 (英デッカ片面テスト・プレス/未発売)
 DE Decca(U.K.) SPA 225, F−I London(U.S.A.) LL 629
 (@−Eステレオ、F−Iモノーラル)
 *おことわり:LPからの復刻ですので、LP特有のノイズが混入します。

総合評価

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4.5

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ハフナーは本当に良い音質だと思う。アナロ...

投稿日:2014/09/14 (日)

ハフナーは本当に良い音質だと思う。アナログの重心の低さに加え、デッカ録音の輝かしさ。演奏もこのコンビだから、もちろん素晴らしい。お薦めします。

カザルスKJ さん | 東京都 | 不明

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以前レビューを入れた者で懲りずにデータ的...

投稿日:2013/10/22 (火)

以前レビューを入れた者で懲りずにデータ的なものを補完しておきたいと思って再度キーを叩いております。先ず本盤演奏では1956年6月シューリヒト76歳の頃VPOを指揮して収録したシューベルト交響曲第8番「未完成」(タイム@10’35A11’43)が表面的なさりげなさとは裏腹にその内部的に充分な密度の為なよなよせず言うべき事は言うというスタンス・・・そう有無を言わせぬ表現が早めのテンポの運びに巧まず活かされた同曲屈指の名演かと思われます。「あたり」がきついVPOのキリッとした姿勢も頼もしいですね。同年月収録のモーツァルト交響曲第35番「ハフナー」(同@5’56A4’42B3’10C4’07)は第1楽章スタート意外とソフトな橋渡しで聞耳を立てましたがその後の展開は第2楽章、第3楽章を含め結構腰重い感じです。そして最終楽章の最後の〆で冒頭見せたしなやかさを再現させました。ただこの曲への溌剌さに近いニュアンスをもう少し「未完成」交響曲の様に出して欲しいとも思いました。なお、本盤三曲目のベートーヴェン交響曲第2番(1952年5月モノラル録音、オーケストラはVPO、同@10’09A12’00B3’36C7’08)は未聴であります。本盤LPからの復刻版ということなのでそれなりのハンディ?があるのでしょうけれどとにかくシューリヒトの「未完成」・・これだけではないのでしょうが・・聴き物です。さて、いつもなら同指揮者の同曲の他演奏記録をメモするところなのですがシューリヒトに関してはあちこちのオーケストラ回りも長かった事もありかなりの数の同曲他演奏があるようで今回は本盤オーケストラVPOの演奏する同曲の他収録分等を書き出して整理資料に資したいと思います。モーツァルト交響曲第35番「ハフナー」→1956年1月(同@5’58A5’15B3’14C4’14)、1956年12月(ライブ、同@5’11A4’37B3’01C3’39)、1963年2月(同未確認)←結果的には「ハフナー」交響曲のみ他VPO演奏がありました。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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シューリヒト&ウィーン・フィルの英デッカ...

投稿日:2010/04/13 (火)

シューリヒト&ウィーン・フィルの英デッカへの名録音を集めたCDであるが、何よりも復刻された音質が実に素晴らしい。ハフナーなど、未開封のテストCDとのことであるが、とてもLP復刻とは思えないような鮮明な音質で、艶やかなオーケストラの音色が印象的だ。未完成は、特に第1楽章の沈み込んでいくような低弦の重量感溢れる重低音が完璧に捉えられており、高弦による繊細さも見事に再現されている。ベートーヴェンの第2も、モノラル録音というハンディを忘れさせるような艶やかにして鮮明な音質に大変驚かされた。演奏の評価について言うと、ハフナーとベートーヴェンの第2が、シューリヒトならではの名演と言えるだろう。ハフナーは、颯爽としたテンポの下、随所に見せる繊細な表情づけが素晴らしく、正に、モーツァルト演奏の規範とも言うべきアプローチと言えるだろう。ウィーン・フィルの美演も、高貴にして優雅さを湛え、この名演の価値を高めるのに大いに貢献している点も見過ごしてはならない。ベートーヴェンの第2は、特に、第3楽章の中間部の微妙にテンポを緩やかにしている点や、終楽章の超スローテンポが大変ユニークであるが、それでいて演奏全体の堂々たる風格をいささかも失うことがないのはさすがというべきである。他方、未完成は、ライナーノーツにもあるように、シューリヒトとしてはベストフォームとは言い難く、どこか中途半端な解釈に終始しているきらいがある。シューリヒトならば、もっといい演奏が出来たのではないかと少々残念な気がした。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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人物・団体紹介

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モーツァルト(1756-1791)

1756年:ザルツブルクで誕生。 1761年:最初の作曲(『アンダンテ ハ長調 K.1a』)。 1782年:オペラ『後宮からの誘拐』初演。 1783年:大ミサ曲ハ短調 K.427(417a)を上演。 1785年:弦楽四重奏曲集(ハイドン・セット)をハイドンに献呈。 1786年:オペラ『フィガロの結婚 K.492』初演。 1787年:父レオポル

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