ショパン (1810-1849)
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ショパン (1810-1849) レビュー一覧 4ページ目

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商品ユーザーレビュー

2110件
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  • ピアノ協奏曲第2番もポロネーズ第5番も、いずれもそ...

    投稿日:2010/04/26

    ピアノ協奏曲第2番もポロネーズ第5番も、いずれもそれぞれの楽曲の最高の名演の一つと高く評価したい。ピアノ協奏曲第2番は、ショパンの若書きの協奏曲故に、演奏がイマイチだと、旋律の美しさという、曲想のうわべだけを取り繕った浅薄な演奏になりがちであるが、ポゴレリチの場合はそのような心配は御無用。それどころか、あまりの個性的なピアノに完全にノックアウトされてしまった。意表をつくような緩急自在のテンポ設定を駆使。ダイナミックレンジの幅広さも尋常ではなく、抒情的な箇所の歌い方も濃厚さの極みである。これだけの個性的な解釈を示しつつも、全体的な造型にいささかの揺らぎも見られず、ここに、ポゴレリチの天賦の才能が示されていると言える。正に、天才だけが可能な至芸と言える。このような個性的な天才ピアニストをサポートする指揮者には、相当な寛容さが求められると思うが、アバド&シカゴ交響楽団は、ポゴレリチの個性的なピアノを柔軟性を持ってしっかりと支えている点を高く評価したい。併録のポロネーズ第5番も、ポゴレリチならではの個性的な超名演。力強い打鍵と、時折見られる情感豊かさのバランスが見事であり、あたかもオーケストラを指揮しているとの錯覚を起こすような重量感溢れるド迫力に、完全に圧倒されてしまった。

    つよしくん さん |40代

    9
  • 前のレビューの方もおっしゃっているように、この時代...

    投稿日:2010/04/13

    前のレビューの方もおっしゃっているように、この時代の録音技術、また、それの編集にいちいち私見を言っても仕方ないでしょう。 このCDを高額ののシステムでお聴きの方もおるでしょうし、私のように数万円のセットで聴いている方だっていると思います。ここに納めたれている名手の方々の演奏の空間を時空を、技術も素晴らしい今のピアニストの方々に出せと言ってもなかなか難しいと思いませんか?50~60年前、そこにも良き時代があったのです。きっと。それを感じ取って聴くと全てが許されませんか?

    マッキー56 さん

    9
  • 世評に高いGrammophonのポリーニ(練習曲集、ポロネー...

    投稿日:2010/02/21

    世評に高いGrammophonのポリーニ(練習曲集、ポロネーズ集、ピアノソナタ)、ピリス(ノックターン)、ツインマーマン(ピアノ協奏曲、バラード)やブレハッチ(前奏曲集)の演奏のほか、ショパンといえば欠かせないLondon Deccaのアシュケナージ(マズルカ、ワルツ)も収められているところが嬉しいセット。 音質もよく、HMVのカスタマーサービスの対応もよく、時として不良品のある輸入ボックスセットを購入するなら、HMVがおすすめです。某大手通販のカスタマーサービスの対応の悪さと比較すると雲泥の差。ショパンイアーの中、一押しのセットであることに疑いなし。

    バイオリン ぱぱ さん

    9
  • アリスが、デビュー盤であるリストの超絶技巧練習曲集...

    投稿日:2010/02/18

    アリスが、デビュー盤であるリストの超絶技巧練習曲集の次に選んだのは、それとは全く対照的なショパンのワルツ集であったのは少々意外であったが、これは実にすばらしい名演であり、あらためて、アリスの幅の広い豊かな表現力を思い知らされる結果となった。ショパンのワルツ集は、うわべだけの美しさだけを追及した演奏だと、陳腐なサロン音楽と化してしまう危険性があるが、アリスの手にかかると、実に高踏的な大芸術作品に変貌する。第1曲である華麗なる大円舞曲からして、他のピアニストの演奏とは全く次元が異なる個性的な解釈を見せる。中間部の魔法のようなテンポのめまぐるしい変化は、聴いていてワクワクするほどで、あざとさなどいささかも感じさせない。それどころか、どんなに奔放とも言える弾き方をしても、常に気品に満ち溢れているのが、アリスの最大の長所と言えるだろう。「子犬のワルツ」の愛称で有名な作品64の1も、他のピアニストなら軽快なテンポであっという間に駆け抜けてしまうところを、アリスはややゆっくりめのテンポで優雅に演奏している。そこに漂う高貴な優美さには頭を垂れざるを得ない。「別れのワルツ」で有名な作品69の1も、決して感傷的には陥らず、決して気品を失わないエレガントな抒情を湛えている。ボーナストラックのノクターン嬰ハ短調も、深沈とした憂いのある、それでいて気品溢れる美しい抒情を湛えており、アリスの将来性豊かな才能が全開である。本盤のような名演に接すると、他のショパンの諸曲もアリスの演奏で聴いてみたいと思ったのは私だけではあるまい。

    つよしくん さん |40代

    9
  • ショパンの音楽は虚飾に満ちており繰り返し聞くに耐え...

    投稿日:2010/01/08

    ショパンの音楽は虚飾に満ちており繰り返し聞くに耐えないものだと思い敬遠していたが、思い切ってこれを買って見て、新しい発見があり大変満足した。安価であるが、内容は実に濃いもので、超1流の演奏家の最盛期の演奏の連続により、ショパンの音楽の本質がえぐり取られ、突きつけられるような、そんなすごみが有る。

    candi さん

    9
  • 美しく、軽やかに、歌うように、といった感じでしょう...

    投稿日:2009/10/14

    美しく、軽やかに、歌うように、といった感じでしょうか。 とても上品で、かつ貴族的な感じのショパンです。 まさに「正統派」のショパンだと思います。 録音も2009年7月のデジタル録音なので音がこもった感じがないのでピアノ協奏曲は聞き飽きたという人でもとても新鮮な感じで聞けると思います。

    MS さん

    9
  • 1848年製プレイエルならではの音色、抜ける高音、濁ら...

    投稿日:2008/06/24

    1848年製プレイエルならではの音色、抜ける高音、濁らない低音、ショパンの脳裏に響いていたのはこういう音楽か、と思うと感慨一入です。ピアノはモダンでなきゃ、という方も一度聴かれてはいかがでしょう。演奏も素晴らしい。1828年製のフォルテピアノによるノクターンは、音の減衰が早過ぎ、メロディーがつながらない感じでした(RAUMKLANG:RK9708)が、20年後のこのピアノだと、いい感じです。

    蔵之介 さん

    9
  • これは素晴らしいですよ。ショパン独特の寂寥感、ピア...

    投稿日:2007/11/07

    これは素晴らしいですよ。ショパン独特の寂寥感、ピアノでしか表現し得ない儚さを、芯のある音色でヴァーシャーリは存分に伝えています。今をときめくツィマーマンも凄いと思いますが、この廉価この優秀録音でこれを買わない手はありません。聴いて驚き感動すること間違いありません。オケの絡みも充分楽しめます。レビューがないのはあまりに寂しく、敢えて一筆したためました。3枚組のショパン作品集収録のものと同一音源です。その作品集も感動的な演奏で、ノクターンはしびれます。

    チンチャオトンタイ さん

    9
  • 私の座右のノックターンです。 好みで、評価は分かれ...

    投稿日:2007/06/30

    私の座右のノックターンです。 好みで、評価は分かれるとは思いますが、是非持っておきたい一作です。

    Kuby さん

    9
  • ショパン生誕200周年記念と銘打ってDUXより作品番号付...

    投稿日:2021/05/05

    ショパン生誕200周年記念と銘打ってDUXより作品番号付き全集を出した直後に癌で急逝してしまったシェバノワ女史。当時は、何で作品番号なしのは無いのかと口惜しく思っていたが、実は裏でしっかりこういうものを残していてくれた。ただ、ラインナップを見ると、3つの新練習曲、コントルダンス、カンタービレ、ブーレが脱落しており、ピアノ独奏曲「全」集と言えない所がまた口惜しい所である。これだけの力作が十年も塩漬けされてしまった理由は、ここいらにでもあるのだろうか。演奏はいつものおっとり刀で堅実一路も、細かいニュアンスや緩急が配慮され、速度が遅めのものでも弛緩感は皆無。後期になってくる程、演奏の立派さが際立って来る感じがする。ピリオドの音を気にしないなら、ショパン全集初めての方にもお薦め出来そう。ただ、分厚い解説書中の彼女の晩年と思われるやつれた笑顔の写真を見ていると、東京エムプラスの「没後十周年記念!」にはやや不謹慎感を感じるが。独奏曲の最後の12CD目を聴き終わった後は、「ありがとう。ゆっくり休んでくれ。」という感じがいっぱい。

    ぬぬぬ さん

    8

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ありがとうございました

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