DVD 輸入盤

『トゥーランドット』全曲 ゼッフィレッリ演出、カレッラ&アレーナ・ディ・ヴェローナ、グレギーナ、リチートラ、他(2010 ステレオ)(日本語字幕付)

プッチーニ (1858-1924)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
BAC066
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
画面サイズ
:
ワイドスクリーン
:
カラー
フォーマット
:
DVD
その他
:
輸入盤

商品説明


リチートラ追悼!
アレーナ・ディ・ヴェローナの『トゥーランドット』
ゼッフィレッリ演出、ワダエミ衣装の豪華舞台が鮮明映像に!
しかも日本語字幕付き!


来日を目前にして急逝してしまったテノール、サルヴァトーレ・リチートラの素晴らしい歌が聴ける『トゥーランドット』が、鮮明映像で登場。2010年夏のアレーナ・ディ・ヴェローナでの上演のライヴ収録です。リチートラはデビューして間もなくムーティによってスカラ座で重用され世界的大成功を収めたのでベテランのような気がしますが、1968年生まれ、まさにこれから全盛期を迎えんとしていたところ。惜しんでも惜しみきれない急死です。そのリチートラが近年得意にしていたのが『トゥーランドット』のカラフ。情熱的で力強く、しかも声に甘さがあって人を惹きつける魅力のあるリチートラのカラフは、理想的と言ってよいでしょう。しばしば「パヴァロッティの再来」と言われるリチートラ、しかし有名なアリア『誰も寝てはならない』は、パヴァロッティの豪快な歌いっぷりとはまた違った繊細さも感じられるもの。大喝采に応えてアンコールするリチートラの心意気には、思わず涙がこみ上げて来そうになります。
 トゥーランドット役は、今日この役のスペシャリストとして称讃されているマリア・グレギーナ。相変わらずのド迫力な声でアレーナの大空間を満たしています。リューは、ポーランド国立歌劇場、ミラノ・スカラ座、新国立劇場と三度日本で『オテロ』のデズデーモナを歌って大評判となったグルジアのソプラノ、タマール・イヴェーリ。密度の濃い美声で切々とリューの悲しみを歌い上げています。ティムールはブラジルのバス、ルイス=オクタヴィオ・ファリア。知名度は低いものの、驚くほど立派な声の持ち主です。
 指揮は、ベテランのイタリア・オペラ指揮者として世界中を駆け回っているジュリアーノ・カレッラ。巨大なアレーナでは指揮者の技量が問われますが、野外オペラ公演とは思えないほどしっかりとした音楽にまとめているのはさすが。
 『トゥーランドット』は映像も多く、フランコ・ゼッフィレッリ演出のものでも既に他にありますが、アレーナ・ディ・ヴェローナの巨大空間を豪華に装ったこのプロダクションはまた格別。しかも衣装はワダエミが担当。しかも鮮明なHD収録で、嬉しい日本語字幕付き! 初『トゥーランドット』の方にも、さらにもう一つという方にも、自信を持ってお薦めできます。(キングインターナショナル)

【収録情報】
・プッチーニ:歌劇『トゥーランドット』全曲

 マリア・グレギーナ(S トゥーランドット)
 サルヴァトーレ・リチートラ(T カラフ)
 タマール・イヴェーリ(S リュー)
 ルイス=オクタヴィオ・ファリア(Bs ティムール)
 カルロ・ボージ(T 皇帝アルトゥム)
 レオナルド・ロペス・リナレス(Br ピン)
 ジャンルカ・ボッキーノ(T ポン)
 サヴェーリオ・フィオーレ(T パン)
 ジュリアーノ・ペリツォン(Br 役人)、ほか
 アレーナ・ディ・ヴェローナ管弦楽団&合唱団、バレエ団
 ジュリアーノ・カレッラ(指揮)

 演出:フランコ・ゼッフィレッリ
 衣装:ワダエミ
 振付:マリア・グラツィア・ガロフォリ
 照明:パオロ・マッツォン

 収録時期:2010年
 収録場所:アレーナ・ディ・ヴェローナ(ライヴ)

 収録時間:128分
 画面:カラー、16:9
 音声:PCM Stereo、Dolby Digital 5.1
 字幕:伊、英、独、仏、西、日
 NTSC
 Region All

ユーザーレビュー

総合評価

★
★
★
★
★

5.0

★
★
★
★
★
 
2
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
★
ドミンゴによる87年のNYメト盤がLD時代か...

投稿日:2013/09/27 (金)

ドミンゴによる87年のNYメト盤がLD時代からの大好きな映像だったが、こちらもゼッフィレッリ演出。奇抜な演出が珍しくない時代にあって、スタンダード演出として定着、安心して観られる。豪華な舞台と煌びやかな衣装は、グランド・オペラの醍醐味。日本語字幕付きだが、伊語の歌詞は短く非常に分り易い。短い台詞に込められた、プッチーニのメッセージに胸が熱くなった。原語で鑑賞できるなんてLD時代には夢のような話で、しかもHDの綺麗な映像で堪能できる。リチートラ亡き今、新たな定番として永く愛される映像となることだろう・・・。

燕の巣 さん | 静岡県 | 不明

4
★
★
★
★
★
これまでメトロポリタンでのグレギーナ版(...

投稿日:2013/05/09 (木)

これまでメトロポリタンでのグレギーナ版(過去NHK-BS と今年WOWOWで放映)がベストだと思っていたが、今回求めやすくなったのを機会に買ってみた。メトと同じゼフィレッリ演出で、タイトルロールも同じグレギーナで比べると、こちらの方が、声に伸びと演技に余裕が感じられる。ヴェローナの野外劇場はハンディがあるはずなのだが、2.1chでも包み込まれるような臨場感あふれる上に、出演者たちの声もかすむことがなく、オケも素晴らしい。7.1chもあるが、むしろ2.1chの方が音質的に優れているようだ。以前NHK-BSで放送されたこのヴェローナでの「アイーダ」も素晴らしかった。ここは音響環境に恵まれている上に、舞台の広さはさすがのメトをも凌いで、ゼフィレッリの意図を十分発揮できているようだ。セットも良く、ワダ・エミの衣装もメトを凌いで輝いている。カラフのリチートラはメトのジョルダーニと互角かと思うが、「誰も寝てはならぬ」の劇中アンコールは、確かに素晴らしいが、余計だと思うし、少し冷めた。最も関心があったのは、リューのイヴェーリだが、容姿ではポプラフスカヤの方が好みだが、歌ではイヴェーリが上だろう。リセウ劇場のフリットリと互角かな。ティムールはメトのレミーにはかなわない。皇帝はこちらが上。ピン・パン・ポンは好みでメト。指揮は、派手で画面にハミ出てジャマなメトのネルソンスより、落ち着いてスマートなカレッラが上。総合的にはわずかにこちらの勝ちかと思うが、両方とも愛着度は変わらない。

masashing さん | 大阪府 | 不明

4

プッチーニ (1858-1924)に関連するトピックス

オペラ に関連する商品情報

おすすめの商品