CD 輸入盤

『ジャンヌの扇』全曲、ラヴェル:『マ・メール・ロワ』全曲 ジョン・アクセルロッド&フランス国立ロワール管弦楽団

バレエ&ダンス

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
8573354
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
International
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

『ジャンヌの扇』全曲
ジョン・アクセルロッド&ロワール管弦楽団


ラヴェルのバレエ音楽『マ・メール・ロワ』。このタイトルはイギリスを中心に発祥した伝承童話「マザー・グース」のフランス語読みで、ラヴェルの友人の子供たちのために最初はピアノ連弾曲として作曲されました。ラヴェルは後に芸術劇場の支配人であったジャック・ルーシェの依頼により、この組曲をバレエ版に編曲。その際は曲順を入れ替え、また、前奏曲、間奏曲などいくつかの曲を付け加え、ラヴェルらしい色彩豊かなオーケストレーションを施し、実に見事な作品として生まれ変わらせました。
 とは言え、このアルバムで注目したいのは『ジャンヌの扇』。こちらは当時のサロン主宰者、マダム・ジャンヌ・デュボストの依頼作品で、当時フランスで活躍していた10人の作曲家たちが、彼女の扇の片面に収まるほどの短い曲を書き、これをつなぎ合わせた作品です。この組曲は1928年にロジェ・デゾルミエールの指揮によって私的に初演、その際にはジャンヌが運営するバレエ学校の子供たちが、マリー・ローランサンの衣装を着けて踊ったのだそうです。その翌年にはオペラ座で一般公開されました。その時の主役は10歳のタマラ・トゥマノワで、彼女は以降、パリのバレエ界のみならず、映画界でも活躍、世界的な知名度を得たことでも知られています。10人の作曲家の作品はとても個性豊かで、時にはストラヴィンスキーの影響も感じさせる楽しい曲が揃っています。(輸入元情報)

【収録情報】
● ラヴェル:バレエ音楽『マ・メール・ロワ』 (1912)

 前奏曲
 第1場:紡車の踊りと情景
 第2場:眠れる森の美女のパヴァーヌ
 第3場:美女と野獣の対話
 第4場:親指小僧
 第5場:パゴダの女王レドロネット
 終曲:要請の園

● バレエ音楽『ジャンヌの扇』 (1927)
 ラヴェル[1875-1937]:ファンファーレ
 ピエール=オクターヴ・フェルー[1900-1936]:行進曲
 イベール[1890-1962]:ワルツ
 ロマン=マニュエル[1891-1966]:キャナリー
 マルセル・ドラノワ[1898-1962]:ブーレ
 ルーセル[1869-1937]:サラバンド
 ミヨー[1892-1974]:ポルカ
 プーランク[1899-1963]:パストゥレイユ
 オーリック[1899-1983]:ロンド
 フローラン・シュミット[1870-1958]:慈善バザーのワルツ

 フランス国立ロワール管弦楽団
 ジョン・アクセルロッド(指揮)

 録音時期:2012年7月、10月
 録音場所:フランス、ナント、Centre du Congres
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

ユーザーレビュー

総合評価

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「ジャンヌの扇」の全曲は録音自体がとても...

投稿日:2023/01/28 (土)

「ジャンヌの扇」の全曲は録音自体がとても珍しい。本CDの英文の説明によれば、フランスのオーケストラによる全曲録音はこれが初とのこと。当時のフランスの音楽家10人がそれぞれの担当部分を作って組曲にしたもので、ぜひ一度聴いてみたかった。それぞれ違う個性を一つの曲で聴ける面白さはある。ラベルの「マ・メール・ロワ」はフランス音楽の定番曲の一つなのでたくさんCDがあるが、これは2012年の録音であるので流石に音はいい。

saitaman さん | 埼玉県 | 不明

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フランス近代好きには、有名だけど、全曲を...

投稿日:2017/08/12 (土)

フランス近代好きには、有名だけど、全曲を聴くのが、なかなか難しい曲、「ジャンヌの扇」。 ラヴェルやミヨー、プーランクあたりは、音源があるが、他の作曲家のものは、そうそうお目にかかれない。 最初に、ジェフリー・サイモン指揮フィルハーモニア管で、リリースされたが、廃盤のよう。 全曲版の現役CDは、これのみで、しかも、フランスのオケとくれば、買わないわけにはいかない。 さすがに、指揮者はフランス人ではないが、20世紀作品を得意としていて、フランスの地方オケであるロワール・フィルから、まとまりのある魅力的な響きを、導いている。 10人の作曲家の個性も、しっかり表現していて、この時代の、フランス音楽の充実度が、耳でわかる。 もちろん、作曲された経緯が経緯なので、ウィットに富んでオシャレです^^b

京都のタケさん さん | 京都府 | 不明

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フェアリー・ガーデンに迷い込んでしまった...

投稿日:2017/05/09 (火)

フェアリー・ガーデンに迷い込んでしまった風情に 暫し時を忘れ夢幻に遊んでしまった 先ず《マ・メール・ロワ》がいい 前奏曲冒頭ホルン・ソリの鄙びたエコーの綾に聞き惚れる これがないと《マ・メール・ロワ》は始まらない バレエ版でないと物足らなくなるのはこれが為だ ロワールO.の醸すソノリティが好ましい そして《ジャンヌの扇》は録音も少なく貴重な記録となった ジャンヌ・デュポストの依頼を受けた10人が書いたバレエのための小品を綴り合わせて扇のように連結され束ねられた珍しい作品だが ラヴェルのファンファーレに始まる一曲一曲が珠玉なのだ 単独で演奏される価値を持つ イベール ルーセル プーランク オーリック シュミットの一曲は殊に優れた曲だ アクセルロッドの指揮は音楽の持つ力を自然に引き出している 何より癖を感じさせない曲運びが幸いしている バレエ曲の性格を生かす描出力に長けている 繊細な耳を持つから色彩感が出る 間もよくよく歌うが細部に拘泥しない軽やかさを保てる 貴重なフランス音楽集が生まれた ご一聴を   

風信子 さん | 茨城県 | 不明

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