アンデルセン:フルートとピアノのための作品集
一連のフルートのための練習曲で知られるデンマークの作曲家カール・ヨアキム・アンデルセン。名高いフルート奏者の父から教えを受けた彼は、13歳から21歳の時まで、ニルス・ゲーゼが指揮するコペンハーゲンの楽団のフルート奏者を務めていました。以降、デンマーク王立管弦楽団、サンクト・ペテルブルク・フィルハーモニー管弦楽団を経て、1882年にはベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の共同創設者に名を連ね、首席フルート奏者として活躍するとともに指揮者としても活躍します。1893年には病気のため奏者を引退、チボリ公園のコンサートのための曲を書くなど作曲家として活動するとともに、フルートの教師として多くの弟子を育てました。
パリでは「フルートのショパン」の異名をとったことで知られる彼の作品は、超絶技巧を駆使しながらも、どれもグリーグやチャイコフスキーの影響も感じられる抒情的な雰囲気を持つものばかりです。イギリスで活動、エマニュエル・パユとの共演でも知られるフルート奏者アレーナ・ヴァレンティンが巧みな演奏を披露しています。(輸入元情報)
【収録情報】
Disc1
アンデルセン:
● 即興曲 第1番 Op.7(188年出版)
● 海辺で(1884)
● 2つの組曲によるサロン風の6つの小品 第1組曲
田園の歌
夢
マズルカ風に
● 2つの組曲によるサロン風の6つの小品 第2組曲
舟歌
子守歌
伝言板
● ワルツ・カプリース Op.44(1899)
● 民族的幻想曲 Op.59(1896-97)より
第1番『デンマーク』
第3番『ロシア』
第4番『スウェーデン』
Disc2
● バラードと空気の精の踊り Op.5(1884)
● サロン風小品 Op.6(1883)
第1番『孤独
第2番『欲望』
● タランテッラ Op.10(1884)
● アルバムの綴り Op.19
● あきらめ Op.22(1890年代)
● ポロネーズ Op.22
● 6つのスウェーデン風ポーランドの歌 Op.50(1894)
第1番ニ短調
第2番ト長調
第3番ホ短調
第4番ハ長調
第5番ニ短調
第6番ヘ長調
● また会いましょう(無言歌) Op.46(1894)
アレーナ・ヴァレンティン(フルート)
ベーリト・ヨハンセン・タンゲ(ピアノ)
録音時期:2021年10月12-15日(Disc1)、2022年4月23-26日(Disc2)
録音場所:デンマーク、Saftstationen I Damme, Mon
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)