シュトラウス、リヒャルト(1864-1949)

人物・団体ページへ

CD 輸入盤

R.シュトラウス:アルプス交響曲、モーツァルト:ピアノ協奏曲第22番 朝比奈隆&ベルリン放送響、カリール(1964 ステレオ)(2CD)

シュトラウス、リヒャルト(1864-1949)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
SSS0174
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


R.シュトラウス:アルプス交響曲&モーツァルト:ピアノ協奏曲第22番(2CD)
朝比奈 隆&ベルリン放送交響楽団、北ドイツ放送響楽員、ケルン放送響楽員
1964年 シュトラウス生誕100周年記念演奏会直前のステレオ・セッション録音!


朝比奈隆が度々自ら話題にした1964年リヒャルト・シュトラウス生誕100周年記念にドイツで演奏した『アルプス交響曲』。ドイツの放送局がシュトラウス作品を特集して演奏・録音した企画の一環で、演奏会の直前に2日かけてステレオでセッション録音されたのが今回の音源です。
 この時、朝比奈はまだ56歳という壮年期。『アルプス交響曲』はこの時が初振り。「やってみたらそんなに難しい曲じゃない」ということで大のお気に入りとなり、数年後には自らの還暦記念で大フィル、京都市響との合同演奏を行います。その後も80歳記念、大フィル創立50年でも演奏します。特筆すべきは、1990年の北ドイツ放送響客演時にもこれを取上げて、現地で聴衆からの熱狂の拍手を浴びております。1991年に日本で合同オーケストラ「オール・ジャパン・シンフォニー・オーケストラ」を指揮した際は、体調の不全を押しての凄絶な演奏を聴かせ、客席にいたシカゴ響総裁ヘンリー・フォーゲルを感激させ、1996年のシカゴ響出演に繋がります。いわばブルックナー以上の勝負レパートリーでもあったのです。
 前半プロのモーツァルト:ピアノ協奏曲第22番では、アメリカのリリアン・カリール(パメラ・フランクの母、クロード・フランクの妻)と共演。
 演奏と近い時期の若い頃の写真(1963年5月読売新聞社提供)が見つかりジャケ写に使用しています。英語、日本語、ドイツ語によるライナーノート付き。(東武トレーディング)

【朝比奈千足氏からのコメント】
「この演奏では私のクラリネットの師であるHeinrich Geuserがトップを吹いておりますがリハーサル時にソロの音量について父と意見がぶつかり、ちょっとした小競り合いがあったと聞いております。結果として、ゴイザーの主張通りの朗々たる音色がここに聴くことができます。このGeuserの音色が私をベルリン留学へ誘ったと思うと、このCDは感慨深いものがあります。」 朝比奈千足(指揮者、クラリネット奏者)

【収録情報】
1. モーツァルト:ピアノ協奏曲第22番変ホ長調 K.482
2. リヒャルト・シュトラウス:アルプス交響曲 Op.64


 リリアン・カリール(ピアノ:1)
 ベルリン放送交響楽団(現ベルリン・ドイツ交響楽団)ほか
 朝比奈 隆(指揮)

 録音時期:1964年3月4、5日
 録音場所:ベルリン、自由ベルリン放送大ホール
 録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)

ユーザーレビュー

総合評価

★
★
★
★
★

5.0

★
★
★
★
★
 
1
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
★
1964年、リヒャルト・シュトラウス生誕100...

投稿日:2015/12/10 (木)

1964年、リヒャルト・シュトラウス生誕100周年を記念して当時のドイツではシュトラウス作品の集中的な演奏会、録音が盛んに行われていた。日本から招 かれた指揮者の朝比奈隆はベルリン放送交響楽団(現:ベルリン・ドイツ交響楽団)を指揮して『アルプス交響曲』を振った。この時が『アルペン』の初振りだったという朝比奈さんは「やってみたらそんなに難しい曲じゃない」とすっかりこの曲が気に入り、以降自分のレパートリーに加えた。晩年朝比奈さんはレパートリーを絞り込みほぼベートーヴェンとブルックナーに集中していた感があるが、時折思い出したように『アルペン』を振った。朝比奈さんと公私ともに親交のあった評論家の宇野功芳氏は「朝比奈は『アルプス交響曲』大好き人間だった」と評している。 本CDは2枚組で、1枚目はモーツァルトのピアノ協奏曲第22番、2枚目に『アルペン』が収録されている。1964年3月4、5日、旧西ベルリン、自由ベルリン放 送大ホールでのセッション収録。直後に行われた演奏会のプログラムの順序通りの収録である。『アルペン』はゆったりとしたテンポで堂々と進められる。いかにも朝比奈さんらしいスケールの大きさ、男性的なロマンティズムがなんとも魅力的である。当時のベルリン放送交響楽団はまだ古き良きドイツの音色を十分に残していて、いぶし銀の朗々たる響きをもって朝比奈さんの要求に応じている。特に「終結」での厚みのとコクのある情感の豊かさは格別のものだ。前プロのモーツァルトの22番のソリストはアメリカ在住のピアニストであったリリアン・カリール、かのパメラ・フランクの母親であるという。いかにも女流らしく繊細でたおやかなソロで、朝比奈さんの堅固な伴奏がそれをしっかりと支えている、といった印象。近年のモーツァルト演奏ではちょっと聴けないような懐かしさがある。50年前の録音ながら音質は良好で、ヴァイトブリック・レーベルのリマスタリング技術の高さを裏付けている。

金山寺味噌 さん | 愛知県 | 不明

4

シュトラウス、リヒャルト(1864-1949)に関連するトピックス

交響曲 に関連する商品情報

おすすめの商品