モーツァルト(1756-1791)

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CD 輸入盤

モーツァルト・エディションVOL.14:《魔笛》全曲 マッケラス、《ラ・フィンタ・センプリーチェ》全曲 ハーガー

モーツァルト(1756-1791)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
BRL99726
組み枚数
:
5
レーベル
:
:
Holland
フォーマット
:
CD

商品説明

モーツァルト・エディション 第14集 〜 オペラ(CD5枚組)


歌劇《魔笛》全曲 マッケラス(TELARC)

マッケラス指揮スコットランド室内管弦楽団&合唱団、他

1991年6月、テラーク・レーベルによるデジタル録音。演奏家にも研究は不可欠といわんばかりに、さまざまなジャンルで、綿密な考証をベースにした演奏を聴かせて好評なのが、知性派の巨匠で音楽学者でもある、サー・チャールズ・マッケラス

 この《魔笛》の演奏でも、モーツァルトの交響曲全集同様、あくまで現代と折り合う形での生き生きとした時代考証アプローチをおこなっており、キビキビとした室内オケに、モーツァルト時代の金管楽器や打楽器を持ち込んだりして面白い効果をあげています。 楽器配置は当然ながらヴァイオリン両翼型で、歌手の間をぬって飛び交うフレーズはとても魅力的です。

 歌手陣は、ジューン・アンダーソン,バーバラ・ヘンドリックス,ジェリー・ハドリー、トマス・アレン、ロバート・ロイドほかという、クリアーな声の持ち主中心の構成になっており、あくまでも機敏なテキスチュア構築を狙うオーケストラとも方向性はピタリと一致。 中でもベルカントの超絶技巧歌手、アンダーソンによる「夜の女王」はうまい上に情感表現も濃やかという特筆される歌唱水準に達しています。

 なお、マッケラスは、近年の音楽学上の研究成果に基いて、第17曲のパミーナのアリアを速いテンポで演奏したり、装飾音などを本来の形に戻す、あるいは、真作かどうか疑問視されているパパゲーノとタミーノの二重唱は、全曲終了後に付録として収めるなど、ここでもオペラ指揮者であると同時に学者指揮者でもあるというこの人の本領を発揮しています。 

 随所に新鮮さの感じられる演奏内容や、優れた録音技術がもたらした美しい音質など含め、きわめてハイクオリティな《魔笛》の全曲盤だと言えるのではないでしょうか。 演奏時間は約152分。 もとのアルバムはこちらです。



歌劇《ラ・フィンタ・センプリーチェ》全曲 ハーガー(ORFEO)

ハーガー指揮ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団、他
1983年、オルフェオ・レーベルによるデジタル録音。モーツァルトが12歳のときに作曲したオペラ。親しみやすい作風です。

ヘレン・ドナート、テレサ・ベルガンサ、アンソニー・ロルフ・ジョンソン、ロバート・ホル、トマス・モーザー、ロバート・ロイドという豪華キャスト。 演奏時間は約164分。 もとのアルバムはこちらです。

収録曲   

クラシック曲目

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  • Wolfgang Amadeus Mozart (1756 - 1791)
    Die Zauberflote, K 620
    演奏者 :
    Hendricks, Barbara (Soprano), Steinsky, Ulrike (Soprano), Anderson, June (Soprano), Hadley, Jerry (Tenor), Allen, Thomas (Baritone), Lloyd, Robert [Bass Voice] (Bass), Wildhaber, Helmuth (Tenor), Hornik, Gottfried (Bass), Svensson, Peter (Tenor), Schnitzer, Petra Maria (Soprano), Sima, Gabriela (Mezzo Soprano), Bernheimer, Julia (Alto), Ison, Daniel (Boy Soprano), Watts, Nathan (Boy Soprano), Dawson, John (Boy Alto), Miles, Alastair (Bass)
    指揮者 :
    Mackerras, Charles, Sir, Mackerras, Charles, Sir
    楽団  :
    Scottish Chamber Orchestra, Scottish Chamber Chorus
    • 時代 : Classical
    • 形式 : Singspiel / Opera
    • 作曲/編集場所 : 1791, Vienna, Austria
    • 言語 : German
    • 時間 : :
    • 録音場所 : , [Studio]
  • Wolfgang Amadeus Mozart (1756 - 1791)
    La finta semplice, K 51 (46a)
    演奏者 :

    指揮者 :

    楽団  :

    • 時代 : Classical
    • 形式 : Opera
    • 作曲/編集場所 : 1769, Salzburg, Austria
    • 言語 : Italian
    • 時間 : 165:54
    • 録音場所 : 01/1983, Mozarteum, Salzburg, Austria [Studio]

ユーザーレビュー

総合評価

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テラークのメジャーへ向けた最後の挑戦。そ...

投稿日:2007/03/24 (土)

テラークのメジャーへ向けた最後の挑戦。それがモーツアルトのオペラだったような気がする。なぜか一般受けしない。しかし、実に素晴らしい仕事を積み重ねているマッケラスに白羽の矢を立てての魔笛。音楽的には大成功だったと思うが、セールス的には苦しかったと思う。かたやオルフェオは対メジャー意識を感じさせない(もちろん持ってはいるだろうが)。ハーガー含めて若書きの資料的作品を、名作オペラと同じレンジ、レベルで録音している。この労作二つが纏めてこの値段では、ちょっと罪悪感に似たような想いを懐いてしまう。

蓮華人 さん | 船橋市 | 不明

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モーツアルト12歳の作品を充実した演奏で...

投稿日:2004/04/25 (日)

モーツアルト12歳の作品を充実した演奏で聴けると言うだけでも価値がある。買って損はない。演奏は両曲とも正統派で、美しく端正で落ち着いている。聴いたことのない人はこのアルバムで神童モーツアルトを再発見しよう。

豊後梅 さん | 大分市森町 | 不明

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人物・団体紹介

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モーツァルト(1756-1791)

1756年:ザルツブルクで誕生。 1761年:最初の作曲(『アンダンテ ハ長調 K.1a』)。 1782年:オペラ『後宮からの誘拐』初演。 1783年:大ミサ曲ハ短調 K.427(417a)を上演。 1785年:弦楽四重奏曲集(ハイドン・セット)をハイドンに献呈。 1786年:オペラ『フィガロの結婚 K.492』初演。 1787年:父レオポル

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