メシアン、オリヴィエ(1908-1992)

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CD

『アッシジの聖フランチェスコ』全曲 ナガノ&ハレ管弦楽団、ダム、アップショー、他(1998 ステレオ)(4CD)

メシアン、オリヴィエ(1908-1992)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
POCG10219
組み枚数
:
4
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

メシアン:歌劇『アッシジの聖フランチェスコ』(4CD)
日本語解説、日本語歌詞対訳付き

メシアン生誕100年記念(1908年12月10日生まれ)アンコール・プレス。
’98年のザルツブルグ音楽祭で、ピーター・セラーズの演出で大きな話題を呼んだ、メシアン唯一のオペラの新プロダクションのライヴ録音。上演時間が4時間を超え、120人のオーケストラと150人のコーラスを要する巨大なオペラを、ドイツ・グラモフォン初録音となるケント・ナガノが見事に指揮しています。

・メシアン:歌劇『アッシジの聖フランチェスコ』全曲
 天使・・・・・・・・・・・・ドーン・アップショー(ソプラノ)
 聖フランチェスコ・・・ジョゼ・ヴァン・ダム(バス)
 重い皮膚病を患う病人・・・クリス・メリット(テノール)
 兄弟レオーネ・・・・・ウルバン・マルムベルク(バリトン)
 兄弟マッセオ・・・・・ジョン・アレール(テノール)
 兄弟エリア・・・・・・・ギー・ルナール(テノール)
 兄弟ベルナド・・・・・トム・クラウゼ(バリトン)
 兄弟シルヴェストロ・・・アコス・パンラキー(バス)
 兄弟ルフィーノ・・・・・ダーク・ダーズ(バス)
 アルノルト・シェーンベルク合唱団
 ハレ管弦楽団
 指揮:ケント・ナガノ

 録音:1998年8月、ザルツブルク(ライヴ、デジタル)

内容詳細

98年のザルツブルク音楽祭で話題を集めた上演のライヴ録音である。ハレ管から精緻な響きと一瞬のきらめきを引き出すナガノの指揮が絶品。ヴァン・ダムの体当たり的演唱にも強く心を打たれる。4時間近い大曲を聴き通させる凄まじい緊張感を持った演奏だ。(彦)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

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この作品はメシアン芸術の集大成と言えるだ...

投稿日:2010/07/03 (土)

この作品はメシアン芸術の集大成と言えるだろう。彼のアイデンティティーであるキリスト教、鳥の声、東洋音楽(インド)への興味などがはっきりと盛り込まれている。 聖人フランチェスコのエピソードということもあり、メシアン自身の信仰心、共感(?)が強く打ち出され、歌劇というよりオラトリオに近い作品だろう。 CDは1998年のザルツブルグ音楽祭でのライブレコーディングで、ケント・ナガノ指揮、ハレ管弦楽団、アルノルト・シェーンベルク合唱団の演奏。 タイトルロールを歌うジョセ・ヴァン・ダムが素晴らしい。彼はこの作品の初演も歌っており、大切にしている役だという。 この作品の特に第一幕など、美しい声とともにその表現にも磨き上げられたものを感じた。 ヴァン・ダムの魅力をも楽しめる一枚だ。 しかしこのCDは演奏にしても音質にしてもこれがライブ録音かと疑いたくなるような出来だ。 このプロダクションではピーター・セラーズが演出をして話題になったということだが、ぜひ国内版で映像化してもらいたいものだ。 個人的に気になったことを言えば、全曲に登場するモチーフ(テーマ)などは、音階こそ十二音音楽的というのかセリー主義なのかもしれないが、結局はワーグナーのライトモチーフの枠組みで使われており、響きのわりには現代的なものはあまり感じられない。 トゥーランガリラ交響曲にも出てくる有名なモチーフも登場する。(ケント・ナガノのそのモチーフの扱い方があまいというかもっさりした感じがした。もっと目の覚めるようなやり方をして欲しかった。) インド音楽など、東洋の音階の影響によるモチーフも頻繁に登場するが、東洋人の感覚からするとキリスト教の物語でガムラン風の響きが入ってくるとアレッと思ってしまうのだが、どうなんだろう? 合唱の使い方などはさすがキリスト教世界だと思う。 第三幕などは調性がはっきりしていてメシアンの音楽であることを忘れそうになる。

ユローヂィヴィ さん | 大阪府 | 不明

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