交響曲第1番、第5番　アルフレート・ヴァルター&コシツェ・フィル

シュポア:交響曲第1番、第5番

ドイツの作曲家、ヴァイオリニスト、指揮者ルイ・シュポア。本来の名前はルートヴィヒでしたが、大人になってからフランス風の呼び名「ルイ」と名乗り、各地で演奏旅行を行いその名を広くとどろかせました。作曲家としては10曲の交響曲(最後の10番は未完)をはじめ、ヴァイオリン曲を60曲、他、多くの室内楽曲や独奏曲など150曲を越える作品を残し、こちらも当時高く評価されていました。シュポアは恐らくモーツァルトに倣って交響曲を書いたのですが、完成した作品は既にロマン派の作風を持っており、第7番の『人生の世俗と神聖』など工夫の凝らされた標題を持つ曲もいくつかあり、当時としては前衛的な作風を有していたと言えるでしょう。
　そんなシュポアの交響曲、第1番はまだ古典派の形式に留まっていますが、第5番は作風も成熟しシューマンやメンデルスゾーンの作品にもひけを取らないほどに自由な楽想が満ちています。(輸入元情報)

【収録情報】
シュポア:
● 交響曲第1番変ホ長調 Op.20 (1811)
● 交響曲第5番ハ短調 Op.102 (1837)

　スロヴァキア国立コシツェ・フィルハーモニー管弦楽団
　アルフレート・ヴァルター(指揮)

　録音時期:1990年11月30日〜12月2日
　録音場所:コシツェ、芸術の家
　録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
　旧品番:8223363 (MARCO POLO)