オケゲム、ヨハネス(c.1410-1497)

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CD 輸入盤

『ミサ・プロラツィオーヌム』 カンデル&アンサンブル・ムジカ・ノーヴァ

オケゲム、ヨハネス(c.1410-1497)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
AGO008
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


オケゲム:ミサ・プロラツィオーヌム(種々の比率のミサ曲)
アンサンブル・ムジカ・ノーヴァ
オケゲムの驚異的作曲技法が満載の名作


フランドル楽派初期の最も重要な作曲家の一人ヨハネス・オケゲム。「対位法の巨匠」と称されるほど高度な作曲技法を持っていました。その中でも対位法を極限まで追求した作品が『ミサ・プロラツィオーヌム』です。二重構造のカノンや比例カノンを用いた数学的で難解な技法で作曲されています。しかし実際の演奏で聴いてみると、複雑な構造とは反して透明感のある美しい作品。アンサンブル・ムジカ・ノーヴァの美しく緻密な表現が際立った演奏です。(キングインターナショナル)

【収録情報】
・オケゲム:ミサ・プロラツィオーヌム(種々の比率のミサ曲)

 アンサンブル・ムジカ・ノーヴァ
 リュシアン・カンデル(指揮)

 録音時期:2011年4月23-27日
 録音場所:フランス、ブリュエール−アリシャン
 録音方式:ステレオ(デジタル)

ユーザーレビュー

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自分が若い頃、このルネサンス期である意味...

投稿日:2013/08/09 (金)

自分が若い頃、このルネサンス期である意味、最も高名なミサ曲を実際に耳にすることは困難でした。それを考えると、中世・ルネサンス音楽の楽譜も読めないただの音楽愛好家が、Missa Prolationumを比較試聴できる時代というのは信じられない想いです...。自分の数少ない試聴経験では、やはりThe Hilliard Ensembleの名演が印象に残っておりますが、Ensemble Musica Novaの演奏は女声を充分活かし、Hilliardの演奏より柔らかで叙情的な仕上がりです。実はHilliardの演奏に接した時も、この有名曲がOckeghemの最高の作品と言えるかどうかは(もちろん音楽史上最も驚異的な作品であることには何の異論もありませんが)、個人的に少々疑問に想う事もあったのですが、Ensemble Musica Novaの今回の演奏も一つ前のMissa Cuiusvis Toniの感動にはやや及ばないかも、と思います。特にGlora/CredoのややTextの長い部分では、曲の構造的再現が曖昧でメリハリの無い平板な瞬間が時折存在する。けれども、こういった事はHilliardの演奏でも無くは無かったし、どちらかと言えばこのミサ曲に内在する課題かも、とも思えます。ともあれ、この音楽史上の奇跡的作品の再現としては、おそらくThe Hilliard Ensembleの名演奏につぐ、またそれ以上に美しい、第一級の演奏には違いありませんし、古楽・ルネサンス音楽ファンなら充分お薦め出来る好演盤と思います。

mimi さん | 兵庫県 | 不明

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