ヴィオラ編曲版による無伴奏ヴァイオリン・ソナタ、ヴァイオリン・ソナタ第2番、狂詩曲第1番　ヴィドル・ナジ

バルトーク作品によるヴィオラ編曲集

バルトークのヴァイオリンのための室内楽曲は、彼の全作品の中でも極めて重要なレパートリーです。メニューインの委嘱によって書かれた晩年の傑作『無伴奏ヴァイオリン・ソナタ』や、1922年に書かれた民謡の要素を取り入れたソナタ第2番、シゲティに献呈されたチャールダッシュ風の『狂詩曲第1番』と、どれもバルトークらしい荒々しさと技巧が駆使された名曲ですが、ここでは奏者ナジ自身がこれらをヴィオラ用に編曲。落ち着いた音色が印象的な作品へと変貌しています。
　ヴィドル・ナジは1942年ブダペスト生まれ。フランツ・リスト音楽院でパール・ルカーチに師事し、ヴィオラ部門の1等賞を獲得、1982年からは自身でマスタークラスを開催し、数多くの後進を育てました。また数多くのヴィオラ作品の初演を行っています。(輸入元情報)

【収録情報】
バルトーク
1.　ヴァイオリン・ソナタ第2番 BB.85 (ナジによるヴィオラとピアノ編)
2.　無伴奏ヴァイオリン・ソナタ BB.124 (ナジによるヴィオラ編)
3.　狂詩曲第1番 BB.94a (ナジによるヴィオラと弦楽合奏編)

　ヴィドル・ナジ(ヴィオラ)
　ペーテル・ナジ(ピアノ:1,2)
　ディヴェルティメント・ブダペスト(3)

　録音時期:2015年10月3日(1)、10月31日(3)、11月15日(3)
　録音場所:ブダペスト、シェント・イシュトヴァン音楽学校コンサート・ホール(1)　スコッティッシュ・ミッション聖コロンバス教会(3)　シュトゥットガルト、リーダークランツハレ(2)
　録音方式:ステレオ(デジタル)