【中古:盤質AB】 交響曲集　アバド＆ヨーロッパ室内管（４ＣＤ）

アバド＆ヨーロッパ室内管／ハイドン交響曲集

1981年にアバドが設立したオーケストラ、ヨーロッパ室内管弦楽団は、ＥＣユース・オーケストラの出身者によって編成されており、若手ながら場数を踏んだ経験の豊富さと、何よりもアバドへの共感に満ちた積極的な演奏姿勢が、高く評価されていました。
　レコーディングでも、シューベルトの交響曲全集や、ロッシーニのオペラ『ランスへの旅』は世界的にも高い評価を得ていましたが、それらに引けを取らない優れた内容を持つのが一連のハイドンの録音です。
　もともとシリーズでの企画ではなかったのか、8曲だけの録音で終わってしまったのは残念ですが、ここでの切れ味鋭くしかもハイドンらしい端正で洗練されたフォルムを示す演奏は、この時期のアバドと彼らならではのものだったのかも知れません。聴いていて実に気持ちの良いハイドンです。

ハイドン交響曲集
CD1
・交響曲第93番ニ長調 Hob.�T‐93
　録音時期：1989年12月
　録音場所：ベルリン、イエス・キリスト教会

・交響曲第101番ニ長調 Hob.�T‐101『時計』
　録音時期：1988年11月
　録音場所：ウィーン、コンツェルトハウス

CD2
・交響曲第96番ニ長調 Hob.�T‐96『奇蹟』
　録音時期：1986年12月
　録音場所：ウィーン、コンツェルトハウス

・協奏交響曲変ロ長調 Hob.�T‐105
　録音時期：1986年8月
　録音場所：ウィーン、コンツェルトハウス

CD3
・歌劇『月の世界』Hob.XXVIII:7〜序曲
　録音時期：1993年6月
　録音場所：フェラーラ、テアトロ・コムナーレ

・交響曲交響曲第98番変ロ長調 Hob.�T‐98
　録音時期：1993年6月
　録音場所：フェラーラ、テアトロ・コムナーレ

・交響曲第100番ト長調 Hob.�T‐100
　録音時期：1992年2月
　録音場所：フェラーラ、テアトロ・コムナーレ

CD4
・交響曲第102番変ロ長調 Hob.�T‐102
　録音時期：1994年1月
　録音場所：フェラーラ、テアトロ・コムナーレ

・交響曲第103番変ホ長調 Hob.�T‐103『太鼓連打』
　録音時期：1995年3月
　録音場所：ベルリン、フィルハーモニー室内楽ホール

　マリエケ・ブランケンスティーン（ヴァイオリン）
　ウィリアム・コンウェイ（チェロ）
　ダグラス・ボイド（オーボエ）
　マシュー・ウィルキー（ファゴット） 　
　ヨーロッパ室内管弦楽団
　クラウディオ・アバド（指揮）