ショスタコーヴィチ(1906-1975)

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SACD 輸入盤

交響曲第9番、ヴァイオリン協奏曲第1番 ゲルギエフ&マリインスキー歌劇場管、カヴァコス(2012)

ショスタコーヴィチ(1906-1975)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
MAR0524
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Russia
フォーマット
:
SACD
その他
:
ハイブリッド,輸入盤

商品説明

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ショスタコーヴィチ:交響曲第9番、ヴァイオリン協奏曲第1番
ゲルギエフ&マリインスキー歌劇場管、カヴァコス(2012)


ゲルギエフ&マリインスキー歌劇場管がショスタコーヴィチの交響曲第9番を再録しました。旧録のフィリップス盤は2002年5月録音で、発売時「レコード芸術」誌特選に輝きました。その際は交響曲第5番とのカップリングでしたが、批評では第9番の演奏の方がおおむね高い評価を受けていて、ゲルギエフ向きの作品とみなされていました。今回は10年を経て、ゲルギエフの円熟ぶりはもちろん、手兵マリインスキー歌劇場管を完全に手中に収め変幻自在な神業を示しています。カップリングはレオニダス・カヴァコスを独奏者に迎えたヴァイオリン協奏曲第1番というのも注目です。
 ショスタコーヴィチの交響曲第9番は、第2次世界大戦の勝利を祝うために1945年に作曲され、ムラヴィンスキー指揮レニングラード・フィルにより初演されましたが、勝利を祝う壁画的作品を期待されていたにもかかわらず、軽妙で人を小馬鹿にしたような作風だったため、ショスタコーヴィチは強い非難を受けることとなりました。初演者ムラヴィンスキーも不快感を示し、その後演奏しなかったため録音が残っていません。
 「レコード芸術」特選の批評で、宇野功芳氏は第1楽章を「真摯なジョーク」、第2楽章を「誠実に作曲者の内面の苦しみを追い」、第3楽章を「狂的な音楽を緻密に音化」、そしてフィナーレを「ぼくはこの部分の音楽もゲルギエフの指揮も大好きだ」と絶賛。一方小石忠男氏も「恐るべき才人の音楽である」として、「カップリングの第5番以上に立派な演奏といえるかも知れない」と絶賛していましたが、今回の新録音はそれ以上の円熟と自在ぶりを示し、ショスタコーヴィチの屈折した心を絶妙に表現、決して軽妙な音楽でない驚くべき境地を見せています。
 さらにヴァイオリン協奏曲第1番。ゲルギエフお気に入りのカヴァコスが、異様な緊張感を持続、精妙極まりない第3楽章のパッサカリアではゲルギエフの魔術全開。協奏曲というよりヴァイオリン独奏を含む交響曲のような仕上がりとなっています。(キングインターナショナル)

【収録情報】
ショスタコーヴィチ:
1. 交響曲第9番変ホ長調 Op.70
2. ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調 Op.77


 レオニダス・カヴァコス(ヴァイオリン:2)
 マリインスキー歌劇場管弦楽団
 ワレリー・ゲルギエフ(指揮)

 録音時期:2012年6月16,18日(1)、6月17,18日(2)
 録音場所:サンクト・ペテルブルク、マリインスキー・コンサート・ホール
 録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)
 SACD Hybrid
 CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND

収録曲   

  • 01. Allegro - Mariinsky Orchestra
  • 02. Moderato - Mariinsky Orchestra
  • 03. Presto - Mariinsky Orchestra
  • 04. Largo - Mariinsky Orchestra
  • 05. Allegretto - Allegro - Mariinsky Orchestra
  • 06. Nocturne: Moderato - Leonidas Kavakos/Mariinsky Orchestra
  • 07. Scherzo: Allegro - Leonidas Kavakos/Mariinsky Orchestra
  • 08. Passacaglia: Andante - Cadenza - Leonidas Kavakos/Mariinsky Orchestra
  • 09. Burlesque: Allegro Con Brio - Presto - Leonidas Kavakos/Mariinsky Orchestra

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「わたしの交響曲は墓碑である」という“証言”の中の言葉によって象徴されるショスタコーヴィチの音楽と生涯への価値観の変質は、今もって盛んな議論と研究、演奏解釈によって再認識過程の最中にあるとも言えますが、作品によってはすでに演奏年数も75年に及び、伝統と新たな解釈の対照がごく自然におこなわれてきているとも言えそうです。 圧政と戦争の象徴でもあったソビエト共産主義社会の中に生き、そして逝ったショスタコ

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