惑星（ハーマン＆ロンドン・フィル）、エグドン・ヒース（ボールト＆ロンドン・フィル）、ムーアサイド組曲（グライムソープ・コリアリー・バンド）、他（２ＣＤ）

ホルスト：惑星、パーフェクト・フール、他
バーナード・ハーマン、ボールト、他

ディスク１には『惑星』を収録。映画音楽の巨匠で、優れた指揮者でもあるバーナード・ハーマンによるこの演奏は、その凝りに凝った表現と、鮮烈なフェイズ４録音によって知る人ぞ知る存在。廃盤になって久しかったこの名録音が復活するのは嬉しい限りです。 　ディスク２の１曲目は、ボールトによる『どこまでも馬鹿な男（パーフェクト・フール）』。トロンボーンが大活躍する非常に聴きごたえのある作品で、『惑星』が好きな方にはきっと気に入られる名曲です。
　続く『エグドン・ヒース』は、ホルストの自信作ながら、そのしぶい感触もあってかあまり聴かれない作品ですが、何度も接するうちに味の出る種類の音楽でもあります。同じくボールトによる演奏です。
　ほかに、吹奏楽のための作品３曲と、室内オケのための作品２曲を収録しています。（ＨＭＶ）

【収録情報】
CD1
ホルスト
・組曲『惑星』op.32
　ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
　バーナード・ハーマン（指揮）

　録音時期：1970年2月
　録音場所：ロンドン、キングズウェイ・ホール
　録音方式：ステレオ（セッション）

CD2
・『どこまでも馬鹿な男』op.39〜バレエ音楽
・『エグドン・ヒース』 op.47
　ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
　エードリアン・ボールト（指揮）

　録音時期：1961年3月
　録音場所：ロンドン、キングズウェイ・ホール
　録音方式：ステレオ（セッション）

・ムーアサイド組曲 H.173
　グライムソープ・コリアリー・バンド
　エルガー・ハワース（指揮）

　録音時期：1976年6月
　録音場所：ハダーズフィールド、タウン・ホール
　録音方式：ステレオ（セッション）

・吹奏楽のための組曲第1番変ホ長調op.28a
・吹奏楽のための組曲第2番ヘ長調op.28b
　イーストマン・ウィンド・アンサンブル
　フレデリック・フェネル（指揮）

　録音時期：1955年5月
　録音場所：ニューヨーク州ロチェスター、イーストマン・シアター
　録音方式：ステレオ（セッション）
　原盤：Mercury

・セント・ポール組曲op.29-2
・フーガ風協奏曲op.40-2
　ジュリア・ボゴラド（フルート）
　キャスリン・グリーンバンク（オーボエ）
　セント・ポール室内管弦楽団
　クリストファー・ホグウッド（指揮）

　録音時期：1992年5月
　録音場所：ミネソタ州セント・ポール、オルドウェイ・ミュージック・シアター
　録音方式：デジタル（セッション）