CD 輸入盤

交響曲第8番『千人の交響曲』 ケント・ナガノ&ベルリン・ドイツ交響楽団(2CD)

マーラー(1860-1911)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
HMG501858
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

ケント・ナガノのマーラー『千人の交響曲』
お買得価格のhm Goldシリーズで復活!


5管編成の大オーケストラ、8人の独唱者、2組の混声合唱団、少年合唱団、それにオルガンという空前の規模を要する『千人の交響曲』は、聖霊の降臨を讃えた第1部に、ゲーテの『ファウスト』終景を題材にオラトリオ的な進行を見せる第2部という独特の構成を持っています。そのため、交響曲というよりも壮大な交響的カンタータともいうべき大規模声楽作品として捉えることも可能です。
 一方、ケント・ナガノといえば、現代音楽のほかに、大規模な声楽作品も得意とし、これまでにも、オペラのほか、ベートーヴェンの『オリーブ山上のキリスト』や、シェーンベルクの『ヤコブの梯子』&『地には平和を』、バーンスタインのミサ曲などで話題を呼んでいたものです。
 マーラーの作品にしても、交響曲第3番と『大地の歌』、カンタータ『嘆きの歌』、それに歌曲集をすでにレコーディングしていますが、これらはどれも声楽入りの作品であり、その選曲傾向には、そうしたナガノの嗜好が如実に反映されていると見ることもできます。
 実際、演奏はナガノらしく独特の雄弁さを備えたものといえ、対位法を駆使したパワフルな第1部では、二群のコーラスのダイナミックな捌きぶりも鮮やかに、緩急差の激しい迫力満点の演奏を聴かせてくれています。
 一方、ゲーテの『ファウスト』の終景「山、峡、森、岩、荒地」のドイツ語テキストを用いた第2部では、64分もかけて細部にいたるまでじっくりと描きこんでおり、序奏部の豊かな雰囲気と次第に昂ぶる熱い情念の噴出をはじめ、マリア崇拝の博士による“Blicket auf!”以降の高揚感と深い感動などにも素晴らしいものがありました。(HMV)

【収録情報】
・マーラー:交響曲第8番変ホ長調『千人の交響曲』[88:15]
 第1部「来たれ、創造主たる聖霊よ」[24:14]
 1.Veni, creator spiritus 1'26
 2.Imple superna gratia 3'35
 3.Infirma nostri corporis 2'35
 4.Tempo I - Allegro 1'10
 5.Infirma nostri corporis 3'11
 6.Accende lumen sensibus 5'53
 7.Qui paraclitus diceris 3'25
 8.Wieder frisch - Gloria Patri Domino 2'53

 第2部「ゲーテ『ファウスト』から終幕の場」[64:01]
 1.Poco adagio - Etwas bewegter 11'17
 2.Wieder langsam : Waldung 5'50
 3.Ewiger Wonnebrand - Moderato 2'00
 4.Wie Felsenabgrund 4'48
 5.Gerettet ist das edle Glied 2'50
 6.Schon etwas langsamer 2'08
 7.Ich spur' soeben 6'07
 8.Adagissimo: Dir 4'30
 9.Bei der Liebe 5'04
 10.Sich etwas masigend 4'42
 11.Komm! hebe dich zu hohern Spharen! 1'20
 12.Blicket auf! 5'32
 13.Langsam - Sehr langsam beginnend 7'46

 シルヴィア・グリーンバーグ(ソプラノ:罪深き女)
 リン・ドーソン(ソプラノ:贖罪の女)
 サリー・マシューズ(ソプラノ:栄光の聖母)
 ゾフィー・コッホ(アルト:サマリアの女)
 エレナ・マニスティナ(アルト:エジプトのマリア)
 ロバート・ギャンビル(テノール:マリア崇拝の博士)
 デトレフ・ロート(バリトン:法悦の教父)
 ヤン=ヘンドリク・ローテリング(バス:瞑想の教父)

 ベルリン放送合唱団(合唱指揮:サイモン・ハルジー)
 ライプツィヒMDR放送合唱団(合唱指揮:ハワード・アーマン)
 ヴィンツバッハ少年合唱団(合唱指揮:カール=フリードリヒ・ベリンガー)
 ジーグルト・ブラウンス(オルガン)
 ベルリン・ドイツ交響楽団
 ケント・ナガノ(指揮)

 録音時期:2004年4月29日〜5月4日
 録音場所:ベルリン、フィルハーモニー、大ホール
 録音方式:デジタル(セッション)

ユーザーレビュー

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マーラーの録音には慎重と思われるK・ナガ...

投稿日:2012/06/11 (月)

マーラーの録音には慎重と思われるK・ナガノですが、それでも今までの録音が3番と8番といういずれも曲者なのは興味深いところです。この8番まず録音がとても美しいですね。コーラス、オケ、ソロのバランスは完璧だと思います。演奏も非常に精緻で好感がもてます。

G.v.Eisenstein さん | 栃木県 | 不明

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人物・団体紹介

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マーラー(1860-1911)

1860年:オーストリア領ボヘミア、イーグラウ近郊のカリシュト村で、グスタフ・マーラー誕生。 1875年:ウィーン楽友協会音楽院に入学。 1877年:ウィーン大学にてアントン・ブルックナーの対位法の講義を受講。 1883年:カッセル王立劇場の副指揮者に就任。 1885年:『さすらう若人の歌』を完成。プラハのドイツ劇場の

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