CD

Messe De Nostre Dame: Kandel / Musica Nova

マショー(c.1300-1377)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
MAECD1093
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD

内容詳細

立体的な深みあるハーモニーに包み込まれる至福の時の流れ。声楽アンサンブルを聴く醍醐味がここに。すでにマショーのモテット全曲録音で評価を確立させているムジカ・ノーヴァ、傑作「ノートルダム・ミサ」に周辺の作曲家たちの秀作を加えてアルス・ノーヴァの時代を生き生きと再現する。★(田)(CDジャーナル データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

★
★
★
★
★

5.0

★
★
★
★
★
 
1
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
★
「モテット全集」「バラード集」と続いたEn...

投稿日:2011/04/06 (水)

「モテット全集」「バラード集」と続いたEnsemble Musica NovaのGillaume De Machautプロジェクトの、おそらく締めくくりのCDと思われ、Machautの「ノートル・ダム・ミサ」を中心に、同時代作曲家のモテットを併録、最後をMachautの死を悼む二重バラードで終えるという構成。これまで14世紀の作品としては、異例な程に録音に恵まれてきた「ノートル・ダム・ミサ」ですが、Kandel/Musica Novaの演奏はこれまでのいずれとも異なります。有名なA.Dellerの録音以来、どちらかと言えば早めのテンポできびきびと演奏されることが多かったのですが、Musica Novaは器楽を加えず声楽のみで押していくにもかかわらず、遅めのテンポでしかもラテン語の発音、反復の際の微妙なニュアンスを意図しながら、あくまで美しくじっくりと歌い上げて行きます。その精緻なこと、緊張感の高いこと、細部の変化の変幻自在なことでは、同じ声楽のみによるHilliard Ensembleの名演奏をすら確実に超えています。Kyrie,Sanctusなどのイソリズムによる部分はもちろんですが、Gloria,Credoのコンドクトゥス部分はこれまでの録音では軽快にあっさりと過ぎるのが普通なのに、Musica Novaの演奏は一歩一歩ニュアンスを克明に描いて、同じ曲を聴いてると思えない程です。同時代のアルス・ノヴァ・モテット他も、この錯綜とした難曲群にして考えられないくらいに美しく精緻であり、David Munrow以来の名演の一つではないでしょうか。現在のEnsemble Musica Novaの恐るべき実力が十分に発揮された名演奏で、疑いなく数ある「ノートル・ダム・ミサ」の録音の最上位に位置づけられる名盤と考えられます。

mimi さん | 兵庫県 | 不明

1

マショー(c.1300-1377)に関連するトピックス

古楽 に関連する商品情報

おすすめの商品