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青のサボイア さんのレビュー一覧 

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     2021/07/11

    アトランティックにてセンセーショナルなデビューを飾った「ジャズ来るべきもの」のパーソネルが集結したリユニオンコンサートの記録。収録曲も多いし一曲が10分を超える演奏もありかなり聴き応えがある。彼らもキャリアを通して様々に音楽を展開していったが、やはりこのメンバーには何かしらのケミストリーがあるようで素晴らしい演奏だ。オーネットは相も変わらずといったプレイ(良い意味で)だが、ドン・チェリーが多民族的な音楽を志向しただけあってそのエッセンスがプレイに散りばめられていることが、結成当時とは異なる味付けとなっており、ただのリユニオンに終わっていないのが嬉しい。

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     2021/07/11

    まず注意しないといけないのは収録時間が25分程度しかないので収録時間と値段のコスパは悪い。では内容はというと、ドン・チェリーの客演ということで他の演奏者が割とオーソドックスなモダンジャズをやっているのに対してチェリーがフリーで返すものだから彼のフリープレイが際だっている。こういった構図はアルバート・アイラーの「マイネームイズアルバートアイラー」に近いものがあって興味深い。チェリーもフリー一辺倒ということではなく、割とオーソドックスに展開する局面もあり、「やれば出来るじゃん」と微笑ましかった。

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     2021/07/11

    まず一枚組と二枚組のCDがあるので注意。私は二枚組の方を鑑賞。「セッション」というだけあって聴いた感じは吹奏楽部の練習風景を聴いている感覚に近い。これといった展開も無く、メロディーらいいメロディーはほとんど聴けない。個々の演奏者の即興演奏が何重にもたたみかける。ノイズミュージックが好きな人には良いかもしれない。私はソロが明確なジャズも好きだが、リラックスしたいときにこういう音楽(?音)を聴くのも好きなので買って良かった。ただどう考えても「作品」ではない。また二枚目のボーナスCDはさらにリラックスした雰囲気でこちらの方が演奏者が少ないため音圧が低い。四曲中二曲はドン・チェリーは参加していないが、やはりチェリーが参加していないと音のバリエーションが少なくて聴いていて寂しい感じがする。

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     2021/07/11

    オーネット・コールマンのアトランティック期のアルバムから五枚をピックアップしたボックスセット。アトランティックのデビュー作にして金字塔的名盤「ジャズ来るべきもの」から録音時期順に五枚ピックアップされているので、時系列でオーネット・コールマンがどのようなディスコグラフィを経たかが追体験出来る。普通はこれまた金字塔の「フリージャズ」までを取り上げそうなものだが、ベースにスコット・ラファロを起用した「オーネット!」まで入っているのは嬉しい。

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     2021/07/10

    異様に入手しづらい二枚のアルバムのカップリングした本作はオーネット作品をコンプリートしたい人間には救いの手ではないだろうか。この二枚の共通項がドラムスがオーネットの息子のデナードであるということだ。血迷ったか、名門のブルーノートでわずか10歳の息子にドラムを叩かせた「The Empty Foxhole」からわずかづつ時を経ているので、デナードのドラミングが徐々に上手くなっていくのが微笑ましい。デナードの成長のドキュメンタリーとしても楽しめるのではないかと思う。

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     2021/07/10

    1971年にオーネット・コールマンバンド門下であるチャーリー・ヘイデン、エド・ブラックウェル、デューイ・レッドマンが集結したリユニオンバンドのヨーロッパツアーの様子を記録したアルバムである。同ツアーを記録したアルバムは数枚でているが、本作の音質は異様に良いということは特筆しておきたい。演奏内容は似たり寄ったりの出来なので、揃えたから言えることではあるがどれか一枚持っていれば(聴けば)良いと思う。

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     2021/07/10

    果たしてオーネット・コールマンがテナーサックスを吹く必要はあっただろうか?なんといってもオーネットはアルトの音色が美しい。なのでその後ヴァイオリンなんかを演奏しだした音源を聴くとさらに天を仰ぎたくなる思いがする。しかしながら、プレイといった点ではテナーサックスに持ち替えてもきちんといつもの「オーネット」をしているので本作も楽しく聴くことが出来る。ちょっとオーネットに飽きたなという時に気分転換にでも聴いたら良いのではないだろうか。

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     2021/07/10

    「アメリカの空」はオーネットのハーモロディク理論の集大成的なオーケストラを伴った組曲である。従ってオーネットのハーモロディク理論とはなんぞやと思う方はこのアルバムを聴くと良いと思う。しかし内容はやや難解だし、組曲といってもドラマチックな展開があるわけではないので、はじめはノイズミュージックに聞こえるかもしれない。あまり聴くことに集中せず浸るように音の波に揉まれるうちに心地よいと思う。

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     2021/07/10

    パーソネルの異なるアルバムをコンパイルしている点で、オーネットミュージックをより幅広く知りたいという人には良いアルバム選出になっているのではないだろうか。反面、これからオーネットを聴こうという人にはまとまりが感じられず、理解が難しい側面もある気がする。「オーネット!」と「オーネット・オン・テナー」は割と入手が難しい(あまり再販されない)ので、この二枚目当てに手を出すのも良いかも知れない。

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     2021/07/10

    名盤「ゴールデンサークル」における黄金のトリオ、すなわちオーネット・コールマン、デビッド・アイゼンソン、チャースル・モフェットの記念すべきデビューの記録である。ここでも素晴らしいプレイを見せるが、やや難解というか時代の先を行きすぎていたせいか、評判(というか興行)はあまり芳しくなかったようで、それに落胆したオーネットはしばし一線から退いてしまう。その間ヴァイオリンを習得したり、後のハーモロディク理論を確かなものとし、先に挙げた「ゴールデンサークル」にて華々しく一線に返り咲くことになる。それにしても復帰後も評判の良くなかった隠遁前と同じトリオでプレイし評価を得ることになるとは不思議なことだが、それがオーネットの成長の証しとも言えるし、時代が追いついたとも言えるかもしれない。

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     2021/07/10

    オーネット・コールマンの過去の共演者が集結したリユニオンカルテットである。ただしドン・チェリーはおらず代わりにデューイ・レッドマンが参加している。オーネットはこの後にプライムタイム名義のアルバムを出すことになり、オーソドックスなフォーマットでの活動(録音)が少なくなってくるので、貴重な記録である。同ツアーにおける録音は複数残されているが、本作の音質はあまり良くない。とはいえ鑑賞には十分に耐えられるので、余すことなくオーネットミュージックを楽しめることだろうと思う。

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     2021/07/10

    この時期のオーネット・コールマンは様々なアーティストとセッションしており、このアルバムでも名手ジム・ホール(gt)、シダー・ウォルトン(p)とのセッションが記録されている。それにしてもジム・ホールという人は実に懐の広いアーティストだ。歌モノのバッキングからフリーまで何でもこなしてしまう。しかも自分の個性をしっかりと発揮しているのだから凄い。このアルバムでもう一つ嬉しいのは過去のオーネットバンド門下であるドラマー、ビリー・ビギンズとエド・ブラックウェルが共演していることだろう。これはかなりの聞き物になっている。

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     2021/07/10

    オーネット・コールマンはその音楽コンセプトに度々「ダブル」という概念を導入している。金字塔「フリージャズ」も「ダブル」カルテットだし、後のプライムタイムでもギターやドラムスなどの楽器を「ダブル」の編成であることが多い。本作もたぶんに漏れずベースが「ダブル」である。しかも嬉しいことに名手二人、チャーリー・ヘイデンとデビッド・アイゼンゾンだ。ピアノレスという構成上、ハーモニー面で音楽が希薄になりがちだが、ベースが二人絡み合うことで音楽に厚みが生まれている。このベース二人の共演というのは珍しいだけでなく素晴らしいケミストリーが生まれている。

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     2021/07/10

    アトランティックレーベルの「ジャズ来るべきもの」で大センセーショナルを起こす前の過渡的な作品ではあるが、軽く見ること無かれ、何れも光り輝く曲が並ぶ楽曲集となっている。この時点ではベースにパーシー・ヒースとレッド・ミッチェルという達人たちがサポートしているが、オーネットの楽曲の真価を発揮させるには相性があまり良くなかったと言わざるを得ない。やはり次作「ジャズ来るべきもの」から参加したチャーリー・ヘイデンのベースがオーネットミュージックの真価を体現するために必要不可欠なピースであったのだと思う。

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     2021/07/10

    オーネットはいくつもの問題作を残しているが、本作もそれを代表する一枚。当時のレギュラーバンドのデビッド・アイゼンゾンのベースにチャールズ・モフェットのドラムス。そしてそこになんとファラオ・サンダースが夢の共演!さらにオーケストラを加えた豪華盤。組曲形式で息をつかせぬシリアスな展開がたまらない。映画のサントラ用に録音されたものの、インパクトがありすぎてボツになったのも納得。そしてちゃんとリリースしてくれたことに感謝!

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