CD 輸入盤

交響曲第9番 ジュリーニ&スウェーデン放送交響楽団(1973年ステレオ・ライヴ)(2CD)

マーラー(1860-1911)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
SSS0140
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

マーラー交響曲第9番
ジュリーニ&スウェーデン放送響
1973年ライヴ(ステレオ)


ジュリーニのマーラーといえば、、シカゴ交響楽団とセッション録音したドイツ・グラモフォン盤が有名。今回ドイツのヴァイトブリック・レーベルから登場するスウェーデン放送交響楽団を指揮した演奏は、ドイツ・グラモフォン盤の3年前である1973年2月にライヴ録音されたものです。
 時期が近いため基本的な解釈などは非常に似ており、改めてジュリーニのリハーサルの徹底ぶりをうかがい知ることができます。音質も当時のライヴ録音としては比較的良好な水準にあり、ジュリーニの描いた壮大な叙事詩のような解釈をスウェーデン放送響の懸命な演奏によって味わうことができます。
 なお、解釈は似ていますが、実演ということもあってか音楽の流れはよりスムーズで、第4楽章の演奏時間が2分40秒ほど短くなっているのが目立った特徴ともなっています。
 ジュリーニは1969年からショルティの招きでシカゴ交響楽団の首席客演指揮者となり、その影響もあってかマーラーをとりあげるようになりますが、録音で聴ける第1番と第9番、大地の歌はどれも素晴らしいものだったので、今回の演奏も期待できるところです。
 ちなみにスウェーデン放送交響楽団は1965年に創設された比較的新しいオーケストラであり、初代首席指揮者には、かのチェリビダッケ[1965-1971]が就任、以後6年の空白の後、ブロムシュテット[1977-1982]、サロネン[1984-1995]、スヴェトラーノフ[1997-1999]と個性的な首席指揮者が続いています。
 今回登場するジュリーニの客演は1973年なので、チェリビダッケの2年後、首席指揮者空白期間におこなわれたものということになります。当時のジュリーニはウィーン交響楽団の首席指揮者就任がすでに決まっており、翌1974年には同楽団とブルックナー2番のどっしりした美しい演奏をEMIに録音、さらにその翌年には同楽団とマーラーの9番をコンサートでとりあげて絶賛を博すなど、ジュリーニ黄金時代ともいうべき充実した時期に録音されたのが今回のマーラー9番と言えると思います。
 なお、ライナーノートは、英語、日本語、ドイツ語で掲載され、ジュリーニの伝記作者でフランス国立放送のディレクターを長年務めたジャン・イヴ・ブラ氏の文章が読み応えあるものとなっています。(HMV)

【演奏時間実測値】
1973 30:34 + 16:33 + 13:49 + 22:43 = 83:39
1976 31:47 + 17:09 + 13:56 + 25:22 = 88:14

【収録情報】
・マーラー:交響曲第9番ニ長調

 スウェーデン放送交響楽団
 カルロ・マリア・ジュリーニ(指揮)

 録音時期:1973年2月9日
 録音場所:ストックホルム、コンサートホール
 録音方式:ステレオ(アナログ/ライヴ)

ユーザーレビュー

総合評価

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安かったので購入したが、音も悪くなくすば...

投稿日:2015/01/13 (火)

安かったので購入したが、音も悪くなくすばらしい演奏だと思う。CD録音のための演奏(シカゴ響との演奏)はもっとすばらしく、たぶん完璧な演奏なのだろう。 しかし、なぜか?このような演奏会用の演奏?に心惹かれるのはなぜなのだろう。珍しい海賊版があれば手を出してしまう。例え高くても・・・。ジュリーニの演奏であれば、FM放送されたものがCD化されれば私は購入する。ただし、あまり高いのは困るが・・・。もっともっと過去の演奏会の録音があればCDにして登場させてもらいたい。他の指揮者にしても・・・。全くこのCDの演奏の感想は書いていないが、この場を借りて主張したいものだ。

symphony No.5 さん | 三重県 | 不明

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73年のライブと考えれば意外に音は良い。か...

投稿日:2014/11/16 (日)

73年のライブと考えれば意外に音は良い。かのシカゴとの録音には一歩譲るが、内容はほぼ同一、と言って良いだろう。いや、シカゴとの録音にはややだれるような気分になる部分もないではないが、こっちのほうが引き締まっているようにも聴こえるのは身びいきだろうか?安くて良いCDを手に入れるってえのはいいもんですね・・。

mid-massa さん | 三重県 | 不明

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有名なシカゴとのセッションより前ですが、...

投稿日:2013/10/02 (水)

有名なシカゴとのセッションより前ですが、演奏スタイル、アプローチのコンセプトは同じです。もうしっかり出来上がっていたのですね。勢いやノリに流されない、断固たる、頑固なマーラー。あたかも戦艦を想わせる威容で、重く進み、クライマックスでは巨砲が唸るような迫力であります。一方ではしっとりした歌もあり、曲の持つ様々な要素をしっかり描き出そうとしたものでありましょう。ただ、この時期のスウェーデン放送交響楽団はあまりいい状況じゃなかったのかな、合奏も個人技もちょっと聴き劣りするところがあって(ましてライヴだし)、ジュリーニさんのコンセプトを完全には実現できていないのではないかと惜しまれます。要は完成度は今一つ、といふこと。でもまあ、興味深い演奏です。録音は良好。特にいいわけではありませんが(バランスとか、どうかな)、鑑賞に問題はなし。なお、全曲終了後の拍手喝采が続く中、このオケ名物のファンファーレが鳴り響きますが、マーラーのこの曲の後でこれはないんぢゃないの、といふ気はしますね。

ほんず内閣総理大臣 さん | 北海道 | 不明

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人物・団体紹介

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マーラー(1860-1911)

1860年:オーストリア領ボヘミア、イーグラウ近郊のカリシュト村で、グスタフ・マーラー誕生。 1875年:ウィーン楽友協会音楽院に入学。 1877年:ウィーン大学にてアントン・ブルックナーの対位法の講義を受講。 1883年:カッセル王立劇場の副指揮者に就任。 1885年:『さすらう若人の歌』を完成。プラハのドイツ劇場の

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