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けんたろう さんのレビュー一覧 

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     2021/03/24

    日本では何度か正規再発されていたアルバムですが、本国のオリジナルマスターテープからのリマスター再発は初めてであると思います。2ndからのハードロック路線ではなく、Moody Bluesに影響されたプログレッシヴロック路線と言われていますが、そこまでの複雑な展開もなく、ポップで良い音楽であると私は思います。アルバム後半に良い曲が収録されています。嬉しいのは大量の未発表音源の収録です。特に2ndの名曲Seafullがオルガンとフルート入りで演奏されたデモ音源は、ぜひこちらを正規盤に収録して欲しかったと思う出来栄えでした。音質、ブックレット、デジパック型スリーブのいずれも素晴らしい出来です。それらを踏まえて星5です。

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     2021/03/24

    英国の名門レーベルDeccaから1970年に唯一のアルバムを発表したT2。アルバム本編は全4曲で、その内の1曲は20分を超える大曲です。Black Sabbath、Deep Purple、Led Zeppelin、Uriah Heepといった同時代のハードロックと比べて、明快なギターリフを持つ楽曲は少なく、ヘヴィに歪んだ音色でコードをかき鳴らす形式です。歪の大きさが異なりますがWishbone Ash的なギターで私は好みです。ギタリストは、この後にフォークロックに移行するので、元々、フォーク的なコードストロークが好みなのかもしれません。未発表2ndアルバム、3rdアルバム用の未発表楽曲を全て収録した3枚組です。2021年の最新リマスターで温かく太い音色、美しいブックレットや4面開きデジパックも素晴らしく決定版の再発です。お勧めします。

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     2017/09/07

     プログレッシヴロックとしての佐藤充彦さんの傑作です。中山千夏さんとの連作の1枚ですが、もう1枚が歌ものであるのに対して、こちらは日本民謡的な旋律を用いながらもロック色が濃い作品です。特に8分以上に及ぶ大作は、同時期の稲垣次郎ソウルメディアの道祖神に収録された大曲と同様に、ピンクフロイドの「原子心母」の雰囲気を用いながら、中山さんの厳かな歌声、佐藤さんの狂ったようなオルガンソロが圧巻です。一般的には、「恍惚の昭和元禄」がロックとしての傑作と言われていますが、アヴァンギャルド色が濃い作風ですので、私は構築的な、この作品が好みです。廃盤にならない内に入手されることをお勧めします。

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     2016/12/17

    民謡をジャズロックにアレンジした安易な企画ものと思っていたら、実に真面目に制作されたプログレッシヴロックの傑作でした。特に最後の大曲は、ピンク・フロイドの「原子心母」を下敷きにした名曲で、当時の日本のロック/ジャズ界に与えた影響の大きさを思い知りました。

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