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フィルモ さんのレビュー一覧 

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     2011/07/02

    ファン層を大きく広げた(と思う)「新スタートレック」の劇場版第1作。「旧」ジェームズ・カーク艦長、「新」ジャン・リュック・ピカード艦長の二つの世代を結ぶエピソード。良くも悪くもテレビシリーズの特別版という感じ。ファンには嬉しいが、シリーズを知らない人は置いてけぼり。しかしこのシリーズの最も素晴らしいテーマが取り上げられている。それは「理想の世界」。ストーリー自体はネクサスというエネルギー帯のまやかしの夢の世界を巡るものだが、現実世界で全てを奪われ、その埋め合わせに全てを犠牲にしても夢を取り戻そうとする科学者と、理想の夢の世界に囚われながら、自分の信念を思い出しそこから脱出しようとする過去の英雄の姿が感慨深く描かれている。このスタートレックシリーズ自体、創始者ジーン・ロッテンベリーの人類の理想的な社会や高い理念への理想を込めたものなのだ。映画は理念ばかりで具体的な説得力に今ひとつ欠ける嫌いがあるが、その姿勢はたいへん好もしい。これからもファンが増えていってくれることを望む。

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     2011/07/02

    正統スタートレックシリーズの中ではアクション中心の派手な映画。シリーズを見たことがなく、とりあえず見てみたいという方にはこれをお薦めします。ただし、機械全体生命体ボーグとか、タイムスリップとか、いかにもなスタートレックらしさが詰まっているので予備知識のない人にはさっぱりかも知れない。けれどもそれも含めてこの世界観を楽しんでほしい。退屈をしている暇もないと思う。スターウォーズとはまた全然違った、アメリカの良心的なSF傑作シリーズ。

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     2011/07/01

    きちんとキューブリックがプロデュースした物が観たかったという恨み節をついつい言いたくなる。「フルメタルジャケット」後この映画の登場をどれほど待ち望んでいたことか。遺志を受け継いだスピルバ−グが全力で取り組んだのは伝わってくるのだけれど、緊張でガチガチの感じ。キューブリック本人がいなくなってしまったものだから自分の持ち味を殺して無理やりキューブリックに寄り添ったような中途半端さを感じる。部分的にはさすがスピルバーグでギョッとさせられる際だった所もあるが、楽しい話でも面白い話でもなく、時間が長く感じる。ラストもさんざん考えたのだろうけれど、アイデア自体まだ未完成に感じる。頑張ったスピルバーグには酷だが、故人であるキューブリックの資料的意味合いで見てしまう。きっと相当の重みだったのだろう。

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     2011/07/01

    シリーズ物で1作目が一番面白いのは常識で、これも2作目以降はキャラクター人気に頼ったひたすらドタバタ劇になっていってただ馬鹿らしいだけになってしまったが、この1作目はキャラクターも一から作られ、ストーリーも単純でお約束の展開だけれど、しっかりして、駄目生徒たちが活躍するクライマックスはけっこう感動的。気持ちよく大笑いできる。まだ見たことのない人はとりあえずこの1作目だけでいいから見てほしい。若いキム・キャトラルがかわいい。

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     2011/07/01

    「1」はいわずもがなの大傑作。シリーズ化されたこの「2」はダーティーハリー=ハリー・キャラハンのヒーロー的キャラクターがよりクローズアップされている。ヒーロー的と言ってもダーティーを自任するキャラクターは単純ではない。よりダーティーハリー的な過激「正義」白バイ隊が社会の巨悪どもに私的制裁を行い、ハリーに仲間になるよう誘い、脅迫する。彼らとハリーは何が違うのか?そこはシナリオ的には深く追求しない。俺をおまえらといっしょにするな!と相容れない両者は対立することになる。クライマックスの対決アクションはなかなかの見所だ。「正義のヒーロー」を名乗らず社会の批判を浴び続ける「ダーティー」さがハリーの警官としての信条だろう。やっぱりダーティーハリーはかっこいい。

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     2011/07/01

    いかにもSF小説的な映画(ストーリー、社会、セット)で上品な香りがする。壮大なテーマを狭い地域と人間に限定して解決しちゃうのはちょっと物足りないけれど、ミステリー、サスペンス、アクションの娯楽映画として存分に楽しめる。群で襲ってくるロボットたちはけっこう怖いが、相手をするのがウィル・スミスなので頼もしい。特別な大傑作!というのではないが、全ての要素が高いレベルでまとまった、かなり良い秀作。お勧め。

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     2011/07/01

    一言で言ってしまえば欲求不満。劇中モンスターに変身してしまったブルース・バナーが「気持ちよかった」と正直に真情を吐露するシーンがあるが、怒りによる破壊欲求をひとまず「気持ちいい」と認める態度はいい。しかし変身して大暴れする「気持ちよさ」を観ている我々にはなかなか感じさせてくれない。大ジャンプで大空を滑空してハルクがうっとりした表情を浮かべるシーンがあるが、そりゃあ本人は気持ちいいかも知れない。しかし、なんで爆発しない?ヘリを墜落させても戦車をめちゃくちゃにぶっ叩いてもお約束の「ドッカーン」が無い。破壊は全て寸止め。アン・リー監督の語り口は哲学的すぎて、肝心の「破壊の権化」的キャラクターの「気持ちよさ」をセーブしてしまっている。アクションシーンをコミック的カット割りで処理するのも映画としてはまったく興ざめだ。「破壊欲求」と「パワー」に焦点を当てたアプローチは面白いと思うが、我々はB級パワーモンスター映画が観たいのだ。ハルクを撮るにはアン・リー監督はA級過ぎる。

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     2011/07/01

    ハルクのキャラクターは好きです。怒りで巨大なモンスターに変身する、なんてかっこいいじゃないですか。ところがハルクに変身する主人公が、怒りを抑えよう抑えようと頑張っちゃうんですね。それでも最後には抑えきれない怒りが大爆発してモンスターに変身して、何もかも破壊し尽くして、我に返って自分のしでかしたことに呆然とする……という展開だと面白いと思うのだけれど、ブルース・バナー博士は変身してまで理性を保とうと頑張っちゃうんですね。「怒りにブチ切れて大暴れするハルクを見せてくれ!」という欲求には最後まで抵抗してくれる。欲求不満。アン・リー版「ハルク」に比べると従兄弟的な敵モンスターとのバトルとかアクションは派手になっていていいけれど……まだまだ足りない!製作陣にももっとブチ切れて欲しい。

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     2011/06/28

    この手のモンスターパニック映画としては良くできた方で、80点は保証します。が、100点は付けられない。巨大化した蜘蛛たちがぺちゃくちゃおしゃべりするんですよ。面白くもないし、緊張感台無し。このつまんない効果音がなければ90点あげてもいいのに。というわけでB級作品です。A級作品を求める人には向きませんが、B級作品を愛する人には楽しい作品です。特撮はCGがよくできていてリアルです。

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     2011/06/28

    戦争の本質を人間の本質と捉え、非常に見苦しく描いている。この理不尽さは、我々日本人が一番実感できるのではないだろうか? ひねった視点で本質をえぐり出した戦争映画の秀作。と、内容はさておき、前半の戦闘描写、塹壕を延々突き進むなど既にスタイリッシュなカメラが完成している。この形式美は激しい戦闘場面においても気持ちいい。スピルバーグがインタビューでこの映画のラストシーンを「キューブリックのヒューマニズム」と称えているが……、うーーん…、なかなか素直にはうなずけない。

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     2011/06/28

    ファーストカットからいきなり卑猥。全編こんなエッチなおふざけばかり。実に馬鹿げた話であり、馬鹿げた話だと思ったからこんなふざけた脚本にしたのだろう。このギャグが、見事なほど全然笑えない。それどころかマシンガンを撃ち合う基地の攻防戦など実際の戦場に従軍したような写実的なカメラ。馬鹿げたシチュエーションが、リアルな命のやりとりの中で繰り広げられる不条理。映画は最後の最後までふざけ倒し、物語は安全な作戦室のお偉いさんたちのエッチの算段で終わる。どこまでも人を馬鹿にした話で、勘違いしてはいけないが、馬鹿にされているのは当然見ている我々である。これほど怒りを覚えるブラックコメディーもない。キューブリックは100パーセント確信犯だ。

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     2011/06/28

    この映画はジャケットのジャック・ニコルソンの顔である。キューブリックの映画には必ず見る者がハッとするワンカットがある。ふつう映画のカメラは物語の中に入っていくものだが、キューブリックのカメラは常に現場を「記録」している。そのリアルな空気感の中に血生臭いビジョンが現れるから我々はそれを「本物」と見てギクッとする。カメラは人間の狂気をも生々しく撮影する。ジャック・ニコルソンの顔、その顔に悲鳴を上げる妻シェリー・デュバルの顔だ。我々はその本物ぶりに心底ゾッとさせられる。原作者キングはこの映画にひどくご立腹のようだが、確かにキューブリックは原作を材料に好き勝手に作っている。キングは「キューブリックはホラーが全く分かってない」と言うが、人が何に恐怖するか?十分すぎるほど分かっている。

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     2011/06/28

    不安が現実になっていく気候大異変の描写が凄い。これはもちろん娯楽映画で極端に面白く描いているが、昨今の異常気象を考えると現実的な恐怖を感じる。この監督はこうした巨大なスケールの見せ方が本当に上手い。圧倒的な災害に対しそれぞれの持ち場で頑張る人々の奮闘が感動的。観測基地で最後までデータを送り続ける教授たちのエピソードが一番好きだ。後半の息子の元へ向かう父親の無茶な(無駄な)行動に不評もあるが、吹雪に閉じこめられた人々は「必ず助けが来る」と強く信じることが出来るから耐えられるのだ。その約束を守ったエピソードであり、決して無駄な行動ではない。

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     2011/06/28

    志は良いと思います。しかしこのテーマを語るには脚本(登場人物たちの言動)のレベルが低すぎる。このレベルでこのテーマを語られると反発しか感じない。特にこの全然可愛くない子どもに人類の未来を託したところがムカムカする。自ら子供だましのC級映画に堕している。クラトゥとロボットのキャラクターはなかなかかっこよかった。派手なSFXを見せたいのならこっちのコンビ(マーズとガイアー?)をもっと活躍させて人類と全面対決して欲しかった。

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     2011/06/27

    とにかく白昼ビル街の銃撃戦が凄い!音が凄い!大型銃器の発射音がビンビンに響き渡ります。3時間の映画がちょうど1時間ずつのエピソードで3話構成。それぞれラストに見せ場があって、第2話のラストが銃撃戦。思いっきりボリュームを上げて見たらさぞかし気持ちよいことだろうが……残念ながら住宅事情が。お隣さんに通報されます。2大名優の対決、わたしはデ・ニーロ派ですね。クールな中の寂しさが堪りません。アル・パチーノはやたら大声上げるのが安っぽくて嫌い。

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