CD

無伴奏チェロ組曲全曲 ナヴァラ(2CD)(日本語解説付)

バッハ(1685-1750)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
CAL3642
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

レーベルの成功を導いた象徴的チェリストのひそやかな名盤も、新出発とともに再登場です。フランスを代表するオルガンの巨匠アンドレ・イゾワールのバッハ全集や、フランスのスウェーデン人インゲル・セーデルグレンによるベートーヴェンのソナタ全集、あるいはチェコ・ターリヒ四重奏団による数々の弦楽四重奏曲の名盤群、あるいはアニー・ダルコやテオドール・パラスキヴェスコといったピアノの名匠たちなど、LP時代からの巨匠が多々、この知られざる小規模レーベルを偏愛して名盤を制作してきたことをよくご記憶の方が多いに違いありません。20世紀半ばから着実に積み重ねられてきた経験、CD時代に入っても優良な録音は決して廃盤にせず、幾度となくプレスを重ねてきた「よいものはよい」との姿勢を崩さず、攻めも守りも信念をもって貫いてきた「Calliope」こそは、20世紀フランス楽壇の懐の深さと良心とを音盤面で象徴する、誇り高きインディペンデント・ブランドだったのです。
 2011年に入り新しい経営体制へと移行、このたび日本語解説付による国内盤流通でお届けしてゆく新作ラインナップのなかに、フランスの伝説的チェロ奏者アンドレ・ナヴァラのこの録音を乗せることができたのは、やはり大きな喜びと言わなくてはなりません。今からちょうど100年前、スペインにほど近い大西洋側の南仏の保養地ビアリッツで生まれたアンドレ・ナヴァラは、イベールやフランス六人組らの活躍を間近に見ながらパリ音楽院で研鑽を積み、パリ・オペラ座の首席奏者としてトスカニーニ、フルトヴェングラー、ワルターといった巨星たちのタクトを経験、フォイアマンやカザルスに教えを受けながら、カール・フレッシュやオスカル・シェヴチークらのヴァイオリン・メソードを積極的にチェロ奏法に取り入れ、大戦後はパリ音楽院のほかドイツのデトモルト音楽大学、イタリアのシエナ・チギアーナ音楽院などでも教鞭をとり、後代の巨匠たちを幾人も育てました(ローラン・ピドゥーやフィリップ・ミュレールら、今日もはやフランス派の伝説的名教師=名奏者とみなされている偉人たちもナヴァラの門下生でしたし、新しいところではバロック・チェロのクリストフ・コワンもその門下から羽ばたいています)。
 1977年、もはや生ける伝説ともいうべき域に達したナヴァラが「Calliope」に録音した『無伴奏』は、決してブレない太い軸ともいうべき解釈を柱に、1音1音が磨き抜かれた経験の豊かさとともに深く心に響いてくる、それでいて手に汗握る迫真のスリルをかたときも失わない、自在に動き回る弓が艶やかに旋律線を、力強くリズムを刻む、まるで飲み頃に寝かせた長熟系の南仏赤ワインのような、しなやかさと深みで心に残る歴史的名演です。(マーキュリー)

【収録情報】
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲全曲 BWV.1007-1012

CD1
・第1番ト長調 BWV.1007
・第3番ハ長調 BWV.1009
・第6番ニ長調 BWV.1012
CD2
・第2番ニ短調 BWV.1008
・第4番変ホ長調 BWV.1010
・第5番ハ短調 BWV.1011

 アンドレ・ナヴァラ(チェロ)

 録音時期:1977年
 録音方式:ステレオ(セッション)

内容詳細

20世紀フランスを代表するチェリストの一人、アンドレ・ナヴァラが77年に録音したバッハの無伴奏チェロ組曲(全曲)。60代後半での録音とは思えない、骨太でスケールの大きな演奏が展開されている。アーティキュレーションに少し時代を感じさせるところもあるが、格調の高いバッハである。(治)(CDジャーナル データベースより)

総合評価

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やはりSACDは最高ですね。シングルモードの...

投稿日:2016/01/22 (金)

やはりSACDは最高ですね。シングルモードの期待無用な程に十二分に生々しく生き生きとしたサウンド。ナヴァラの演奏は常に力強く聴き応えのある生命感溢れる名演。

SPRING さん | 山形県 | 不明

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勿論、演奏も素晴らしいが、他の人も指摘し...

投稿日:2015/06/23 (火)

勿論、演奏も素晴らしいが、他の人も指摘しているように録音が秀逸。こんなに美しいチェロの音の録音は初めて聞きました。曲順に収録しているために3枚組になっていて割高ですが、その価値は十分あると思います。トルトゥリェ盤(多少録音に問題があるかも)と並んで私の最も好きな無伴奏の音盤になりました。

Ochs さん | 神奈川県 | 不明

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バッハを信奉するわたしにとって、無伴奏チ...

投稿日:2013/10/20 (日)

バッハを信奉するわたしにとって、無伴奏チェロやヴァイオリンはバイブルなのだ。300年も前にこんな凄い曲が作曲されていたなんて、信じ難い奇跡だ。当然無伴奏チェロのディスクも、カザルス、シュタルケル、フルニエ、ロストロポーヴィッチ、マイスキー、藤原真理、ナヴァラ、トルトゥリエ、と8種類に及ぶがカザルスを別にすれば、このナヴァラの演奏は際立って秀逸だ。絶対にお勧めしたい。わたしが持っているCDは旧レーベルのものなので、音質がさらに良くなっているのなら、この盤もぜひ購入しようと思う。

johnbach さん | 東京都 | 不明

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人物・団体紹介

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バッハ(1685-1750)

1685年:アイゼナハで誕生。 1700年:リューネブルクに移り、修道院付属学校の給費生として生活。 1703年:ヴァイマルの宮廷楽団に就職。 1707年:ミュールハウゼンの聖ブラジウス教会オルガニストに就任。同年、マリア・バルバラ・バッハと結婚。 1708年:ヴァイマルに移って宮廷オルガニストに就任。 1714年:楽師長

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